伏黒恵の姉の身体に受肉した万(よろず)と呼ばれる人物。
強力な構築術式を持った状態で宿儺と愛を持って戦いました。
実際にあの最強の球体を繰り出した時に摩虎羅がいなければ、厳しい戦いになっていたはずです。
結果で見れば、あっという間に勝利した宿儺。
そしてそんな宿儺に愛を持って最後に構築して見せたものが呪具・神武解でした。
しかしながら呪術廻戦245話にて日車寛見の誅伏賜死によるジャッジマンの判決によって没収。
特に見せ場もなく使えなくなってしまいまいました。
神武解の最初の使用は鹿紫雲一
万が最期の瞬間に宿儺に与えたもの。
それが呪具・神武解でした。
電撃系の武器であり、実際には相当強力なものです。
しかしながら最初に登場して、それを使用したのがよりによって鹿紫雲一。
鹿紫雲一は知っての通り呪力を電気に変えており、当然ながら電気攻撃は効きません。
本来は神武解だけでも多くの呪術師が殺されてしまうような代物であるのは確実。
もし五条悟の敗北後に出てくる順番が鹿紫雲とならなければ、それだけで一人の呪術師が一瞬で葬られていたかもしれません。
少なくとも神武解の登場時に、誰かに危害を加えることはありませでした。
一応冥冥のカラスは殺した
本当に神武解は没収されるまで、一切役に立たなかったのか。
そういう訳でもありません。
唯一有効打として使用されたのはカラス討ちでしょう。
隙を作らせるために冥冥が全力の速度でカラスを宿儺に向けました。
これを両面宿儺は神武解で処理。
バリィ!という音と共にカラスは沈みました。
冥冥はこの時に「五条悟や羂索、宿儺レベルには落とされる」と表現していました。
しかしながら「直撃を避けてる」という事実から、当たった時はそれなりのダメージがあると判断されているのではないかと冥冥も予想。
実際にそうなのかもしれません。
速度が尋常でなく、的の小さいカラスを相手にした時は斬撃よりも神武解の方が有効だと宿儺が判断したのでしょう。
もし神武解がなければカラスが命中しており、宿儺にダメージを与えた可能性も否定できません。
つまり100%完全に何も使われずに没収された神武解ではないということになるでしょう。
日車寛見によって没収される神武解
そして遂に訪れた神武解の最期。
愛を持って接した万が命の灯火が消える瞬間に宿儺に渡した呪具です。
それは誰かに壊されるなどではなく、ジャッジマンによる死刑のペナルティで失いました。
本来は斬撃の術式を奪えると考えていた日車たち。
残念ながら、そうはならず呪具・神武解の没収となりました。
呪術廻戦245話で日車寛見の誅伏賜死の中でジャッジマンが両面宿儺に死刑判決を下しました。
これによって没収と処刑人の剣を手にした日車寛見です。
もし宿儺が呪具を持っていなければ、斬撃の術式が奪われていたことでしょう。
そう考えると呪具・神武解の意味は大きなものになると言えます。
但し神武解単体で見ると、速攻のお役御免。
対応できたのはカラスだけだったのか、となんとなく伏黒恵の姉の肉体を受肉した存在が残したものとしては残念な結果に終わったとも言えるでしょう。
呪術廻戦はそういう面白さも享受していくものだと感じます。
羂索のラストも、誰が漫才終了だと予想できたか。
どんな考察者でも九十九由基との戦いから、あの髙羽⇒乙骨憂太に殺される筋道は考えつかないはずです。
全力の戦闘シーンを一度見せている相手を、また再使用しない芥見下々先生の思い切りの良さが光る瞬間と言えました。
またこの神武解についても同じでしょう。
これ以上、答えの分かっている呪具で誰かを葬るなんて野暮なことはせずに、日車たちの予想に反するために没収として使用。
そういう意味では上手さが際立つ展開の作り方だったと言えそうです。
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Source: マンガ好き.com
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