彼岸島48日後296話のネタバレを掲載しています。296話では、希が豹丸を倒すために上級地区を目指すことを決める。ユカポンの歌で人間性を取り戻した周りの人間たちとクーデターを起こし、上級地区への道を切り開いていく!?彼岸島48日後296話の内容を知りたい方はご覧ください。
彼岸島48日後296話のネタバレ
上級地区
希が「許さない、お兄ちゃんを殺した男豹丸」と考えながら「行こう聡」「明さんたちと合流だ」「お兄ちゃんの仇、豹丸を倒すために」「絶対に奴を殺してやる」「みんなとの合流場所、自由の女神に向かおう」と伝えていった。
希が「ねェアンタ、この楽園で自由の女神はどこにあるの?」と聞くと、リーダーは「あの、上級地区です」と答え、希は「上級地区?」「上級市民が生活してる場所ね」「私たちがいる労働地区や住居区とは違う」と理解していた。聡が「どうやって行くのかな」と言うと、ネズミが「俺道中見たよ」「ここに来る途中上級地区への扉があった」「カードキーで開ける感じで俺たちの持ってる鍵じゃ入れなそうだったよ」と伝え、聡は「まァ、誰でも上級地区に入れるわけにはいかないものな」「なんとかカードキーを手に入れないと」と口にする。
ユカポンが「ねェ、血の楽園来た時に行った入り口の受付の事務所にあるんじゃないの?」と言うと、ネズミが「事務所ね」「確かにあそこならありそうだな、働いてる奴も上級市民かもしれないし」「でもどうやって」と言い、希は「ここの人間たちの力を借りられないかな」「テントの人間たちで暴動を起こすの」「この大勢の人間で戦えば労働地区の吸血鬼の数なんてたかがしれてるし、事務所だって簡単に制圧できるわ」と提案する。ネズミが「そんな、無茶だよ」「無理だから今までも誰も逆らわなかったんだろ」「急に今日そんな事ができるわけ」と言うが、希が「何言ってんの、今日だからできるのよ」「私たちがいるでしょ」「うちらは吸血鬼としてここにいるんだから鍵があるのよ」「労働地区の出入り口も通れるし、警棒や電気棒などの人間を管理するための武器庫の扉も開けられる」「人間がここで叛旗を翻すには今をおいて他にないはずよ」と伝えていく。聡が「でも、ここの人間たちはみんな生きる気力もなくすべてを諦めているよ」「この人たち戦う気になってくれるのかな」と疑問を口にすると、ネズミも「俺たちが話していてもまったく気にしてないし、気づいてもいない」「もうなんにも関心がなくなってるんだよ」「この人たちじゃ戦うどころか話だって聞いてくれないよ」と諦めていた。
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共に戦ってくれ
リーダーが「なァ、アンタなんかテレビで見た事ある」とユカポンを見て言うと、ユカポンが「はい、よく知ってますね」「アイドルやってました」と笑顔で返す。リーダーが「歌うたいか、そうか歌か」「そんなものもあったな」「何かワシのための歌ってくれないか?」と無茶振りするが、ユカポンは笑顔で「いいですよ」とリクエストに答えていく。
ユカポンが「次は昭和歌謡にしようか?」「楽しくなってきちゃった」「おじいちゃんにもわかる有名な曲がいいよね」と歌を続けると、周りの人間たちも起き上がり集まってきた。
その後もどんどん人が集まり、ユカポンが歌い終わると人間たちは「歌、こんなに心をつかまれるとは」「そうだ、人間だ」「俺たちは人間なんだ」と心を打たれていた。
希が「すごいじゃない、ユカポン見直したよ」「こんなに人の心をつかめるなんて天才よ」「みんな本気で感動してる」「この人たち人間性を取り戻してきてるよ」「みんな聞いて、私は英雄の妹、人間よ」「私は豹丸を倒して兄の仇を討つつもりだ」「そのために上級地区に入る必要がある」「力を貸してほしい」「今なら武器も手に入る、共に戦ってくれ」と告げていくと、人間たちも呼応した。
それを見たリーダーは「みんなが力を、取り戻した」「まるで英雄様が蘇ったかのようだ」「英雄様は亡くなってしまったけどあの人の意志はまだここに」と感動していた。
そして、人間たちが反旗を翻し事務所を襲撃する。
希が職員を物色しカードキーを見つけると、リーダーが「ありがとうございます、英雄の妹さん」「我々もなんとか人間としての誇りを取り戻せました」と礼を伝えると、希は「こっちこそお兄ちゃんを慕ってくれてありがとう」「絶対に仇をとってくるからね、その後は一緒に脱出しましょう」と伝えていった。
そして、希たちは上級地区を目指していく。
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Source: サブかる
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