さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜 7話 感想|小村(西田敏行)が倒れるとヒヤヒヤする。

ドラマ

 

 

う〜〜ん…困った。前回以上に判断に困る。

今回は何を描く回なのか、どんな結末に持っていきたいのかが分かりづらかったです。

 

公式サイトのあらすじをチェックしてみたら

サブタイトルで「77歳の夢ライブ」と表記されていて、

どうやら小村(西田敏行)の人生初のリーダーライブがメインだったみたいなんですが…

今回の内容を整理すると、そのエピソードの他に

・憧れのドイツの楽団からオファーが来る俊平(西島秀俊

・一緒に同じ夢を見続けてきたつもりが、ドイツの楽団のオファーを断られた事で

 衝突してしまう俊平と鏑木(満島真之介)の関係性

・母校の高校から記念スピーチとオーケストラ部の1日指導を依頼され、帰省しようか迷う俊平

・仙台のオケフェスにワイルドカード枠で応募する晴見フィル

・父(もとい市長)・白石(淵上泰史)から音楽の道を反対される天音(當間あみ)

・で…いつも描かれる響(芦田愛菜)の葛藤

で、合わせると7つのエピソードが同時並行して描かれているので(多っ!!)、

主人公の存在感が埋没していれば、

話が情報過多に感じられてしまうのも無理ないと思うんですよね。

 

今までの描写から、俊平が心から音楽とオーケストラを愛している事は十分伝わるんですけど。

それを前提にしても…何でしょう、エピソードを盛り込み過ぎているのが原因で、

今回の彼を見ていると、何もかも中途半端に取り組んでいるように見えてしまいます。

晴見フィルの事も、響との事も。

実際、「ちりオケ」の形態となった新生・晴見フィルの活動がこれからだって言うのに、

本人はドイツの楽団のオファーを受けるか、故郷には帰るのかどうかで

延々悩んでいる様子が目立ちましたから…(汗)

 

晴見フィルのピッチピチした生き返った演奏を聴くたび、

人生で一回くらいは満足のいく演奏がしたくなって

イベント開催を決めたと語る小村の動機は、

前回、ホール閉館にあたってのラストコンサートもあって、

そこでの活動にピリオドは打ったけれど、誰かには活力を与えていて、

聴いた人々の中にはいつまでも”思い出”として残り続けるんだろうな…

というのが感じられて素敵に思えただけに。

メインとサブできちんと強弱をつけて、小村のエピソードをもっとじっくり見たかったです。

 

響も響でなぁ…もう7話なのに、父に歩み寄ろうとする変化が

あまり感じ取れないのは気のせいなんでしょうか。

ず〜っとツンケンしてるなぁ…って印象なんですよね。

いや、今まで遠ざかっていたバイオリンを天音に教えたり、

父と同じく「ボッカルーポ」と言ってしまったり、

大輝(宮沢氷魚)のアシストを受けて

何の曲なのかを聞いてみようと試みたり(これは失敗したけど)、

確かに変わってきてはいるんですよ。

ただ、どれも父のいない所か、父には伝わっていない状態でその動きを見せているので、

拒絶している相手に対して壁を壊さない限りは

「変わった」とは言い切れないんじゃないかと思うのです。

自分が家族を壊したとは自覚していて、お互い向き合って話せるようになる日は

果たして来るのかどうか…。

 

次回は俊平が30年ぶりに帰省する話だそうで、父親役は柄本明さんだと判明。

野球部の監督を務めていて、あの短気な性格からするに、

少年時代の俊平は、本当は野球をやりたくなくても

やらされていたんじゃないかと察せられます。

内容も見ていない内からこんな事言うのも何ですが。

もしそうだとしたら、今回の天音の

「今までの習い事はやりたいと思えなかった(だから長続きしなかった)」エピソードは

次回の内容と重ねて描いても良かったのでは…?という気がしますね。

 

最後に余談で。話が前後しますが、小村が倒れるくだりはヒヤヒヤしました…。

でも、その後ケロッと回復。

大した事なかったのなら、あのくだりは必要だったのでしょうか(滝汗)

 

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Source: りんころのひとりごと。

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