となりのチカラ 5話 感想|これで良いのか?と思えてしまう

ドラマ

 

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良くも悪くもファンタジーに解決するのが遊川流ではあるんですけれども、

今回のは流石に「うーん」案件でしたねぇ…。

種類は違えど、「同期のサクラ」の終盤と似たようなモヤっと感が…(滝汗)

清水尋也さんの目で感情を訴えかける演技に一瞬心を掴まれたのは事実でも、

個人的には感動までは行かず。

 

確かに、管理人・星(浅野和之)の過去を思えば、

我が子を亡くし、未だに犯人の足取りも掴めていないので気の毒ではあります。

今までの罪を認め、頭を下げて謝ってもいました。

 

ただ…謝ったとは言え、風評被害を電話で垂れ流し、やっと決まった就職先をクビにさせ、

SNSにはやってもいない事件を拡散し、

しまいには証拠もなく憶測だけでボコボコに殴って入院させた。

上条(清水尋也)の人生を踏みにじるこれらの迷惑行為を全部”1人で”やったんですよ。

(噂を言いふらしている住人もいたけど)

なのに…なぜお咎めなしで、”いるべき存在”として全員が星を立てるのか、

全くもって腑に落ちません。

そして、その違和感を助長させたのは、

被害者である上条よりも星に対して可哀想と思わせる方向に誘導し、

星の過去や心情描写に時間を多く割いていた展開にもあると思っています。

いや、みんな…学園ドラマの最終回みたいに引き止めるより、

上条を心配するのが先でしょうよと。

 

今までの回もそうで、未成年犯罪や被害者家族といったシビアな問題に触れて

「社会派の要素にも斬り込む」攻めた作品に見せたくて

今回の話を取り入れたんでしょうけど…

何だか”仲間意識”を盾にしているだけで、

かえって同調圧力という怖い印象を与えてしまっていたような気がしています。

職務を忘れて何の罪もない相手を人前で殴っていた彼を

悪く思う人が1人も出てこない方が不思議なのです。

 

何をしてもみんな優しく許すだけが、罪を犯した人のためにはならないし。

管理人は責任取って解雇を受け入れるだけでなく、ちゃんと罪を償って更生して欲しかったです。

いや、「フィクションだから(笑)」と言われればそれまでなんですが、

今回に関しては、このまま風化させて良い案件なのかと疑問でならなくて…(汗)

ある程度の落とし前って必要だと思うんですよね。

 

うーん…どうも法的な部分で引っかかる描写が散見されるんですよねぇ。遊川作品って。

何だか、住人たちの今後も心配になってきましたよ…。

 

↓4話の雑感はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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