僕のヒーローアカデミア350話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
荼毘の回想から生まれた轟燈矢から荼毘に変化する経緯が分かりました。
今となってはエンデバーの大切なものを全て焼き尽くす、それしか頭に無い存在。
復讐の権化のようになっている荼毘。
生み出す炎ではなく、死をもたらす炎を纏う荼毘。
そこに立ち向かう轟焦凍という戦況になりました。
AFOに拾われた轟燈矢
AFOの受け皿の可能性として轟燈矢は拾われていました。
しかし残念ながら焼け爛れた全身を完全に回復させることは出来ません。
足りない部分については他の人間をもとに修復を行っていて、エンデバーのように全身で全力の炎を纏うことが出来なくなってしまっていました。
AFOとしても轟燈矢の持っている可能性が最大値のところで入手したかったところ、それも叶わず。
轟燈矢はエンデバーの言葉を思い出して憤慨、絶望しました。
ここで荼毘になる心情が芽生えてしまいます。
憎しみこそが荼毘を生かした
死柄木弔に何かあった場合の備えとして轟燈矢は生かされていました。
しかしその施設を焼き払った轟燈矢。
本来は1ヶ月も生き残れるはずのなかった轟燈矢ですが、憎しみと恨みによって生き残り。
炎の質が変わったとも言える状況です。
自分自身が欠陥品で無理強いされたエンデバーの期待には応えられず、家では焦凍が訓練を行っている。
轟燈矢は欲しかったエンデバーの愛を受けられずに歪み、憎しみへと転じて結果的に身体そのものを変形させてしまいました。
これで炎で焼けた肌でも痛みを感じない荼毘に変化しています。
荼毘の炎はそもそもの性質と生まれた理由が異なっています。
恨みと憎しみ。
それが根源となる炎は強烈で、通常の炎とは一線を画しています。
荼毘の炎は死の炎
荼毘の炎は魔王すらも見放した「死をもたらすため」だけに存在する偏執狂の死炎です。
エンデバーや焦凍とは根底から存在の性質が違うと言えるでしょう。
ギリシャ神話において炎を人に返してくれたプロメテウスですが、そういった正の方向の火とは根本から異なります。
命やエネルギーの元となう炎ではありません。
そしてそれを使う場所、それが一点のみ。
「エンデバーが大切にしているものを焼き尽くすため」
たったこれだけの為に荼毘の炎は存在していると言えます。
焼け爛れ、皮膚としての機能を失っている荼毘の姿。
当然この炎を否定する立場にいるのが焦凍です。
荼毘VS焦凍との一騎打ちが始まります。
見た目には闇の王とも呼べる風体に変わった荼毘の歪みきった心を焦凍が変容させられるのか。
最後には兄らしく振る舞うこともあるのかもしれません。
その辺りにも注目。
ただ全力で焼きに来ている荼毘との戦いは熾烈を極めるものになりそうです。
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Source: マンガ好き.com
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