ジャガーン163話(最終回)のネタバレを含む考察になります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
二部などはなく完全なる終結となるジャガーン。
おしまいは「ベルと一緒になる」が予想されていました。
しかし、そうはならず、見事な結末と言えるものです。
街を歩いていると現れた壊人。
殺されてしまうと、改めて右腕を発動させた蛇ヶ崎。
ベルにプロポーズに近いことをするのですが、断られています。
そして結局はヒーローにになる道を選びました。
次は自らの選択でなるヒーロー、これが蛇ヶ崎の生き方です。
それではジャガーン163話、最終回の考察です。
蛇ヶ崎が「一緒に生きてくれませんか」
箱根旅行の終わりから何の計画もない蛇ヶ崎。
ベルは今日が終わったら「私たちも」と一言。
このまま付き合っていくのではないかと思われましたが、ベルの中ではそういったものもないのか。
蛇ヶ崎はこの時、間が開いていますが、一言いいます。
「一緒に暮らさないか」
この一言にドキっとするベルちゃんです。
ずっと好きだと思うから一緒に生きてほしいと、プロポーズ。
あれだけ可愛いベルちゃんですから、これは当然の帰結と言えるでしょう。
そしてOKを出して、二人睦まじく過ごすって展開は誰しもが予想していたところ。
しかしそうはなりません。
壊人ニンゲンダーが現れる
照れているベルが蛇ヶ崎と向き合って、多分この時点では「いいですよ」と答えるはずだったのだと思います。
しかし突然現れた壊人ニンゲンダー。
今までと同じく普通の壊人で一人の人間の首を持っています。
この状況に蛇ヶ崎は「壊人、殺される」と危険を察知。
止む無く右腕を少しずつ発動させて「殺るしかない」と判断しています。
完全な人間じゃないってことはジャガーン162話でも伏線としてありました。
今の危機敵状況に改めて発動したジャガーンです。
それを見てベルは「やっぱり無理ですね」と一言。
その体でどうやって一緒に暮らすのか、と。
極めて冷静なベルです。
逢いたくなったら逢う関係
ここでベルは一緒に生きるとか無理で願い下げだと言いました。
でもその顔は冷たいものではなく、好きだけど蛇ヶ崎にはやりたいことをしてほしいからって感じの無邪気な女の子を思わせてくれるものです。
勇気を出していったという蛇ヶ崎ですが、ベルは「そんな右手じゃ説得力皆無」と一蹴。
確かにこの右腕は純粋な欲望に則ったものであるのは間違いありません。
「逢いたくなったら逢う」
そんな関係になっていく様子。
「本気だった」という蛇ヶ崎に「ウソつき」の一言で、この二人の関係は一先ず終結、というかひっつきもせずに終わることになりました。
しかしそれは今までの絶望という感じではなく二人納得ずくでそれこそが最高の関係なのだと言わんばかりのもの。
蛇ヶ崎はニンゲンダーに向かいます。
散春は生きていた
種子に全情報を移植して生きていた散春。
欲望は生きるための魔法で、纏わり付く呪いだと言います。
そして世界を変える奇跡の種でもあると、欲そのものを否定しない考え。
「それでこそ人間は美しい」
ぶっぱなす蛇ヶ崎
ドクちゃんも合流して、ニンゲンダーに向かう蛇ヶ崎。
そして右腕が銃化して完全にジャガーンへと変化。
「止まんないわ」
とドクに伝えてニンゲンダーに「ぶっぱなす」
これでジャガーンの最終回である163話は終了となりました。
見事な終わり方だと多くの読者は思うのではないでしょうか。
4年と8ヶ月の連載だったそうです。
また同じく金城宗幸先生とにしだけんすけ先生の二人による新連載も企画されているとのことで楽しみでなりません。
特殊なヒーローものとしての漫画でしたが、人の欲望に焦点をあてたとても面白いマンガとなりました。
長い間たのしい物語をありがとうございました、そしてお疲れ様です!
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Source: マンガ好き.com
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