あなたがしてくれなくても63話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
陽一を離れて実家に向かったみち。
母親と父親は受け入れの姿勢になっています。
毒親で地獄を見るって泥沼と絶望って話にはならず、このまま粛々と離婚まで進みそうな予感もします。
それではあなたがしてくれなくても63話を考察していきます。
陽一の手は離れた
陽一に対して実家に戻ることを告げて去っていきました。
手を摑まれた時に「怖いと感じた」と発言しているので、すでに夫婦としての絆は完全に切れたと考えていいでしょう。
いつの時代も往年の名著である「男は火星から、女は金星から」を忘れちゃいけないなと改めて感じるところです。
女性から見るとクズに見える用位置ですが、男性目線で見れば擁護できる点も多いという話になるのかもしれません。
お互いの歩み寄り、理解をコミュニケーションによって解決しておくべきだったというのが現実でしょう。
みちの母親は陽一を良く思っていなかった
実家に戻ったみちは結婚を報告する時の母親の印象から陽一をよく思っていたなかったのを感じていました。
母親のいうことは案外当たっている。
これって結婚した後に分かるところでもあります。
最近は毒親って言葉が出てきて、親の存在が厄介な鬱陶しいものって印象も出ています。
ただ、やはり人生の先輩で言ってみれば一番自分のことを考えてくれている存在である可能性が高いのが両親、特に母親でしょう。
そう考えると無視は出来ないと考えておいても良い気がします。
みちは結果的に離婚を伝え、母親には真実を打ち明けます。
この段階で異性である父親は席を外して「まずは母さんに」と伝えるあたり、優しさがにじみ出ています。
物凄い心配しているでしょうし、気になる中でこの言葉が出る人が一体どれだけ世の中にいることか。
理解ある母親
セックスレスの一件や、子供が欲しいかどうかという考え方、そして陽一が普段から誤魔化して取り繕う人間だったこと。
そういう夫婦としてやっていけない事情を話します。
これについて母親は「辛かったのだろう」と一言。
我慢強い娘だからこそ、ここに至るまでにどれだけ傷つき辛い思いをしたのか理解できたのでしょう。
涙を流すみちですが、せめて両親が支えになれるような環境があってよかったと読者としては胸を撫で下ろすところ。
しかし陽一サイドはどうなるのか。
あなたがしてくれなくても63話はここで終わっていました。
陽一は始めて自分を見つめ直す
はっきり言えば結婚生活について省みたことのない陽一です。
去るはずがないと、自分の所有物のような感覚があったのではないでしょうか。
勿論暴力などを振るっていた訳ではないので、傍目には別に問題がある夫ではありません。
(三島との不倫は別として)
しかし内実を考えると、夫婦として共に過ごすという意味では問題だらけ。
何より本質的なコミュニケーションを取ろうとしていません。
昨今は右を見ても左を見てもコミュニケーションだと言われます。
それはそれほどに人間にとってお互いを伝え合う機会が必要だということでしょう。
特に生活を共にし、永年生き続ける同士なら尚更です。
一人が我慢し続ける関係が長続きするはずもない。
場合によっては夫を殺そうとする妻まで出てきてしまうのが我慢の末の悲劇です。
今この時に陽一は自分を省みて変化をつけなければ本当に離婚になります。
いや離婚になったとして、次の女性との関係でも同じことを繰り返すことになるでしょう。
今しかないタイミング、ここを陽一はどう扱うのか。
去るはずのないみちが去ったことで自暴自棄になってしまったらおしまい。
状況次第でどう転ぶかも分かりません。
最悪のケースは、傷ついた心を癒やすために安易に三島へ寄り添い、そのまま三島もみちも傷つけるケースでしょう。
あなたがしてくれなくても64話はどんな展開が待っているのかに注目です。
4月19日の漫画アクションにて連載ですので、お見逃しなく!
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Source: マンガ好き.com
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