凄いねぇ。これは確かに、演技力の高い女優さんじゃないと成立しない作品ですわ…。
清原果耶さんについては、透明感のある方だと前々から思っていて、
ここ最近はその良さが、暗くジメジメっとしたキャラクターの方に作用していて
勿体ないなぁ…と感じていましたが、
本作では様々な人物を”降霊”させる事で、いろんな演技を楽しめそうです。
そのうち、男性の霊に憑依される回も来るんでしょうかね?
だとしたら、一番の山場となるあのシーンは、見応えがありそうな気もしています。
ただ、心配なのは、”霊媒師ありき”の作品になってしまわないかどうか…ですね。
本作は、霊媒師が主人公である事、霊媒師とタッグを組む事以外は、
謎解き要素や話の流れはベタだと思います。
“考察タイム”とも言われる、
刑事が手がかりを見つけたり、犯人を特定したりするまでの過程を
全て霊媒師が担ってしまっているので、
ミステリー作品ではタブーではあるんですよねぇ。
そこで…ご都合主義に見えないためにも、原作があるにしても、
翡翠(清原果耶)の降霊設定に”制限”を持たせた方が良いんじゃないかと。
例えば、時間制限があるとか。憑依する度、何か記憶を1つ失うとか。
寿命が縮まるでもOKですよね。
じゃないと、彼女がいれば何でもアリな話になってしまって、
面白味が損なわれてしまうかもしれません。
「美食探偵 明智五郎」の演出を手掛けられた
菅原伸太郎さんの担当回だからか、ミステリアスな雰囲気にオカルト要素を加えた
世界観づくりがしっかりなされていて、掴みは概ね良かったと思います。
あとは、主人公の描き方次第。
日曜日は前時間の「アトムの童」の感想を書き続ける事は決まりそうですが、
本作は1、2話くらい様子見してみるつもりです。
次回の感想がなかったら、視聴のみに切り替えたって事で…。
Source: りんころのひとりごと。
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