陽一が遂に離婚届をみちに渡しました。最後は何とかみちへの謝罪を伝え崩れた顔を見せずに立ち去ったところ。しかしそこにみちが追いかけて来ました。
※あなたがしてくれなくてもの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
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あなたがしてくれなくても10巻【予約】
陽一がみちと待ち合わせ。
離婚届を渡し、今までのことを謝罪しました。
去り際には「無駄な時間を過ごさせてごめん」の一言。
案外これは女性にとって言われたくない言葉ではないでしょうか。
無駄だと思って付き合い、一緒にいた訳ではありません。
それよりも「一緒にいられて幸せだった」という一言の方が最後ながらも嬉しいものです。
でも陽一も最後くらいは、と考えてマシな自分を見せたかった強がりでもあります。
本当にみちが幸せになれたはずの時間を奪っていたことへの自己嫌悪から出た言葉です。
悲観にくれる陽一のもとにみちが駆けつけました。
陽一は断ち切った思いが噴出してくるのかもしれません。
そしてみちは陽一のお陰で気付けたこともあったと伝えるのでしょうか。
それではあなたがしてくれなくても79話を考察していきます。
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離婚届にありがとう
陽一とみちが久しぶりの対面です。
カフェに早めに入った陽一。
ここからもう今までとは少し違います。
もし今までの陽一なら嫌なことを遠ざけて、来たとしても遅れて入ったはず。
そこにみちが現れて早く来ていた陽一に驚いた様子を見せていました。
陽一はあまり会話もせずに記載した離婚届を渡します。
その時みちは「ありがとう」と一言。
これに陽一の中で痛み。
離婚すること、離婚届を渡されて「ありがとう」と言われる関係。
みちと一緒にいるような男は自分しかいないと思っていた頃の陽一は今の陽一を見て何を思うのでしょうか。
自業自得の姿がありありと見える陽一ですが、少し可哀想にも思えてきます。
今の陽一は素直にみちへ今までしてきた過ちを感じて「ごめんな」と謝罪します。
今までの陽一ではないとすぐに分かる回答。
ただそれでほだされるような状況にみちもありません。
明日には出すという離婚届、その後に連絡すると言う姿。
そしてはめていない指輪。
陽一の中でみちとの関係の終わりをはっきりと感じた瞬間ではないでしょうか。
最後にマシな自分を
本当に離婚届を渡しただけで去ることにした陽一です。
自分とのつながりの全てを捨て去って、すでに前を向いて歩き始めているみちに対して何かを言うでもないと感じたのでしょう。
とてつもない悲しみが押し寄せたのは言うまでもなく、そこには強い後悔があるはずです。
まさに失ってから気付くというところ。
でも最後は踏ん張って、発した言葉は「俺と結婚しなきゃよかったな、無駄な時間を過ごさせてごめん」でした。
これって謝っているように見えますが、女性が言われて結構傷つくものだと思います。
今のみちが何を思うかは分かりませんが、出来れば「みちと過ごせて幸せだった」とかの方が女性としては嬉しいところでしょう。
でもそんなことが言える心境にはありません。
陽一はとにかく「申し訳ない」という気持ちが強く出てしまっているのでしょう。
本心から出ている言葉です。
そして最後くらいはマシな陽一、いつもみちに見せていた自分で去りたいと願った男心も何となく分かるところです。
悲観に暮れる陽一に駆けつけるみち
店を出ると走り去りながら陽一は感じます。
もし自分と一緒にならなければ、今頃は子供を産んで幸せな家庭を築いていたのではないか、と。
みちの笑顔が好きだったのに、それを自分が奪っていた事実を知って悲観に暮れてしまいます。
この気付きは強烈に胸を裂くものでしょう。
全てを失って、ようやく気付いた陽一。
これは回復にとてつもない時間を要しそうなところです。
離婚届は明日出すと言っていたみち。
もうここからは他人になってしまいます。
今までがいかに幸せだったのかを痛感する日々となっていくのか。
そんな悲しみの中にいる陽一のもとにみちが駆けつけました。
かなり走った様子が見えたので、みちも相当な速度で陽一を追ってきたということでしょう。
ここで一体みちは何を伝えるのか。
陽一からすれば期待してしまうところ。
でも多分みちからかける言葉はそういうものではなく、陽一と共に過ごせたことへの感謝なのではないかと思えます。
別れてもなお、陽一を好きだったみちだからこそ分かる陽一の良さもあるはず。
その言葉がこれからを生きる陽一の自信に繋がっていくのではないかという気がします。
みちの本当の意味での強さを感じるところです。
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Source: マンガ好き.com
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