どこかでお見かけしたような…と思って、途中でwikipediaで調べてみたら、
醍醐虎汰朗さんが「舞いあがれ!」の吉田学生だと気づく。
漫画ならではの良さをそのままドラマに持ってきたかのような、
コロコロ変わっていく表情には惹きつけられました。
ただ、肝心の内容は、あんまり惹かれなかったかなぁ…と(汗)
原作をどこまで再現しているのか分からないんですけど、
個人的には、主人公がいかにも”ザ・童貞キャラ”に描かれていたのが
気になってしまいました。
その描写を強調し過ぎてしまっているためか、内容も終始軽〜い雰囲気で、
いじめられっ子の高校生という設定が薄まっているようにも思います。
下手したら、「外見や性格にコンプレックスを抱えた男性が
“高嶺の花”的な立ち位置の女性に恋をする格差恋愛ドラマ」を見ているんじゃないか?と
錯覚するくらいにはね。
私もいじめの描写はフィクションでも見ていて良い気はしないので、
もっと陰湿にして欲しいとは言わないんですが。
せめて、序盤での缶ジュースを開けさせるためだけに来させたシーンで、
栓を開けてみたら(事前に降っていたので)泡が顔をめがけて噴き出してきたとか、
友達にダンベルを持たせるとか、顔に傷跡作って帰ってくるとかして、
主人公の「いじめに遭ってきた日常」を中盤までで重点的に描いていたら、
「いじめなんてどうでも良い」と心の中で言ってしまいたくなるほどの運命の出会いや、
本作のコンセプトでもある「そこで手にした”幸せな日常”が徐々に
“非日常”に侵食されていく…」といった部分が際立ったんじゃないかなぁという気がします。
まぁ、率直に言ってしまえば、思っていたのと違った…って感じでしょうか。
原作者の過去作品で、2017年にドラマ化された「わにとかげぎす」も
確か童貞の描写はあったものの、同時に謎めいた雰囲気も漂っていましたし、
回を重ねるごとにじわじわ来る面白さがありましたが…
こちらに関しては、次回予告を見る限りだと、
初回で感じた事が今後もそこまで変わらないのでは?と思えてなりませんね。
感想は初回のみにする予定ですが、特に金曜日はドラマが渋滞しておりますので、
3話までで展開に興味が持てなかったらリタイアしてしまいそうです…(汗)
Source: りんころのひとりごと。
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