キングダム687話のネタバレを掲載しています。687話では、桓騎軍が扈輒軍に圧倒的に追い詰められていた。岳白公と戦う信は、岳白公の強さの秘密がおかしな体術にあることに気づいていく。キングダム687話の内容を知りたい方はご覧ください。
キングダム687話のネタバレ
痛み
雷土が捕えられたことが広まり、残された雷土軍は総崩れとなった。
そしてさらに、新龍白公となった竜布が左翼に戻り、逃げる雷土兵の背をどこまでも追った。
一方、中央では黒桜軍と厘玉軍が虎白軍に分断され狙われた厘玉軍の方が総攻撃をくらい四散した。
そして、虎白軍は向きを変え、分断した片割れ、桓騎本陣を含む黒桜軍へと襲いかかった。扈輒軍中央軍将軍の虎白公が「虎斬の陣で引きちぎれ」「容赦はいらぬ」「黒桜とかいう女の将の首を斬り落としてこい」と指示を飛ばす。
この時すでに脱走する者があとを絶たず、弱体化が加速していた黒桜軍にとって虎白軍の総攻撃は正にとどめの一撃となった。黒桜が「お頭の本陣は!?」と聞くと、兵士は「す、すでに逃げた後みたいです」と答え、黒桜は「よし、ここも逃げるぞ」と指示を出す。
現在の戦況。
扈輒軍本陣にて。扈輒が「どうした、夏満」と聞くと、夏満は「いえ、ただの定時報告です」と答える。
扈輒が「申せ」と言うと、夏満は「ハ」「左翼・中央軍共に桓騎軍を撃破」「さらに追い討ちに出ています」「桓騎軍は脱走者が出ており、もはや立て直してくる力すら残っていない模様です」と伝える。扈輒が「分かった」「中央・左翼の追撃を許す」「ただ、中央虎白には三千をその場に留めておくように伝えよ」と指示を出すと、夏満は「岳白公の右翼ですか?」と聞き、扈輒は「ああ」「万が一もし何かあるとしたら右だけだ」と答える。夏満が「影丘が抜かれると?」と尋ねると、扈輒は「それはない」「ただ、もし何かあるとしたらだ」と返す。
夏満が「中の男は何か吐きましたか?」と聞くと、扈輒は「いやまだだ」「だが、あそこまで固く口を閉ざすとなるといよいよ何かある」と告げる。夏満が「しかし、影丘抜き以外に我らの脅威となるものがありましょうか」と返すと、扈輒は「一つだけ引っかかるのは王翦の存在だ」「もし西にいる王翦がこちらに向かって来るならば、さすがに今の盤面は一度解きそれに備えねばならぬ」と説明する。夏満が「たしかにそれは大事ですが、しかし来ますか、あの王翦がこちらに」と言うと、扈輒は「来ぬだろうな」「奴らの狙いは本来武城・平陽」「こちらに来ればその戦略は大いに遅れる」と伝える。夏満が「しかし、予想外のことをするのが桓騎」「念のため西の動きの見張りを倍に増やしておきましょう」と言うと、扈輒は「すでにしてある」「王翦が動いて来ても急襲される恐れはない」と返す。夏満が「さすがです」「ならばたとえ王翦に動きがあってもここに近づく前には桓騎の首はあがっているでしょう」「となると、やはり唯一注視すべきは右翼岳白軍の戦況」「虎白公に五千を置いていくよう伝えます」「左の龍白公にもそろそろ少し隊を中央へ向けさせましょう」「桓騎を取り逃がさぬように」と言うと、扈輒は「ああ、そうしろ」と返す。
夏満が「六将になって早々桓騎は相手が悪うござったな」「桓騎は痛みを武器として相手を呑む戦をするが、我らには通用せぬ」「奴らへの恐れなどないからです」「我らは、誰よりも痛みを抱きかかえる扈輒様は戦い歩んだ軍だ」と語ると、扈輒は「しゃべりすぎだ、夏満」「行け」と返す。夏満が「フフ、足りませぬ」「夜には桓騎の頭蓋の杯で酒を飲みましょう、扈輒様」と言うと、扈輒は「ああ」と返し解散となる。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
おかしな体術
扈輒軍右翼岳白公軍対桓騎軍左翼飛信隊の戦場。
「驚いたな」「あの断崖を攻略したのか」と関常が現れる。
関常が「すまぬ」「敵に追われた先でしばらくくたばっていた」と言うと、番陽が「よ、よい」「賁様から敵を引きはがすためにお前達が囮に」「よくぞ無事で」と返し、関常は「ああ」「だが、ただ戻ったわけじゃねェ」「隊の生き残りを引き連れて来た」「ボロボロだが数百はいるぞ」「玉鳳はまだ終わってねェ」と言い放つ。
関常が「若は無事だと聞いたぞ」と言うと、番陽は「ああ、無事じゃ」と答える。関常が「なら行くぞ」と戦場に向かおうとすると、河了貂が「待って」「参戦するなら前方で敵につかまっている羌瘣の所へ」「羌瘣隊を崖上に上げたいけど出来ないでいる」と指示を出す。関常が「いいだろう」「お前らの強軍を行かせりゃいいんだな」「任せろ、それくらいなら出来る」「行くぞ、玉鳳」と羌瘣隊の元に向かっていくと、河了貂は「油断していた」「岳白軍はまだ後軍があの奥にいるはずだ」「それが到着する前に決着をつけないと」「急ぐんだ、信」と焦りを見せていた。
信と岳白公が交戦していた。
岳白公の動きに信が苦戦する。
崇原が「くっ」「さっきから何だ、あの巨体で妙な動きを」と岳白公の動きに驚いていると、田永が「あっ」「信」「そいつの強さは巨体からの怪力じゃねェ」「そのおかしな体術だっ、って羌礼が言ってたぞ」と伝えていく。それを聞いた信は「なるほど、そうか」「尾平っ」「ちょっと来い」と何かに気づいていく。
<<前の話 687話 次の話>>
Source: サブかる
コメント