ベガパンクの登場で沸き立つ最終章の始まり。
ルフィとボニーが合流、最初にたどり着いた島がエッグヘッド島でベガパンクがいる場所でした。
エッグヘッド島の名前の由来は「インテリ野郎」みたいな意味合いです。
⇒エッグヘッド島の名前の由来は侮蔑的な「知識人」
ベガパンクの初登場では「姿が若い女」ってことで「血統因子いじったよね?」と読者に思わせています。
この姿に多くのファンが度肝を抜かれたことでしょう。
雰囲気から察して「いいやつ」で最終的にはルフィたちの味方になるのではと囁かれています。
実際にベガパンクは血統因子をいじって若返ったのでしょうか。
そしてルフィの仲間になる展開が用意されているのでしょうか。
ベガパンクが発見した血統因子
ベガパンクの発見の中でも中核を担うであろうもの。
それが「血統因子」です。
シーザーが作ったSADの説明時にローが「ベガパンクが発見した血統因子」という話をしていました。
またホールケーキ編でヨンジが「ベガパンクが成した偉業こそ生物の血統因子の発見」と明言。
私達が生きる世界で言えば「ゲノム」のことを言うと考えていいでしょう。
ゲノムというのは遺伝子とその集合の意味を合わせた生物の持つ遺伝情報全体を示す言葉となります。
人間の世界でもゲノムを編集することで病気の元を立つなど人間をコーディネート可能になっていくのかもしれません。
ガンダムSEEDで登場したコーディネーターの考え方です。
ということは、この登場したベガパンクは自らの血統因子をいじって老化を防いだ可能性もあります。
ジェルマが作り出したクローンとも関わりがあるのは明白です。
ただ自身のクローン化に成功して知識などの記憶をそのまま移せる状態になっているのだとすれば、ある意味で不老不死の達成が成されたと言えるかもしれません。
そうなるとローの意味合いが薄まるので、それも少し違っているのかもしれません。
ベガパンクはいいやつなのか
登場時に雰囲気から見ても「敵とは思えない」様子が見て取れます。
発言としては「誰が助けると言った海賊共」という発言をしています。
でも表情などを見ていると「何となくルフィに近いものを感じる」って読者も多かった様子。
自分の興味の範囲に対して真っ直ぐ突き進んで周囲を顧みないタイプであろうと推察されています。
そうなると「より興味のある方」に向かっていくことになりそうです。
今は政府に雇われていることで「自分のやりたいことが出来ている」ってことでしょう。
つまり「自分のやりたいことが出来ない」という状況が政府によってもたらされてしまえば「じゃあもういい」と裏切りというか、その場所を去っていきそうな気がします。
よって「いいやつ」というよりも素直で真っ直ぐな性格の人間と言えるのかもしれません。
なので研究成果の使い道によって「悪いやつ」にもなるかもしれないし「いいやつ」にもなる。
そういうよくある科学者の裏表を描いているものと考えていいでしょう。
世紀の科学者であるアインシュタインが戦争についてフロイトと語った一冊。
感覚としてはベガパンクの立ち位置はこういった科学が戦争兵器に使われるのか、人類の進歩のために使われるのかという一種のジレンマをはらんでいくようなものになっていく気がします。
ベガパンクは善悪ではなく、その技術をどう使うのかが全てということです。
ベガパンクはルフィの仲間にはならない
これらの流れを考えるとルフィとベガパンクが仲間同士になるとは思えません。
単純にベガパンクは天才科学者として存在。
その技術を使い道というのをルフィは正しく使う道に推し進める役割なのではないかと予想。
世界政府は兵器として使い、ルフィたちは人々を楽しませるために使う。
そんな流れになっていくのではないでしょうか。
まさに「ジョイボーイ」のやるべきことをそのまま実践していくという感じがしてなりません。
科学の新たな発見が悪に繋がる訳ではない。
それらの証明、まさに兵器作りがベガパンクの功績ではなく、それを使う人間がどういうものなのか。
それを指し示すような教育的な状況になっていくものと思われます。
ベガパンク、そして新たな科学の発見そのもの「良いも悪いもない」というのが答えではないでしょうか。
大きな発見と言える血統因子。
他にも兵器化も可能だし、人々が喜ぶことにも使える技術というのを多く発見し、体得しているでしょう。
兵器としてはパシフィスタもその一つ。
ただそれも技術を兵器に応用したのが政府だったという話に過ぎません。
今後のベガパンクがどう立場として変化していくのかに注目です。
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Source: マンガ好き.com
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