赤麗は連合軍の負傷はゼロのまま無血開城となりました。
そして次なる戦いは宜安です。
キングダム713話で十四万という兵力をそのまま温存して趙北部の深部まで到達しています。
ここからが李牧の作り上げた策の中に飛び込む桓騎連合軍という状況になるでしょう。
どんな策によって桓騎軍を討ち取っていくのか。
史実では宜安はどうなるのか
桓騎VS李牧の史実
無傷で桓騎連合軍を進ませた理由
李牧の狙いは恐らく「王翦を待つ」などの行動を起こさせないことだったのでしょう。
仮に赤麗までの道中や、赤麗そのものに大量の軍を置いて足止めしてしまうと王翦たちが回復して北上する可能性がありました。
そうなると李牧としても苦しい展開を強いられると分かっていたと考えられます。
すべては李牧の戦略です。
その為には深部に至るまで無傷で北上させて「十分に戦える」と思わせる必要があります。
そうして置いて袋のネズミ(ほどに弱くないのが桓騎連合軍ですが)にして攻めて討つ。
単純ですが、情報封鎖されている秦国としては「怪しいから一旦引く」という選択が出来ない状況に持ち込まれています。
全てが李牧の計算どおり。
さすが中華において守りの将最強と呼ばれるだけの実力者です。
守り最強と言われる武将
李牧は史実でも最強の武将
宜安では戦いが始まる
宜安も赤麗のように無血開城があるのか。
これはさすがに無いでしょう。
更に深部に進ませる理由はありません。
よってこの宜安においては戦が繰り広げられると考えて間違いありません。
問題なのは「秦国は宜安こそ最大の難所」と考えているところにあります。
秦国は趙が事前に攻められる場所を気付いて北に十分な準備を行っていたことを知りません。
これだけですでに戦略としては悪い方に寄っていると考えていいでしょう。
準備万端に待ち伏せされた場所に足を踏み入れている状況です。
ただ王翦はうっすらと気付いているはず。
だからこそ「一万を率いて」という話が出たときに「様子見」を命じたのです。
また本能型の信も何かを感じています。
他にも桓騎を含め、今回の戦の臭さを感じている者は存在していました。
それでも秦国連合軍は「宜安が目標地・相手は準備不足」と考えているので進んで攻めるしかありません。
結果的に宜安での戦いは始まります。
桓騎は攻城戦が得意ではない
知っての通り、桓騎軍は攻城戦という正攻法の戦いを得意としていません。
宜安の攻城戦が起こるとしても、それは桓騎軍が中心に行うものではないでしょう。
よってこの宜安での戦いは、それなりに平地戦が繰り広げられると考えて良さそうです。
そうしなければ李牧や桓騎の良さというか、戦闘の面白さが出ずにマンガとしても微妙なものになってしまいそうな予感がします。
後方を塞がれて肥下から援軍
李牧としては桓騎を討つために、この連合軍を包み込む必要があります。
赤麗までの城が素通り出来た理由、そして宜安を最終目標であると勘違いしている秦国。
そこに付け入って、宜安を攻める秦国軍に対して肥下に駐屯させている大軍を送り込むのでしょう。
史実では肥下の戦いは有名なものです。
宜安を攻めて足止めされた十四万の軍勢に対して、例えば攻城戦と野戦で北にいると秦国も予想している十万が対抗したとします。
更に事前準備していた十万クラスが肥下を中心に現れて、連合軍をかき乱したとなればどうか。
桓騎連合軍が総崩れになる可能性が高いのは目に見えています。
状況次第では撤退も余儀なくなる状況で王翦の北上が期待されます。
そこに対して通過してきた場所の城が次は王翦に襲いかかる。
となれば、一つ一つを攻略しなければならず時間がかかって、その間に桓騎を討とうという戦略です。
キングダム714話ではその始まりとなる趙北部の最初の戦いが宜安付近でなされると考えていいでしょう。
単なる攻城戦から入るのか、それとも周囲における野戦から開始するのか。
そして上手く秦国に対して趙が宜安で全力の防御を行っていると思わせられるかどうか。
この辺りを軸に見ていくと今後の戦況予想ができるかもしれません。
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Source: マンガ好き.com
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