原作はあるし枠名は違うものの、
土曜深夜枠でヒットした「おっさんずラブ」の人気にあやかって作られたものなのかと
少し身構えていましたが…普通に、ただただ純粋なすれ違いコメディだったのが良かったです。
BL要素をあざとく意識する訳でもないし、
男同士で胸キュン行為しているのを気持ち悪がったり嘲笑ったりする描写もなく、
想いが変な風に解釈されちゃっている勘違い部分だけで
笑わせてくれる作りになっていたので、肩の力を抜いて楽しく見られました。
登場人物も皆どことなくポンコツで、
ルックスはエリート級でも内面は全然エリートじゃない所も可愛い。というか、もう愛らしい(笑)
元々、どこか欠けた人が物事に対して一生懸命に打ち込む様を描く作品は好きなんですが、
以前にも増して愛らしいと思うようになったのは、
某ドラマで引っ越してしまった外見だけヤンキーくんの影響が大きいのかもw
気持ちをしっかり伝えられる人の方が少ないんだろうなぁと。
それぞれに自分なりのプライドがあるが故に、コミュニケーションを図る際に
そのプライドが邪魔しちゃって、結果、後で「ちゃんと伝わってるのかな…」と
不安を抱えながらみんな日々を過ごしているんだろうなぁと。
青木(道枝駿佑)は主語がなさ過ぎるし。
井田(目黒蓮)はいちいち真面目に受け取り過ぎる(笑)
第三者からしたら、あの消しゴムは女の子から借りたって言えば済むのに!って
ツッコミたくなるもんなんですけど、それを言っちゃあ話が終わるんですよね。多分。
いや、不器用な部分に共感しつつも、いやいやなんでそうなるwwwって
ツッコミを入れるのが、一番本作に合った見方なのかも。
福本莉子さんは昨年の「歴史迷宮からの脱出」ぶりにお見かけしました。
慎ましそうに見えて実は魔性の女っぽい?所は男性の方が好みそうですけど、
天使の微笑みって言われるのも頷けるくらい存在に癒されますね。
笑顔になる時に口角がキュッと上がっているのが良いのかなぁ。
身長も1人だけ圧倒的に小さくて…上手いキャスティングしたよなぁとも思います(笑)
道枝さんはもうどんな役を演じても自然体で、安心して見ていられますね。
目黒さんは役柄に相応しく、適度に真面目で、適度にポンコツで…のさじ加減が良くて、
コメディも行けそうな予感。
考え込みながらストローを吸う顔からの「良い感じじゃないか!」には爆笑しましたw
とりあえず、初回の時点では好印象。
キュンキュンというよりかはひたすら癒されるドラマです。
しかし…その”勘違い”だけでどこまで話を持たせるかですよねぇ。
貸した消しゴムのシートが折り曲げられていて使い古されている感じがあったので、
「イダくん」じゃなくて「イイダくん」だったんじゃないか?とか一瞬思いましたけど、
あの反応を見てみる限りそんな事はないのかな。
ちなみに、毎回感想を書くかどうかは分かりません。
Source: りんころのひとりごと。
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