先日の火10に続き、期待度ランキングで上位につけた本作の放送が早くもスタートしました。
しかしこちらは…残念ながら、様子見だと言わざるを得ない内容でしたね…。
SNSで感想をちょろちょろ調べていると、
「ひまりがキツい…」という声を多く見かけるんですが。
まぁ…再度見返してみたら、ひまり(増田梨沙)も正助(志尊淳)も
酷いなとは思ったんですが(後述します)、
個人的には、朝陽(千葉惣二朗)が前期の金10「ライオンの隠れ家」の愁人に寄せた
キャラクターになっている事がかなり気になって、物語に集中しづらかったです。
家の中に「がお〜」って言いながら入った時点で、おや…?とは思っていて。
でも、大声を出したり、はしゃいだりするのは幼稚園児の子供あるあるで、
作り手も「この歳の子はこうだろう」とイメージしたらあのキャラになったのかもしれないと
最初は超好意的に受け止めてはいたんですけど、
寝る時にライオンの絵が描かれた服を着ていたんですから、もう確信犯ですよね(苦笑)
「ライオン〜」は大好きなドラマだっただけに、本作も期待していただけに、
なんでここまで寄せる必要があったんだろう…って、
朝陽が舌足らずな喋り方をするのを聞くたびに、モヤモヤが止まりませんでした。
ちなみに、誤解を受けそうなので補足しておくと、モヤモヤしているのは
朝陽を演じられている子役の演技にではなく、
ライオンに似せたキャラ設定をし、演技指導を行った作り手に対して…です。
千葉惣二朗さんに非はありません。(キッパリ!)
だからこそ、まだ提案出来る立場ではないであろう、
ただ真面目に演技されているだけの千葉さんに
SNSやネットニュースのコメントなどでヘイトの声が向けられて傷ついてしまう前に、
早めに改善されていったらな…と思います。
しかし、そこを抜きにしても、初回があまり面白くなかったと感じてしまうのは…
「主人公の第一印象が最悪だと思わせるドラマ」として、
やってはいけない事をやってしまったからなのかもしれませんね。
率直に言うと…これ、一平(香取慎吾)ってタイトル通りの”最低男”に映りましたか?
先ほども書いた通り、どちらかと言うと、
ひまりと正助の方が数倍も”最低”じゃないですか??←あ、言っちゃった!(笑)
ひまりの場合は、お寿司のトロを母のためと全部取ったり、
「他人としか思えない」と言いながら他人の冷蔵庫を許可なく開けたり、
一平が不器用ながらも洗濯してくれたのに文句を言ったり(じゃあ手伝ってという話…)、
せっかく家に住まわせてくれた人に対して無礼な言動をし続けるし。
正助の場合は、家事育児してくれる人が出来た途端、ほぼ全て一平に任せっぱなしで、
確かにアレルギーの件に関しては家事育児を舐めていた一平も悪いけれども、
自分が家を開けている数日間、頑張って働いてくれていた彼に感謝の言葉もないんですよね。
「朝陽の気持ちも確認してもらえたら」って…それは正助でしょ!って思っちゃいました。
朝陽が6歳にしてあんなに自己肯定感が低くて、
「ドジ」が口癖になっているのも妙に引っかかりましてね…
両親が何かしらの出来事で怒ったのが
トラウマになっているのでは?という気がしてならないんです。
正助は今すぐ転職した方が良い。
保育士なのに、我が子の本音に気づけないでどうするんだと、
見ながら彼へのツッコミが止まりませんでした(汗)
話が逸れてしまったので要約すると…このままだとタイトル詐欺になりかねないんですよね。
人生崖っぷちに追い込まれた、家族嫌いで子ども嫌いの最低男が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちとともに暮らすことに。
と公式サイトには記載されているのに、
主人公よりも周りの方が最低だと視聴者に印象づけてしまったら、
主人公の「家族を利用している」感が霞んでしまうのも仕方ないと思うんです。
あとは、素人なりに考えたのは…計画を教えている場面は描かれてはいたものの、
“企み”を強調した展開・演出がまだ足りていないのかもしれないなと。
記憶違いならすみませんが、
モノローグ=一平の心の声 って、全然挿入されていませんでしたよね?
例えば、家族からしたら”良い事”をやっている裏で、心の中では「あー家族って面倒くせー」
「好感度アップ作戦、大成功!」などとぶつぶつ呟く形で彼の腹黒さを演出したり、
すぐさま自分の部屋にこもって(部屋や事務所でのシーンをもっと増やして)
「手応えアリ!」「これはダメそうだ…」と言いながらプランを練ったり…
彼を「日本一の最低男」に魅せるには、まだまだいろんな可能性がある気がしています。
序盤の小原家がチャイムを鳴らしたシーンで、大らかなパパ役を演じようと
ニタ〜っと作り笑顔をする一平にはワクワクさせられただけに、
正直、尻すぼみになってしまった感は否めませんでしたね。
お尻にシールがついていたくだりも、何話か後の回で見たかったなぁと。
自分の身の回りも気にしなくなるほど、
親として家事育児に励んでくれていた証拠だと私は捉えているので…。
でも、終盤の展開で、もう少し感想を書いてみようかと思わせてくれました。
部屋に戻った途端、真顔になって、
主題歌の歌い出しの「♪素敵に笑うピエロ」という歌詞が流れたのもそうですし…。
インスタのアイコンを、子供の顔をスタンプで隠している画像ではなく、
全員顔出ししている画像に設定した所が、唯一の最低ポイントでした。
で、初回にしてひまりに聞かれてしまうという。
知られてしまった事でどう対処するのか、今後どうやって家族に関わっていくのか、
ちょっとだけ次が気になったのは事実です。
という訳で、3話くらいまでは様子見するかと思います。
(※予告せず、感想が初回のみになる可能性もあります。)
一平の悪い一面がもっと見られる事を期待します…!
あ、そうそう、鷲津(草彅剛)の登場にはびっくりしましたね。
意外と台詞も多かったですし。
友情出演はお互いの仲の良さが垣間見えて、昔から好きなんですよねぇ。
本田博太郎さんの「わしづっ」という声が、すぐさま脳内で再生されちゃいました(笑)
Source: りんころのひとりごと。
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