ブルーピリオド8話のネタバレを掲載しています。8話では、八虎が藝大の文化祭に行くと、予備校を辞めてしまった世田介に偶然出会っていく。そこで言われた言葉で八虎の絵が覚醒することに!?ブルーピリオド8話の内容を知りたい方はご覧ください。
ブルーピリオド8話のネタバレ
受験絵画
世田介が「つまんない受験絵画押し付けやがって」「俺もう予備校には行かない」と言い放つと、八虎が「受験絵画?」と疑問そうにし、橋田が「「受験絵画」は志望校好みに合わせて描かれた絵のことやね、一種のスラングや」と説明してくれる。世田介が「お前、ここで習ったことが絵のすべてとか思ってないよな?」「予備校はいい絵を教えるところじゃない、受かる絵を教えるところなんだよ」「俺はここにいても受かる気がしない」「じゃあ」と告げ去ってしまった。
橋田が「せやったら僕らだけで焼き肉いこか」「八虎はどこの部位が好きなん?」と言うと、八虎は「は?」「切り替わり早すぎだろ」とツッコんでいく。八虎が「橋田はどう思うわけ?受験絵画とかって」と聞くと、橋田は「んー、そういう絵だけが合格できるとは思わんけど、どこ大っぽい絵やなあとかは思うことあるなあ」「でもそれでもええんちゃう?所詮受験やし」「普通大学やって傾向と対策くらいあるやん?」「セカイ君は不器用で甘えん坊さんやからねえ」「じゃ、行こか」と答えていった。
八虎が「勉強ならどんなに遠くても目指すところがちゃんと見えてた」「でも美術は」「あれから世田介君は一度も予備校にきていない」「俺、何を信じたらいい?」と悩んでいると、大葉に「矢口、こないだのコンクールよかったじゃーん」と褒められる。
学校の美術室で絵を描く八虎が佐伯先生から「矢口さん、いいんですか?予備校は」と聞かれると、「今日は休みです」と答える。
佐伯が「何かありました?」「スケッチブックの絵、乱れてるように見えましたけど」と言うと、八虎は受験絵画の話をする。八虎が「藝大にいくために頑張ってきたのはそうですけど、俺のやってきたことって絵じゃなくて受験だったんですかね」と聞くと、佐伯は「それは違うと思います」「あくまで受験はきっかけでしょう?」「結局、矢口さんの絵は矢口さんの絵ですし」と伝えてあげる。八虎が「受験である以上、傾向と対策ってあるじゃないですか」「でも絵でしょ?」「絵なんて人によって評価が変わるモンですよね?」「だったらどうしたらいいんですか?」「俺、このまま」と不安をぶつけると、佐伯は「矢口さん、藝大にはもう行きました?」「敵情視察は大事ですよ」「文化祭、藝大の文化祭は作品展示もしますからね」「見ておいて損はないでしょ?」と助言する。
そして、八虎は純田たちと一緒に藝大の文化祭に来ていた。
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俺の絵で全員殺す
八虎が「この人たち全員藝大生か」「全員あの試験を通ってココにいるんだよな」「すげ」と視察を忘れていると、「そうじゃん、展示見に来たんだ俺」「あぶねーあぶねー」「タイミング見つけて見に行かなくちゃ」と思い出し、コーヒーを飲むと良い気分になっており、純田が「歌島知らないっけ?八虎コーヒーで酔うんだぜ」と伝えていった。
八虎がトイレで吐いてしまい「何やってんだ俺」「コーヒーなら酔えるから無理やりテンション上げようと思って飲んだのに」「情けねー」「ホント、情けないな俺」と自暴自棄になっていると世田介を発見する。
すると、「あなたヨタのお友達?」と母親らしき人物が話しかけてくる。
八虎が「予備校に来ないからもう会えないと思ってた」「そっか、藝大受験すんだもんな」と考えていると、世田介の母親から「よかったらあの子と一緒に学内展まわってあげてくれない?」と言われ一緒に回ることになった。八虎は「数ヶ月前なら喜べたのに」「よく考えるとけっこー嫌なこと言われてんな、俺」「俺が勝手に絵が上手い人を好きなだけだからいいけどさ、でも自信なくすわ」「さっさと見て帰ろう」と世田介に言われたことを思い出しながら学内展を見て回った。
世田介が「こんなもんか?」「思ってたよりたいしたことないな」「何が言いたいのかよくわからない」と言い放つと、八虎も「俺もそう思った」「でもなんで独りよがりっぽく見えるんだろう?」と賛同していた。八虎がいろいろな作品を見ながら「世田介君どう思う?」と話を振ると、世田介は「まずこの作品に興味持てない、どうでもいい」とぶっきらぼうに答えていった。一通り見回り世田介が「藝大生ってこんなもんか、肩透かしだったな」と言うと、八虎は「んー、なんでだろうな」「でも、年近い分参考になることも多かったな」「来てよかったわ」「やっぱ藝大にいきたい」と口にしていく。
