んあぁ〜言葉の綾よ…………(泣)
今回のアバンのナレーションは状況説明でも人物紹介でもなく、
初っ端から、コミュニケーションを苦手とする人は、
なんであの時ああしたんだろうとなどと後々考えてモヤモヤする…といった
“コミュ症あるある”に触れた事に少し違う雰囲気を感じていたんだけども、
そっか〜…最後のもどかしさを演出するためだったんですなぁ。
実は、2話の感想で「想いを言葉にする事だけがコミュニケーションの理想形とは限らない」
と書いていたんですよね。
今回はまさしく、それが具現化してしまったような内容でした。
友達との関わりが増えるたびに成長していく古見さん(池田エライザ)。
前は緊張ですぐ切ってしまっていた電話も、
今では時間をかけながらでも想いを伝えられてようやく一歩前に踏み出せたのに…
コミュニケーションが苦手な故に言葉が足りなくて、
只野くん(増田貴久)に間違って伝わっているのが悲しい。
「戦力外通告」というパワーワードが、2人の間のズレの大きさを物語っていてしんどい…(泣)
確かに「大丈夫です」って肯定にも否定にもどっちにも取れますもんねぇ。ニホンゴムズカシイ。
古見さんの性格を考えればそう言った意図は分かったけれども、
私が只野くんだったら、彼と同じ受け取り方をしていたかもしれない。
(「大丈夫です」…?って一瞬考えてしまっただけに)
ましてや電話はSNSと一緒で、相手の反応が分からない。
相手の顔が見えないから少し落ち着いて話せる利点はありますが、
直接会話出来ていたら、只野くんがその言葉をどう受け取ったのかも読み取れて、
大きな誤解を生む事にはならなかったんじゃないかなぁと思ってしまいます。
次回予告…私どこで間違えたんだろう?と苦しむ古見さんの姿が浮かぶだけに…
すれ違い展開は早めに解決してもらいたいです。
そして、話は変わって、新入生の成瀬くん(城田優)の登場。
完全に似ているとまでは行かないまでも、片居くんと同じ匂いがするのは気のせいでしょうか(笑)
彼も見た目は強烈だけど、心の中では色々考えを巡らせていて、でもそれが逆効果になって、
友達と仲良くなりたい気持ちはあって…
ピュアで不器用な男子高校生を城田優さんが演じるというアンバランスさが面白い。
唯一違うとしたら、ナルシストくらいかな。
しかし、そのナルシストな性格が効いた(?)のか、
文化祭の出し物を決めるシーンでの
只野くんと成瀬くんの「なんでもいいです」に対する解釈の違いが
はっきり分かれていた所も興味深く見られました。
只野くんは相手を尊重する事に重きを置くタイプ。
成瀬くんは古見さんにも「古見さんがどうしたいかじゃないの?」と言っていたように、
自分が自分らしくある事に重きを置くタイプ。
で、思うんですけど…「なんでもいいです」の意見が出た時に態度や声色が変わった成瀬くん…
過去に何か曖昧な表現で苦しめられた経験があったんじゃないですかね?
自分を認めてくれる友達はおらず、両親にも冷たくされて
居場所がなくなってしまった彼が、
アイデンティティと自尊心を築き上げるために今の姿に変貌したとか…
そのうち描かれそうな気はするんですけどねぇ。
でも、残り2話だから、あくまでも三角関係に集中するのかしら?
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント