共演作的にも危ない関係性的にも「ゴシップ」じゃん(笑)っていうのは置いといて…。
いや〜、今回も楽しかったですねぇ。
何と言っても黒木華さん、ナイスキャスティングでした。
玲奈(黒木華)にカミングアウトしたらどんな反応で来るのか?を
3人でシミュレーションしてみた中盤。
個人的には、まさかのまさかで「うん、知ってたよ」という意外な返事を返す
ヤバい女性展開になるのかと予想して見ていたら…
妥当でありつつもちょっとだけ斜め上な答えで、
穿った考えをしてしまってごめんなさーい!って思っちゃいましたよ(笑)
で…さらに面白かったのは、ヤンキー口調。
見た目ふわふわ、喋り方おっとりでも、
感情的になると早口で捲し立てるし、パンクだって歌う…
そのギャップでインパクトを残すには、黒木華さんの佇まいがぴったりでしたし、
演技力の高さを改めて思い知らされたシーンでもありました。
そんなコミカルさも盛り込まれたゆる〜い日常描写はもちろんの事ですが、
ふと”哲学”めいた、考えさせられる要素も含ませている構成自体も
やっぱり魅力的に映るんですよね。
今回、特に”哲学”だなぁ…と(勝手に)感じたのは2点。
1周目と2週目で、自身が関わっている・いないの違いだけで
その人の人生がポジティブな方向に変わっていたのを引きずっている
麻美(安藤サクラ)の描写を通して、
人生は全てが上手くいくとは限らないから、自分の歩んだ道を信じるのみ…という
視聴者へのメッセージがさり気なく込められていた点と。
あのグラフは大分誇張されてはいましたが(笑)でも、うっすら現実味があるのも事実で、
自転車でよそ見していたのも含めて、
人が不意の事故で亡くなる可能性は、どの世代でも十分にある…というのを示した点。
本作の見所になっている「麻美のブラッシュアップライフが成功するのか?」を
引き立てるための”隠し味”程度に留めているのが、毎回凄いなぁと思うのです。
凄いで言えば…1話は「フリン シタラ バラス」で衝撃的なメッセージを残して終わり、
2話は痴漢冤罪を晴らしたのを絡めた「逆転裁判」、
今回は、もしサバの道を選んでいたら、サバの味噌煮になって食べられて
短い生涯を遂げていたのかもしれない…という皮肉と、オチのつけ方も毎回外しませんね。
次回は「3度目の正直(になるかもしれない)」が本格化するって事で…
麻美が今度選んだ職業はTV局員!?
やり直し人生を満喫している感じですね(笑)
どんな結末へと向かうのか、ますます気になってしまいます。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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