八虎が「ありがとうな、一緒に回ってくれて」「俺、友達待ってるから行くな、お母さんによろしく」「じゃ」と別れようとすると、世田介は「俺、苦手なんだ、矢口さんのこと」「なんでも持ってる人が美術にくんなよ」「美術じゃなくてもよかったクセに」ととんでもない嫌味を言ってくる。
八虎が「なんだよそれ」「俺だって真剣にやってんのにその言い方はなくねーか?」「なあ」とさすがに怒りを露わにすると、そこに純田たちがやって来て、八虎が涙を流していることに気づく。
恋ちゃんから「なんか言われたか?」と聞かれると、八虎は「なんでもねえよ」と返していった。純田が「なんでもないってことないだろ」と言うが、八虎は「なんでもないんだよ」「俺の絵にもっと説得力があったらあんなこと言われなかったんだから」「悔しい、悔しいわマジで」「なんかあついわ、俺」「俺もっと」と悔しさを露わにしていた。
予備校に来ていた八虎は「バカみて」「何が受験絵画だ」「俺は世田介君の絵も桑名さんの絵も橋田の絵も描けない」「でも、俺の絵は誰も描けない」「どう描いたって俺の絵だ」「美術じゃなくてもよかった?」「世田介君に何がわかるんだよ」「確かにあのとき体験したことが違うことだったら今絵を描いてないかもしれない」「でも、今はコレに全部賭けるって言ってんだよ、美術しかないんだよ」「あ、ムカムカ、イライラ、グツグツ」「エンジンが爆発してる」「ドクドクドクドクドクドクドクドク」「こわいこわい、でも殺す」「死ぬほどこわいよ、でもそれ以上に、ひれ伏せさせたい」「俺の絵で、全員殺す」「そのためならなんでもする」と感情を爆発させ絵に向かっていた。
八虎の絵を大葉が「すごいね」「目立つだろうね、コレは」「明暗が気持ち良く配分されてるし、やってやろうって気持ちが」と評価していた。
八虎が「先生、俺藝大に受かりたいです」「受験絵画でもなんでもいいので教えてください」と言うと、大葉は「受験絵画か、死語だよ、それ」「昔はあったよ、確かに」「昔の美大は試験に今ほど時間をかけて見てなかったからぱっとみの良さを重視してたの」「だから、予備校側も小手先の技術を詰め込んだ」「でも、今は藝大も次第も関係ない、小手先も通用しない」「ある意味昔より難しいよ」「自分の絵を信じなきゃいけないから」と伝えていく。八虎が「でも、じゃあなんで上手な浪人生より上手くない俺のほうがいい順位だったんですか?」と聞くと、大葉は「良い絵だったから、それだけよ」「答え方・弱点・挑戦すべて明確だった」「技術や知識は強力な武器だけど、よくばったり使いどころを間違えると曖昧な絵になる」「矢口のあの絵は武器が少ない分、いや割り切って武器を使ったから明瞭な絵になった」「武器の少ない人が武器の多い人に勝つことは難しい」「でも、武器が少ない分身軽に動けるのは現役生の強みよ」「トライ&エラー、トライ&エラー、トライ&エラーよ、頑張りましょう」と伝えてあげた。面談が終わると大葉は「矢口、11月からクラスわけがあるからもし私含め先生と合わないと思ったら言ってね」と告げ、八虎は「はい、ありがとうございます」と返し部屋を後にしていった。
そこに「荷物取りに来ました」と世田介が部屋に入ってくる。
大葉が「今ちょうど矢口とすれ違ったわよ」と言うと、世田介は「なんで矢口さんの話し」と返し、大葉は「だって高橋、めちゃめちゃ矢口君を意識してるからね」と伝える。世田介が「先生のそういうところ苦手です」と返すと、大葉は「悪かったね、力になってあげられなくて」と伝えると、世田介は「じゃあ、お世話になりました」と伝え去っていった。
「大丈夫ですか、大葉先生」と言われると、大葉は「だっはっは」「シドーって難しーねえ」「あたしも3人の息子育ててるけどさ、美術はゴールの場所が人それぞれ違うでしょ」「ゴールもゴールにいくまでの方法も自分で考えなきゃいけない」「アドバイスはできてもどこに行くかは最終的には私にもわからないからね」と返す。「大変ですね」と言われるが、大葉は「ん?逆よ、逆」「楽しみなんだわ、あと120日で彼らはどう変わっていくのかしら」とワクワクしていた。
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Source: サブかる
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