お互いの気持ちが整い、完全に円満な離婚。その意思が楓と誠の二人に流れました。何とも切ないところ。
※あなたがしてくれなくてもの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
ついに楓と誠の離婚が確定です。
言葉にはされていなかったところですが、誠がはっきり言いました。
「離婚しよう」
肩の荷が降りたような安堵の空気が流れています。
そしてこの二人は別れた後にもお互いをどこかで考えて「幸せになっていて欲しい」と願う関係になりそうです。
それではあなたがしてくれなくても87話の考察をしていきます。
二人の見ている未来が違う
穏やかな二人です。
特に涙する訳でもなく、お互いに完全な納得があってのものと言えるでしょう。
誠はいわゆる普通の家庭を思い描いていました。
しかしそんな中でも楓を応援したい気持ちを持っていたところ。
だから自分の本心と楓を応援したいという気持ちにズレが生じてしまったとも言えます。
根っこのところで大切にしていたものが違ったというだけでお互いが嫌いになった訳でも何でもありません。
だから互いにとって大切にしていることを諦めて夫婦を続けるべきではないという判断です。
円満離婚ではありますが、何となく切なさを感じるところでもあります。
苦しかった楓
楓は妻としての役割を保つために家に帰るのが苦しくなっていた様子です。
こういう夫婦はとても多いと聞きます。
楓と誠は赤い糸がいつしか鎖に変わったという表現をしますが、現実にもとても多いのではないでしょうか。
「自分は何をしているのか」
そんな疑問のもとで苦痛の夫婦生活をしているケースも多いもの。
この誠と楓の二人の話は強烈に響く人もいるのではないかという気がします。
ずっと応援している
編集長になった自分を見て欲しかったという楓。
しかし誠はずっと応援していると言います。
別れた後でも雑誌を見て、楓の名前を見て、それが嬉しくなる。
誠が自分の中で夫婦の時もそうやって応援しようとしていたのが伝わるところ。
楓の輝きをずっと応援するという誠。
ずっと応援させてほしいという誠の言葉は涙を誘うところでしょうか。
そして楓も楓で誠に合う人物がいることを示唆します。
楓の中ではおそらくみちが頭に浮かんでいることでしょう。
果たしてみちと誠の未来というものがあるのかどうか。
終わった二つの夫婦の次なる展開が始まっていきます。
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Source: マンガ好き.com
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