ジョジョ第6部51話のネタバレを掲載しています。51話では、F・Fの口からエルメェスが刑務所に入った目的が語られる。エルメェスは殺された姉の復讐に燃えていた。ジョジョ第6部51話の内容を知りたい方はこちらをご覧ください。
ジョジョ第6部51話のネタバレ
徐倫が「F・F、列割り込まれてる」「おい、割り込まれるってばさ」と伝えると、F・Fは「知ってる」「なんかさあ、あたし他のヤツからバカにされてるみたいなんだよね」「どーもなんかさっぱり好かれてないっつーかさあ、ぜんぜん認めてもらってない証拠って感じ」と返す。徐倫が「割り込むなバカって言えーッ」と告げるが、F・Fは「そーゆーのはダメだと思う、無理矢理はいい事がない」「自分からさー、変わらなきゃ、そー思うわけ」「他人から認められたいなら自分を変える、だろ？」「で、今までの「逆」をやってみよう、って思ったわけ」「「コーヒー」の逆ってさー、何かな？コーヒーの反対」と返す。
徐倫が「紅茶？」と言うと、F・Fは「そ、紅茶」「この「エートロの体」ではコーヒーが飲みてーって思ってるからわざと紅茶をたのんでみる、あえて」「わかる？ね？」「パンをやめてライスを食べる、塩じゃなくてソースをかける、右じゃあなくて左手でスプーンを食う」「逆をやって自分を変えて行こうって思ってるわけ」と伝えた。
徐倫が「ね、F・F、銃で撃たれたキズなんだけどさ、かなり痛いんだよね、もっとなんとかなんない？」と聞くと、F・Fは「言ったじゃん、プランクトンで穴つめただけだから」「完全に治すのは自分の治癒力、OK？」と伝えていった。
F・Fが「徐倫、ブタ肉の逆は何？ポークの逆」と聞くと、徐倫は「ブタの逆？」「ブタの逆はチキンとかビーフとか？」と返すが、給食のおばちゃんが「ブタの逆はシャケだぜ」「ブタはゴロゴロした生活だが、シャケは流れに逆らって川をのぼるッ」と伝える。
徐倫が「でもまた割り込まれてる、ほら」「「ナメンなバカ」って言えーッ、その方が早いってッ」「ほら、また入られてるってば」と叫ぶと、F・Fは「だから、さっきから逆をやってるわけ」「もっとたくさん割り込ませるとか」「どんどん入って、どんどん」と割り込ませ、列で女囚たちが荒れ始め、徐倫たちはスイスイ食事を取れるようになった。
徐倫が「ね、ところでさあ、エルメェスはどこ？」「ここ2〜3日話してないんだけどどこかしら」「もしもし聞こえてるゥ〜？」「エルメェスのことよ、どこなの」「なによ？F・F」とF・Fの反応を見て問い詰めると、F・Fは「聞いてないの？エルメェスから」と返す。
徐倫が「何の話してんの？聞いてないって」「どうかしたの？エルメェスが〜」とさらに問い詰めると、F・Fは「いや、そうじゃなくてさ、エルメェスに何かあったとかじゃあなくてさ」「徐倫、エルメェスとはこの「水族館」にはほとんどいっしょに入所して来たんだよね？」「その時すでに聞いてるのかと思ってた、エルメェスがなぜこの刑務所に入って来たのか本当の理由を」と返す。徐倫が「あんた何もったいブってんのよ〜ッ、さっぱり何言いたいのかわかんないわ」「エルメェスはたしかコンビニの武装強盗でここに入って来た、それしか知らないわ」と感情を荒げると、F・Fは「本当に？それだけ？」「でも、いろいろあったからな」「徐倫はかなりお父さんが間一髪の状況だったし、ホワイトスネイクだって謎のまま」「彼女が話すわけがないのはあたりまえか」ともったいぶる。徐倫が「なんなんだよッ、あたしはエルメェスはどこだって聞いてるだけだよッ」と追求すると、F・Fは「順番に話そうとしてるだけ」「立たないでよ、みんな見るからさー」と諌めていった。
