桓騎(かんき)と李牧(りぼく)の戦いが終幕に向かっています。
史実ではある程度決まっていますが、今の状況はすでにキングダムのオリジナル。
そもそも桓騎がここまで李牧を追い詰めた史実もありません。
キングダム745話で「桓騎と李牧の一騎打ちで決まるのか」とも言われています。
キングダムにおける桓騎の最後はどうなるのでしょうか。
裏切り説も出ていましたが、現状を見る限りそれは無いと考えて良さそうです。
以下は史実も踏まえた桓騎の最後を考察していきます。
裏切りと言えば昌平君
昌平君は秦国を裏切る
桓騎の最後はどうなるのか
今の流れで考えると「桓騎死亡」が最も濃厚と言えるでしょう。
史実の説は二つあるのでどちらが採用されるかはまだ不明と言えます。
- 桓騎は大敗の後に逃亡【史記・廉頗藺相如列伝】
- 桓騎は李牧に討たれて死亡【戦国策】
仮に逃亡が選ばれた場合は「一時的には秦国を見捨てたように見える無茶な逃亡」ということになるでしょう。
そして後々、それこそ趙を亡国に至らせる戦で援軍に駆けつけるという可能性もあります。
但し現状の肥下近くでの戦況を見ると「逃げ出せるとは到底思えない」と言えます。
逃げるとすれば李牧と桓騎の双方が致命傷に近い傷を追うなどの状況になった場合に限られると感じます。
やはり「桓騎は李牧に討たれて死亡」という最後が有力視されるところでしょう。
桓騎の裏切りは無い・文句なく秦国一の武将
桓騎は以前より「秦国を裏切るのではないか」と言われていました。
しかしながら何だかんだで大きな功績を残し続け、秦国を大きく救った一人として名を連ねてもおかしくない人物となりました。
合従軍防衛戦において張唐との約束「秦国一の武将となれ」を守ったと言えそうです。
実際に李牧をここまで追い詰める武将はキングダム史上でも唯一桓騎のみということになるでしょう。
史実では後に趙は滅ぶことになります。
しかしながらこの趙の滅亡の際には粘りに粘る李牧と司馬尚に苦しめられる王翦大将軍という構図が史実で確定しています。
故に王翦は戦とは違う道、完全な内部の謀略でこの戦を終わらせました。
その史実が採用されるのだとすれば「李牧の命を危ぶませた人物」というのは桓騎のみになります。
よってこの時点では「秦国一の武将であった」と言っても過言ではないでしょう。
悪態をつき、時には暴虐と思えるような行動に出た桓騎。
裏切り者ではなく、勝利のために自分に出来る最大の力を発揮した大武将と言えます。
その功績は大きく、桓騎がいなくなったことで列国が秦国に抱く強者の印象は大きく低下するものと思われます。
桓騎の最後は不明で終わるかもしれない
先述の通り「逃亡」と「死亡」の二つに説は分かれています。
どちらを採用するかは不明ですがキングダムにおいて李牧との対戦によって安易に討たれることはなく、生死不明という敗戦になることも考えられます。
李牧が討てず、桓騎の命が危ぶまれた時に砂鬼一家を飛信隊に付けて逃し、その時間稼ぎの意味でも山の中で散開するのではないかという気もします。
砂鬼の衣央が殺されかけて、それを守るために傷ついて死亡するという可能性もありましたが、それは砂鬼が飛信隊側にいることでなくなりました。
よってそういった美談での終結はないと考えていいでしょう。
李牧討ちを狙ったが失敗し、それゆえに敗走を企てる桓騎。
李牧が完全に無事であれば、これも叶いませんが、それなりに傷ついていれば可能性は十分にあります。
特に致命傷であった場合は「まず李牧を救うこと」が優先されるはずです。
追い打ちが後手に回れば逃亡の道は開かれることになるでしょう。
軍の統率が行われる前の逃亡劇。
しかも桓騎自身は更に趙の奥に向かい趙の目を背ける役割を担う。
桓騎の死があるとすれば、それに直面するのが誰なのかというところ。
飛信隊や楽華隊とは違う進路を取る桓騎の前に虎白公が現れるパターンはゼロではないでしょう。
仮に「死んだらしい」という死亡シーン無しの結末なら先述の通りどこかで飛信隊を救う場面などがあり、そこでの再登場があるのかもしれません。
もしそうなら、そこで初めて桓騎が最後に自分の本当の過去、それこそ砂鬼すら知らない逸話が語られることになりそうです。
桓騎の最後は「死亡説」「逃亡説」そして「どちらとも取れない曖昧な状況」という三つの可能性を秘めています。
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Source: マンガ好き.com
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