PICU 小児集中治療室 2話 感想|ミスをして、反省して、学んでいくの繰り返し

ドラマ

 

 

吉沢亮さんの目って、何だか奥行きが感じられるんですよねぇ…。

大河ドラマのあの作品は未視聴だし、過去作品は確か脇役でのご出演が多かったから、

こうして吉沢さんの演技をじっくり見るのって中々貴重かもしれない…と思って

wikipediaで調べてみたら、半沢直樹のスピンオフの存在をすっかり忘れておりました。

当時の感想でも、目の演技について言及していた事が発覚。

…って事は、やっぱり印象に残りやすいんだなぁと。

涙ぐんでいる時も、微笑んでいる時も、”影”が見え隠れするというのか…

ずっと憂いを帯びた目つきをされているからか、主人公の未熟さがより伝わってきて、

この人の行く末を見届けてみたいって気持ちにさせられるのです。

前髪が重めなのも、目に視線が行きやすくて、効いてます。

 

今回は、そんな武四郎(吉沢亮)が大きなミスを犯し、心折れかけ、また立ち上がるという

“新人お仕事奮闘記”っぽさが色濃く出た内容でした。

心折れかけ…とは書いたものの、彼は感情が顔に出やすい上に、

自分のペースに周りを巻き込んですぐ弱音を吐けてしまうタイプなので、

モヤモヤを溜め込む人では全然ないんですよねぇ。

母に向かって「ババア」って言えちゃう飾らなさね(笑)

失敗して落ち込んだら、吐き出して、また明日から頑張ろ…の

繰り返しの日々だったんだろうというのが、家庭パートからも察せられました。

 

ただ、前回と今回の内容を照らし合わせてみて、ちょっと気になった事も1つ。

軸が複数ある故に、何を優先的に見せたいのかが

宙ぶらりん状態になりかけているようにも思えます。

例えば、初回は、病院に間に合わなくて死亡した子役のエピソード…からの、

積極的に医者と情報を共有し合う

植野(安田顕)の姿を描く流れが頭に強く残ったのもあってか、

「理想のPICUを作り上げるために、北海道の医者たちが奔走する物語」に見えましたが。

先ほど「”新人お仕事奮闘記”っぽさが色濃く出た」と書いた通り、

今回はその軸が薄まり、代わりに上記と、

初回と同じく”若者群像劇”の2つの軸が同時並行で描かれていたのが原因で、

極端に言えば、違うドラマを見ている印象を受けてしまいました。

 

羽生(高梨臨)が人手不足を嘆いていたように、

今回の武四郎の描写も、まずは、年代やキャリアがバラバラでもすぐに辞めない、

どんな人でも子供たちを支えていける環境づくり=人間関係の構築 から…とも

解釈出来るでしょうが。

…これはただの思いつきですが、前回から連続性を持たせるには、

「今回はここを改善したから迅速な対応が出来た」「ここは処置が若干手こずってしまった」

など、あの”情報共有会議”でお互いに整理しフィードバックしていく様子を

少し挿入するだけでも、違っていたのかもしれません。

 

しかし、今の所はまだまだ好意的に見ております。

最初はキツく感じても、キツくしている意味が後で分かる

綿貫(木村文乃)の存在も悪くありません。(徐々に控えめにはなって欲しいですが…!)

次回予告を見る限り…群像劇の部分は、

PICUに加入するまでの過程とも捉えれば良いんでしょうかね?

そして、南(大竹しのぶ)のフラグ?も気になりますね。

 

↓前回の感想はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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