李牧戦慄とは何が行われるのか。
そこに飛信隊や楽華隊がいるのかも気になるところでしょう。
肥下城の民を虐殺して「両者敗北」という結末に対して李牧は桓騎を侮ったと自責しています。
それ以上の事が行われるのは確実です。
完全に李牧の想像の外の出来事であると言えます。
果たして桓騎は一体何をするのか。
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桓騎は一体何をするのか
肥下城から火の手があがっているのは事実。
これで民を虐殺しているとすれば、もう人質による交渉は不可能と言えるでしょう。
ここから桓騎が何をするのか。
一般人を脅しで兵として袁環にぶつけるという予想もありましたが、それは不可能でしょう。
秦国の民ですら、即座に兵力とするために「嬴政」という強大な王の存在が必要でした。
桓騎が他国でそんなことが出来るはずもありません。
とは言え黒羊の時のように住民でアーチのオブジェを作ったところで意味もないでしょう。
もはやそういうモノで恐怖して戦わなくなる人物は趙軍にいないと言えそうです。
他にも一部、例えば一万を非人道的な方法で虐殺して、残る九万に対する虐殺の示唆での交渉。
これも桓騎らしくない気がしてなりません。
だとすれば、ここは飛信隊と楽華隊の登場で将の討ち取りを図るのではないかと予想できます。
史実では趙将が死ぬ
何度かお伝えしていますが、史実だけを見ると「趙将が討たれる」というものがあります。
宜安における死でしたが、宜安の将軍という意味で見れば「袁環討ち」と考えるのが妥当でしょう。
肥下が燃え盛ることで慌てる袁環とその軍勢。
当然目の前だけしか見えずに近づいての攻城戦になるでしょう。
しかし外に待機させた二つの奇襲する矛があった場合はどうか。
注意力散漫な状態なら思ったよりもあっさりと袁環を討つことも出来るかもしれません。
袁環の死。
これが李牧に起こる戦慄なのか。
それこそ北の民を蹂躙され、北の代表格である将軍を失う痛手は相当なものです。
北の人間だけが被害を受けているという解釈も可能でしょう。
「本当に李牧に従ってもいいのか」と思う者が現れてもおかしくはありません。
ただそれで李牧が戦慄するのかと言われれば疑問でもあります。
虐殺した上に逃げ出している
もう一つ李牧として苦しい展開になるのは「桓騎逃亡」でしょう。
さすがにこれだけの軍規模で逃がすとは思っていないはず。
但し桓騎たちは森を抜けてたり、川を利用したりと、逃亡術には長けています。
仮に北の十万の住民と袁環という将軍を失い、肝心要の桓騎を取り逃がしたとなればどうか。
それはもう「趙の敗北」といえる状況かもしれません。
本来この城を取ったら、後は人質交渉で長引かせるのが常套手段です。
実際にそれをされてしまうと李牧としては無理な攻城戦が出来なくなります。
北の民十万の首を無視して攻め込むだけの決断を李牧がするのかと言われれば難しい問題と言えるでしょう。
もっと他の策を練りだすまで、少なくとも時間は稼げたはず。
但しその間に秦国の援軍が来る保証はどこにもありません。
それを知っている桓騎。
いや明確に「来ない」と分かっていると言えます。
未来を見通す力に長けた人物だからこそ、ないものねだりで策を弄するよりも確実な一手を使ったとも考えられます。
ただそれで「桓騎の勝利」と言えるのかも疑問でしょう。
やはりここは李牧を討って戦いを終わらせるつもりが桓騎にはあると考えていいのかもしれません。
軍が急いで肥下に向かっているところ、しかも大慌てな状態で残していた飛信隊と楽華隊が李牧を強襲の流れか。
飛信隊と楽華隊は別行動
先のように奇襲作戦として飛信隊と楽華隊を利用する可能性もあります。
少なくとも虐殺に加担していることはないはず。
それをすれば信が納得するはずもありません。
よって虐殺があったとすれば、この場に飛信隊も楽華隊もいないと考えるのが妥当に思えます。
奇襲に使うのか、それとも李牧軍の動きに併せて逆向きに進み秦国に細かな情報を伝える役割を担うのか。
少なくとも今のまま趙の深部にいても全滅の憂き目に合うだけでしょう。
どちらにしても軍規模から考えて勝利には援軍が必要になるはず。
肥下を焼いて異常な行動を見せることで李牧を驚かせ、その隙きをついて飛信隊と楽華隊を外に出していく。
後は時間稼ぎが上手くいくかどうかに賭ける。
ただこれも桓騎のいう完全勝利とは遠いものになる気がします。
全くもって想像のつかないような策略を展開させて李牧を戦慄させることになるのでしょうか。
実際に李牧は「討たれるなら桓騎」と考えていました。
やはりここは飛信隊と楽華隊を使っての李牧討ちでしょうか。
大将軍李牧を射たれ、北の民十万を虐殺されたとすれば、その後でなんとか桓騎を討っても趙の敗北と言えるでしょう。
これで桓騎を逃してしまえば目も当てられないような大敗北です。
李牧の命にも手が届きそうな局面まで陥れられる可能性はあります。
但しこれは史実と大きく異なるので「その直前までいく」というのが妥当でしょうか。
少なくとも桓騎に対して、このまま討ち取って終わりということはないはず。
それこそ「李牧の死までもう少し」という状況まで追い込むことにはなるのでしょう。
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Source: マンガ好き.com
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