そんな簡単に応募が集まるもんなの?とか、外でもAIになりきっていたらバレない?とか、
やっている事は詐欺では?とか、ツッコミどころはたくさんあるけれども(笑)
まぁでも…漫画原作だからと言い聞かせて見方を変えてみたら
結構楽しめましたね。(←どうも、単純な人ですw
いや、それを抜きにしても、今回で「1ヶ月で300万円稼ぐ」とあったように、
具体的な目標を定めて、そこを軸に物語を展開していく構成になっていたのが
良かったんだと思います。
お陰で、3人が今何をやっているのかが分かりやすくなりましたし、
ハル(目黒蓮)の”狙い”もより明確になりました。
そして何より、思い立ったらすぐ行動で、何を考えているのかが読めないハルに、
人付き合いは苦手だけど、心優しい持ち主のガク(佐野勇斗)に、
堅物だけど与えられた仕事は何でもこなしていく凛々(福本莉子)の
チームのバランスも良くってねぇ…。
社会人初心者で性格や能力がバラバラだからこそ、
純粋に、この3人が駆け出し状態から立派な企業を築いていく話を見てみたい
気持ちにもさせられたのでした。
そんな訳で、本作の視聴意欲が上がったのですが…
ただ、気になる点もまだ1つだけ残っているんですよね。
それは、前回でもうっすら感じていましたが、
「ハルがいない世界線=未来」エピソードの本編(=現在)への盛り込み方について。
「現在」では、ハルが不在のシーンが時々描かれていて、
それが、自分を頼らずとも、ゆくゆくはガクに自立してもらうための前準備にも映って
“繋がり”は感じさせるんですけど。
「未来」を見てみると、基本”その場”で起こっている出来事しか描かれないためか、
話の腰が折られているような感覚を受けてしまうのです。
言い換えれば…どうしてもこのパートは必要なの?って。
思うに、原作の1話ごとの流れに忠実に作られているのかもしれませんが…
「未来」でガクが昔を思い返している姿を加えて、
かつ最初か最後にまとめる事に徹底させた方が、物語に連続性が生まれて、
「現在」への没入感を高められるんじゃないかな?という気がしました。
冒頭ではツッコミどころが…と書きましたが、
解決方法は今で言う「推し活」文化に沿ったもので、
ファンが「私もやってみたい!」ってなるのも頷ける結末になっていたと思います。
花なら、大切な人へのプレゼントはもちろん、
推しの生誕パーティにもメンバーカラーで取り入れやすいでしょうしね。
あと、これは個人的な話ですが…
大学の卒業式を終えた後で、ようやく内定をもらうほど就活に苦戦していた自分からしたら、
1人1人の特性を先を見越した上できちんと理解して、
最大限発揮させてくれる人の元で働けるって、
ガクと凛々にとってはとても嬉しい事なんだろうなぁ…と思いながらも見ておりました。
ご縁がなければ、今も就活を続けているか、
才能を開花出来ないもどかしさを抱えながら仕事していたであろう2人。
とりあえず、登場人物の直向きさを応援したくなるまでに
本作の描く”ビジネス”に興味が持てたのには安心しました…。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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