もう、「やっぱりね」と思える仕上がりでしたね(笑)
本格ラブサスペンスとうたいつつ、結局トンチキドラマになってしまう事は
視聴前から読めておりました。
吸血鬼なのになぜか怪力でもあったり、
自宅が豪邸で、こころ@高畑充希さんの母親役が麻生久美子さんだと
何となく「ルパンの娘」を彷彿とさせたり、
吉田鋼太郎さんの時々のミュージカルっぽい演技はもはや十八番だったりで、
演出よりかは、人物設定や役者さんを面白おかしく見せる事に
力を注いでいたような内容だった気がします。
しかし、そのためでもあるのか?
個人的には、イマイチ物語に惹かれないまま見終えてしまいました(汗)
理由は何となく分かっていて、全体的に、コメディに、ピュアなラブストーリーに、
ファンタジーに、そしてサスペンスと
ジャンルの異なる要素がブツ切りで盛り込まれた構成であるために、
何を突出させたいのかが見えてこなかったからなんだと思います。
そして、公式サイトにも書いてある通り、「2人の深い愛を描くラブストーリーに、
予測不能な連続殺人事件が絡み合う壮大な≪ラブ・サスペンス≫」になるのだと
事前にチェック済みだった私からしたら、本題に入るまでがとにかく遅過ぎて…。
ようやく本作のうたう”サスペンス”の気配が漂い始めたのは、放送開始から約38分後で、
それまでは事件に関する匂わせがほとんど話に絡んでこなかったので
徐々に退屈に感じてしまいました。
一応、”縦軸”となっているのであろう虎松(田中圭)の過去の挿入の仕方にしたって、
忍び寄る影の描写にしたって、あまりにも不自然じゃないですかね…?
こころが吸血鬼だとカミングアウトするくだりを初回で描いてきたのは意外でしたが、
ネット記事(モデルプレス)によると、どうやら考察も重視した作品になるみたいで、
事件の犯人はもちろん、虎松の秘密が何かで盛り上がりを見せていくんでしょう。
(そう言えば、正体のくだりで脚本家の過去作品の「恋はDeepに」を思い出すなど…w
あちらは確か人魚姫でしたっけ。)
特設サイトも作成されていて、SNSでは「犯人考察クイズ」を呼びかけています。
まぁ…良くも悪くも、バズりそうな要素を掻い摘んでは”良いとこ取り”したって感じですね。
冗長気味に感じた初回は、恐らく初期設定の説明も関係していたんでしょうが、
ここまで見所を盛り込むとなると、今後も方向性が迷子になる可能性は高そう…。
という事で、本作の感想は初回まで…と言いたい所なんですが、
この後の22時のドラマの方が、同じく微妙でも視聴継続すら危うい仕上がりだったので、
2話でちょっとでも軌道修正したのが見えたらこちらの感想を続けるかもしれません。
でも、うーん…やっぱり書かないかも?どうしようかなぁ…。
Source: りんころのひとりごと。
コメント