星降る夜に 7話 感想|恐ろしいけど、切ない…

ドラマ

 

 

深夜(ディーン・フジオカ)の設定的に、

キーパーソンにはなるんだろうなぁ…と思っていたら、やっぱり。

今回は深夜と判(ムロツヨシ)でガッツリ対比させた回になっていましたね。

 

2人には「(新人か主治医かで違いはあれど)妻の出産に鈴が関わっていた」

「妻を亡くしている」という、2つの共通点があります。

なので、深夜も一歩間違えれば、判と同じく相手を恨む事に生き甲斐を見出す生活を

過ごしていた可能性もあり得た訳ですが…

ただ、大きく違うのは「感情を受け止めてくれる人がいたかどうか」。

 

深夜の場合は、後ろの方で奥さんや生まれるはずだった子供のため、

そして自分の代わりに泣いてくれる鈴がいて、

それが救われた心地になって、今では自ら産婦人科医になるほど前を向けたのだけれど。

伴の場合は、突然死を告げられて裁判を起こして、

その手続きや対応に追われる日々が続いて、

感情を吐き出せる余裕もないまま、いつしか孤独になってしまった…って所なのでしょう。

 

鈴(吉高由里子)や一星(北村匠海)という仲間がいて、

すぐ近くではキラキラとまぶしく光る線香花火の火が映っている。

一方で、判と娘は暗闇にいて、遠くの方で微かに光る月を見ている…

この終盤の映像での対比は、劇中で北斗(水野美紀)が言っていた

「天と地の差がある」を具現化しているようで、余計に切ない気持ちにさせられました。

 

麻里奈中村里帆)が妊娠している事を知ったら

危害を加えるのを止めた辺り、根は優しい人だと思うんです。

じゃなかったら、なんで俺だけがこんな苦しい目に遭わなきゃならないんだ!!なんて

ますます暴走していたでしょうからね。

ただただ…自分の気持ちを聞いてくれる人がいて欲しいだけ。

娘はそばにいるけど、やっぱり我が子だから恨み節を言ったら申し訳なくなるだろうし、

まだ幼いから想いが完全に伝わるかどうかも分からない。

 

次回予告を見る限り、スカッと展開が訪れるようですが…

個人的には、火に油を注ぎそうでちょっと心配です。

最初は、大きな目で見つめる様子から、

彼の抱える絶望や闇に吸い込まれそうな感じがしてゾッとしていても、

今は充実している深夜が描かれれば描かれるほど、同情の目で彼を見てしまっただけに、

泣ける日が来ると良いな…と思います。

あ、もちろん、営業妨害や名誉毀損に値する行為をしてしまったのは事実ではあるので、

そこを認めた上で。

ちゃんと救われて欲しいです。

 

いや〜それにしても…今回も、鈴と一斉のパートや不良ごっこのシーン、

麻里奈に関する良い意味で軽いエピソードで

コミカル要素が散りばめられていて、”らしさ”が健在の作りにはなっていましたが…

伴の置かれた状況が状況なだけに、さすがに終始ソワソワした感覚は残りましたね。

特殊清掃のエピソードもきっとその1つに含まれていたんでしょうけど、

伴が憎しみを募らせた結果、刺すなんて事も…っていうのがチラついてしまって、

あまり笑いには消化出来ませんでした(泣)

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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