いろんな意味で、お、おう…w な最終回でしたな。
まず、公式サイトのあらすじに書いてある
「誰も予想し得ない衝撃の結末」では全然なかったですね(笑)
前回で明かされた、中野(林遣都)が壮絶な人生を送ってきた事、
拘束した雨宮はまだ生きていた事(←なんで生かしといたん?というのは置いといて…)、
整形して雨宮になった顔を本人に見せた事も考慮すれば、
報われもせず刺されてバッドエンドになるんだろうとは想像出来たから…
だから…正(徳重聡)が刺しに来た変なタイミングを除けば、
ああ、やっぱりそうなるよね…と思える結末でした。
個人的には、良い話にしようとし過ぎたあまり、全体的にバタバタになって
収拾つかずに終わってしまったような気がしております。
特に言えるのは、クロ=中野を中学校に呼んで
感謝の言葉やメッセージを贈る中盤以降のくだりは、
丸々カットしても物語としては成立出来たんじゃないかと。
逆にあのくだりを延々と流す事によって、いろんな疑問や矛盾点が生まれるんですよね…。
あれだけ印象的なやり取りをしていたのなら、
意味あり気に”望緒だけが”彼を覚えていない描写をしていた初期の頃は何だったのか?とか。
こういう重要な場面の時だけ都合良く登場する中野とか。
中学時代はあまり関わりがなかった上に、別の顔になりすましまでして近づき
望緒(波瑠)も利用していた酷い男に、
「待ってるから」なんて優しい言葉をかけられる同級生たちの心の綺麗さとか。
あとはもう…しれっと警察に混ざり込んでいた正とか。
いろいろ挙げたらキリがないんですよ(笑)
正に関しては、彼は警視庁の元上層部で、あれだけの人数じゃあ顔見知りの人もいるだろうに、
思いっきり顔出ししておいてなぜ誰も気づかなかったのか不思議でしょうがないんです。
多くの視聴者が期待した破天荒将軍正の出番は、確かに盛り上がりはしたけれど、
終盤で唐突に出てくるのはちょっと違ったなぁ…と。
素人ながら、私が考えるには、駐車場のシーンで雨宮を
ずっと尾行していた体(てい)で登場させて、
衝動的に刺した相手が雨宮ではなく中野だったと気づき混乱した彼が
その場で逮捕・連行される形で退場。
で、劇中でもあった、数ヶ月後に病院で渡されたファンレターのくだりを後に挿入して、
内容や郵送先から”クロ”が中野だと判明し、
長々と綴られた文章から彼の想いを知った望緒が
今まで迷っていたお腹に宿した子を産んで1人で育てようと決意する…。
そこまでの段階を踏んであのラストへ直結…
こんな展開にしていた方が、もっと自然には映ったのかもしれません。
という訳で、”締め方”ってやっぱり難しいもので、
本作も粗が目立ってしまったか…と思えてしまったものの。
それでもズッコケた印象が強く残る事がなかったのは、
正のキャラクターが大きいのかなぁという気はしています。
「いつ出るの??もう捕まったんだっけ???」なんて、最後まで楽しませていただきました。
エンタメをありがとうございます。←感謝する所が違うw
まぁそれは少し冗談で…(笑)
“ツッコんで楽しむ”部分と1つずつ紐解かれていくミステリー部分が毎回バランス良く、
「風呂敷を広げて複雑にする構図(真相解明と謎の比率の極端な偏り)」
「足踏み状態の展開」が苦手でミステリーというジャンルに抵抗感のあった私でも
面白く見られたのは事実です。
全体的に楽しかったならそれで良いかって事で…
完走した視聴者の皆様も、チームの皆様も、お疲れ様でした〜。
↓今までの感想はこちら(雑感もあるのでこの形で載せます)↓
4話 雑感 ※雑感集の一部。スクロールなしで該当のページに飛びます。
5話 雑感 ※同上
6話 雑感 ※同上
7話 雑感 ※同上
Source: りんころのひとりごと。
コメント