演説シーン…泣かせるだろうと分かっていても泣けたわぁ…。
応援演説というよりかは、もうラブレターですよね。
生徒会長にふさわしいかどうかは正直よく分かりません!ってぶっちゃけちゃうし、
思い出を話したらつい感極まって泣き出してしまう。
でも、演説用にかしこまった文章にするんじゃなくて、
長年付き合ってきた阿瀬さん(筧美和子)自身の言葉で、
潔さん(大西礼芳)の人となりを率直に話していたから、刺さったものがありました。
その後で訂正を入れる潔さんも”らしい”なと(笑)
「親友」って言葉を言う前のちょっとした躊躇い…からの
ええい恥を捨てろ!言ってしまえ!っていう、口の動きに勢いが感じられたのも印象的でした。
生徒会長への立候補って、大体は運動部のキャプテンやクラスの人気者が立候補する事が多くって、
ある意味「知名度」「組織投票」で決まってしまうイメージがあるんですよね。
だからその点、潔さんは社交的な性格ではないし、
演説が刺さってこの人に投票したいという気持ちが働く人が増えたとしても
せいぜい副会長くらいまでなんだろうなぁというのが現実なんですけど。
本作はあくまでもドラマなので…会長に選ばれてハッピーエンド!といった
程よくファンタジーな結果で終われたのがむしろ心地良かったです。
数が全てではないとは言え、やっぱり”「こんな自分」を受け入れてくれた人”が
多ければ多いほど励みになりますもん。
幼馴染を傷つけてしまったのをきっかけに、人との接し方にラインを引いていた潔さん。
誰かに甘えるのが苦手だった潔さん。
公にした事で、1人で抱え込む頻度が減っていくと良いなぁ…と思ってます。
これまでは古見さん(池田エライザ)の介在によって物語が展開されていただけに、
途中からはメインが潔さんと阿瀬さんの2人の友情関係に絞られて
通常とは少し異なる内容にはなりましたが、
逆にそうした事で「幼馴染の友情って良いなぁ」と、長い時間で育まれる友情の”尊さ”を
改めて再認識させられる余韻が残ったような気がします。
グループでよく言われる”シンメ”みたいでしたもんね。
好みも性格も合わなそうなのに、なぜか仲良しで、
2人だけしか知らない深い絆があるのが節々に滲み出ている…って所に
エモさを感じさせるもんなんです(笑)
そして、終盤ではほんのりと三角関係の香りが。
まぁ…古見さんなら通る道ですよね。
以前、只野くん(増田貴久)さんに「硝子って呼んで欲しい」ってお願いしていたのも、
少なからず好意はあったからだと思いますし。
あの頃から恋心に気づかないフリをしていたのかも?
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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