ワンピースにおける大きな謎の一つ。
「シャンクスが二人いるのではないか」というものです。
そして「双子ではないのか」という説が実しやかに語られているところ。
映画ONE PIECE FILM REDを経てシャンクスの素性が天竜人でほぼ確定したとも言われています。
(⇒シャンクスは天竜人で出身はフィガーランド家)
本当にシャンクスの双子という説が正しいのか。
それとも単なる作画ミスが呼び込んでしまった推測になるのか。
多くの考察の中でも「シャンクスは一人であって欲しい」という願いが多くあります。
果たして最終章でこの謎がどう明かされていくのかに注目です。
シャンクス双子説に公式見解ナシ
まずシャンクス双子説ですが、公式に尾田先生が否定しているとか、そういうことはありません。
要するに公式見解はナシということです。
これについては有名YouTuberがインタビューをした時にも「ご想像にお任せ」と否定も肯定もしませんでした。
よって「可能性としてはゼロでもない」と言えるでしょう。
その根拠となる部分は多くの考察でも言われているところです。
改めて幾つか紹介していきます。
シャンクスが二人いるとする理由
当然ですが「二人いる」という理由があり、その二人が「異常に似ている」ということで双子説が始まりました。
一人のシャンクスは政府側の人間で、もう一人が海賊をやっているとする説が濃厚なもの。
ちなみに何かしらの理由で二重の人格を有しているなどの説も存在します。
まずは二人いるとされる理由を見ていきます。
ビブルカードに傷がないシャンクス
ワンピース好きなら読んでいる可能性が高いビブルカード。
そこには数々の設定や本編に登場しなかった懸賞金が明らかになるなど多くの情報が詰まっています。
あまりに伏線が多く、登場キャラも多いのでそういった方法で別途描いていくしか完全な物語としての完結が不可能になるのでしょう。
ビブルカードについてはさておき多くの公式情報が載っているファン御用達の図鑑です。
その表紙に描かれたシャンクスが左面を前にしているにも関わらず「傷がない」ってことですね。
たしかに傷がないシャンクスが載せられています。
これ一つなら「作画のミスじゃないの?」という話になるでしょう。
しかし傷がないシャンクスはよりによって五老星と対峙したシャンクスでも描かれています。
ワンピース90巻で五老星のもとに現れて「ある海賊について」と語ったシャンクスです。
このシャンクスが「政府側の存在」であり、ルフィと対峙していた味方側で海賊のシャンクスとは違うというものです。
確かに雰囲気などを考えて「その可能性はあるかもしれない」と思えたところではあります。
この時に五老星は「君だから会った」と語っていました。
これについては現状シャンクスは重要な天竜人一家の一人として認識されていると考えられているので納得は出来るところです。
海賊旗が二種類ある
シャンクスの海賊旗というのは目元に三本の傷があり、ドクロが口を開いています。
非常にシンプルな海賊旗と言えるでしょう。
この海賊旗に対してワンピース87巻の873話の扉絵で出てくる海賊旗。
それが口の閉じたものだったのです。
これは扉絵シリーズの「押し掛け麦わら大海賊団Vol.9バルトロメオ編」での出来事でした。
扉絵シリーズは多くの伏線が描かれており、さらにこのバルトロメオについては本編にてシャンクスが言及。
シャンクス「今おれ達のナワバリで何が起きてる?」
ルウ「あールフィの子分だっていう・・・バルトなんだっけな。ウチの旗燃やしてルフィの海賊旗に変えた」
シャンクス「そのケジメはどうする・・・おれの信頼は?」
(ワンピース1054話より)
この会話の直後にシャンクスはベン・ベックマンに対して「そろそろ奪りに行こうか。ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」と明言しました。
わざわざこの二種類目と言われる海賊旗が焼かれた話をシャンクスとルウが行なった意味は何だったのかという点でも大きな疑問が浮かんでいます。
「大きな意味があるからわざわざ言及したのではないか」ということでしょう。
シャンクスが瞬間移動している
頂上決戦の時に言われていたのも「二人いるのではないか」と言われる理由です。
遠くでカイドウと戦っていたはずのシャンクスが突然マリンフォード頂上戦争に参加。
ここでは「瞬間移動の悪魔の実」という話も出ていました。
いまだにこの瞬間移動説も存在していて、それこそが能力ではないかと言われています。
確かにシャンクスに関しては「突然現れる」というのが印象的ではあります。
「船に瞬間移動系の悪魔の実」という説もありますが、赤髪海賊団は悪魔の実ナシで構成されているという尾田先生の拘りも感じるところから否定的な意見も多くあります。
シャンクスが過去から来ている
二人説、双子説、瞬間移動能力説、と色々な説が飛び交うシャンクス。
トキトキの実の能力者で過去から来ているという説も存在しています。
要するに未来シャンクスと過去シャンクスの二人がいるってことです。
いま現状出ている謎を解明するためには「とにかくシャンクスは二人いないとおかしい」ってことなのでしょう。
そうでないなら「何かしら本来ない特殊な力」によって二人にされているということになります。
クローン説も存在する
ベガパンクの姿が判明したのはワンピース1061話でした。
そのベガパンクが精巧なクローンを作り出したとすればどうか。
他にも「そもそも今海賊をやっているロジャーに拾われたシャンクスこそがクローン」とする説もあります。
シャンクスがゴッドバレー事件の時に拾った宝箱から見つかってロジャーの船に乗ることになったのは確実です。
これは映画の描写でもウタと照らして描かれいました。
映画の特典となる四十億巻でも描かれたところです。
よって傷のないシャンクスは「本当のシャンクス」であり、海賊のシャンクスは言ってみれば「本来いてはいけないシャンクス」なのかもしれません。
ロジャーがラフテルから戻った時に涙した理由も、そこに絡む理由があるのでしょう。
天竜人で、しかも生まれて来てはいけないクローンなり、忌み人だったりした場合に、そんな人間も一緒に飲めや歌えで楽しむ世界をジョイボーイが目指していたのだとすれば? ってことで涙した可能性です。
単なる作画ミスで一人しかいない
尾田先生は「描き忘れることはある」と明言しています。
よって本当に作画ミスである可能性もあります。
そしてファンとしては「二人いる」という安直な解決を望んでいないような雰囲気も強いでしょう。
二人説が出た時に「やっぱりシャンクスは一人でルフィの味方であってほしい」と願う声が多くありました。
尾田先生は過去にも多くのファンの予想をいい意味で裏切ってきました。
単純に「二人でした」「双子でした」というような結末には持っていかない気がしてなりません。
確かに「別のシャンクスの存在」というのは濃厚かもしれませんが、二人でもないし、双子でもない、そして常軌を逸した特殊な能力でもないという答えを導いてファンを驚かせてくれるのではないでしょうか。
天才尾田先生が描くシャンクスの正体。
斜め上を行く展開に期待です。
最終章に入ってシャンクスも描かれる機会が増えていくはず。
答えは数年内に判明することになりそうです。
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Source: マンガ好き.com
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