F・Fが「「エルメェス」はどーもワザとこの刑務所に入って来たみたいなんだ、計算して囚人になったんだよ」「簡単に知りたければ3年くらい前の新聞を読めばいいかもしれない」「これからの話はこのあたしの体「エートロ」の新聞を読んだ記憶と推測を入れた話だからね」「エルメェスには10歳以上の姉がいた、名前は「グロリア」」「これはグロリア・コステロの事件さ」「新聞に載ったのはグロリアの名前」「でも、悪いのはグロリアじゃあない、警察さ、警察が悪いんだ」「グロリアは20歳をすぎたぐらいの時にメキシコ移民の父が開いた料理店を受け継ぎ、スラム街の小さい店だったけれど繁盛させた」「明るくてしっかりとした意志を持ち、エルメェスにとってはお姉さんというよりお母さんに近いかもしれない」「だけど、ちょっぴり欠点をあげるとするなら美人のくせに結婚する気がなかった事」「別の言い方をするなら父がもう年なので、「レストランを将来妹といっしょに経営して行きたい」。そう考えていた事かもしれない」「休日のある夜、グロリアはエルメェスにいつもの小言を言った」「少しは店を手伝ってもいいんじゃあない？あんたいつも遊んでばかりいるわ」「当時、17歳のエルメェスはレストランなんかに興味はなく、陸上競技で奨学金もらって大学へ行きたかった」「その話はケンカになる、またかって感じで家を飛び出した」「その時だった、レストランの裏手は誰も住んでない廃墟のマンション、そこに止まっていた一台の高級車」「車のカゲから人のうめき声がするのをグロリアは聞いた」「エルメェスは気付かず街の明かりの方へ走っていく」と語ると、グロリアはヤクザが男を始末する光景を目にしてしまう。
F・Fは「闇の中なんてのぞくつもりもないし、もちろん通報もしない」「闇の中で動くものは闇の中にまかせればいいのだ、じゃないとこの街でレストランなど持つ事は出来ない」「だが、グロリアは警察に通報した、せざるをえなかったんだ、妹を守るためにね」「そして、運命を信じるしかなかったんだ」「数週間後、グロリアがドブ川で発見されたんだ」「警察はドジった」「フロリダ州には死刑制度があります、警察はそういったはずだった」「犯人は警察が長年追ってる凶悪な男で、証言さえあれば二度とヤツに街の空気は吸わせはしない、と」「あなたもご家族も完璧に保護します、と」「犯人の名前は「スポーツ・マックス」」「いや、彼が殺させたというべきか」「証人が消えたから裁判で有罪にできたのは脱税とかただの傷害だけで、超重くてもたった5年だった、50以上の犯罪容疑があったのに」「一方のエルメェスはその後、父親が病死、レストランも家族も全て失った」と説明した。
徐倫が「ちょっと待って、エルメェス がこの刑務所に入ったのとその「お姉さんの事件」にどんな関係が？」と食いつくと、F・Fは「ピーンときてよ、徐倫」「スポーツ・マックスが服役しているのはここの男子監よ」「あと一年くらいで刑は終わるけど、外に出ればヤツは超キレたギャング、常にボディガードがつく」「でも、ここでは無防備」「この中が便利なのよ、エルメェスにとってはこの中が」と説明する。徐倫が「復讐」「エルメェスは復讐が目的でワザとここに入ったって言うの？」と察すると、F・Fは「新聞でグロリアの名前は有名だったけど、エルメェスが妹だってことは警察は忘れてしまっただろうよ」と伝えた。徐倫が「で、エルメェスはどこなのよ？」「今どこで何をやっているのよ」と焦ると、F・Fは「男子囚も女子囚も通行が許可されてる場所がこの刑務所にはいくつかある」「そして、囚人が朝食の前に行ってもいい場所」「「礼拝堂」よ」「みつけたみたい、彼女あそこでスポーツ・マックスを」と伝えた。
スポーツ・マックスが「おはようございます神父様」「この花一本いただいてもよろしいでしょうか？」「最近なぜか急に花が好きになりまして」と神父に伝えると、エルメェスは「神父に救われたな」「おまえのようなヤツがなぜこんな所に来るようになったのか知らないが、今日は何もしない、今日のところはな」「グロリアがどんな思いをしたのかしっかりおまえに思い出させてからだ」と物陰からスポーツ・マックスを見ていた。
Source: サブかる
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