羌瘣だけが単騎で抜け出しました。
このまま羌礼を含め羌瘣隊は徐々に外側に抜け出すでしょう。
キングダム721話で抜けたところまで描かれましたが、問題はその先です。
抜け出した羌瘣が一体どこに向かっていくのか。
青歌の中央部を挟み込む形を取るのか、全く別の場所を攻めるのか。
包囲を分散するのなら更に左に力を向かわせるのも一手でしょう。
少なくとも李牧の想定外の動きをしてくれるはずです。
趙滅亡時の将軍の一人
羌瘣は史実で趙を滅亡させる
羌瘣は青歌の中央後方を狙う
予想として多いのは秦国左翼の中央部の戦いに参戦するというもの。
つまり青歌軍の中央部の後ろに回り込んで叩くという戦略です。
大錘型の陣で受けた青歌軍は容易に型を崩して抜けた羌瘣隊を追えません。
また中央の先頭部分に楽彰や上和龍やフーオンなど目ぼしい主力を用意して信と蒙恬の動きを封じました。
必然的に他の部分は手薄になるでしょう。
それは青歌の後方も同じです。
挟み撃ちにされた軍の士気は大きく乱れ下がってしまうもの。
であれば、信と蒙恬がいた愛閃の中央部分も息を吹き返す可能性があります。
特に信は本能型の目で起こった火を感じて動きが変化するはずです。
李牧全軍の配置を変えさせるには
李牧が率いる趙の全軍。
ここに僅かでも歪を呼ばなければどっち道ジリ貧で秦国の敗北が決まります。
少しでも崩れるところが見えれば桓騎も何らかの動きを示すでしょう。
もう動いている可能性もありますが、少なくともこのままやられることはありません。
そしてその配置を変えさせるには青歌軍を中央部から信と蒙恬を含めて外に出してしまうケース。
後は更に別の場所で大きな火種が出来たときでしょう。
例えば、更に趙の右側に危険な徴候が見え始めれば、さすがに李牧も軍を動かすことになるでしょう。
今はおそらくある程度均等に兵力を分布させているはず。
僅かな揺らぎは桓騎の目に隙きと映る気がしてなりません。
趙が右に寄ったところを桓騎なら全軍を率いて一気に右を叩くなんてこともありそうです。
桓騎にも大切なものがある
砂鬼が嫁で子供もいる可能性
青歌軍の瓦解の始まり
青歌軍の瓦解が始まるとすれば、今中央部にいる誰かが討ち死にすることでしょう。
上和龍の両腕である雲玄と雲慶の二人あたりが信に討たれる可能性があります。
愛閃側はフーオンと楽彰ですが、どちらも注目すべき将だけにあっさりとここで死ぬとも思えません。
仮に上和龍の雲玄と雲慶のどちらかが討たれ、更に後方に羌瘣という杞憂があるとすれば青歌軍の瓦解も近いものになります。
完全崩壊はならずとも一時撤退して立て直しを図るということは十分にあるでしょう。
そうなれば趙の右軍は少し後方に下がる形になります。
明らかに詰みの布陣からは少し逸脱したものになるはず。
瓦解とは言い過ぎでも趙における歪と言えるものになります。
羌瘣に対する危険意識
李牧は羌瘣のことをあまり知らなかったのでしょう。
確かに黒羊を見に来た時は一時的に羌瘣は捕らえられていました。
何より飛信隊を気にして見に来ていた訳ではないのでしょう。
そこでは桓騎の弱点を捉えていきました。
この弱点も今回の李牧VS桓騎の戦で、最終的にそこを突かれて桓騎が敗北することになりそうです。
今のところ何が弱点かは定かではありません。
話を戻して羌瘣のことを知る機会ですが、もし羌瘣が函谷関の戦いに参加していたら李牧も知り得たかもしれません。
少なくとも蕞の戦いでは羌瘣も相当な活躍を見せたでしょうから、知ってもおかしくありませんでした。
しかしそこに羌瘣はおらず、その時は象姉の仇討ちで幽連と戦っていました。
朱海平原の戦いでも羌瘣が李牧の驚異に映ることはなかったでしょう。
そう考えると李牧の想定外の一つとして大きなものが「羌瘣の実力の把握不足」にあったと言えるかもしれません。
もし飛信隊にいる強い剣豪くらいに思っていたのなら大問題です。
李牧にとっては痛痒に感じる動きを羌瘣がするものだと考えられます。
羌瘣なら一人で戦略を臨機応変に切り替えて、今の現状からやるべきことを判断するはずです。
要するに将軍級の相手を一人見逃していたという状況。
李牧が驚く羌瘣の動きとはどんなものになるのでしょうか。
キングダム722話を確認次第、確定ネタバレの考察記事を更新いたしますので、今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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