キングダム689話のネタバレを掲載しています。689話では、信が岳白公、そして親衛隊の連携に大苦戦する。が、信は岳白公の動きを止める方法に気づき、勝機を見出していく。キングダム689話の内容を知りたい方はご覧ください。
キングダム689話のネタバレ
快楽
信と岳白公が熾烈な闘いを繰り広げていた。
それを見る崇原が「岳白の戦い方がまた変わった」と感じていた。
岳白公の親衛隊たちも信に襲いかかる。
崇原が「何やってる、騎兵達」と叫ぶと、我呂は「うるせェ、分かってる」「ただ、こいつら俺らが持て余すくれェ強ェんだよ」と返す。崇原が「騎兵が当てにならん、俺達で信を守れ」と叫ぶと、歩兵たちが「そっちがその気ならこっちだって囲って岳白を討てっ」と向かっていくが、岳白公に瞬殺される。
崇原が「ひるむな、とるぞ」と岳白公を狙おうとするが、信は「止めろ、崇原」「お前にまで死なれちゃこの先隊がやっていけねェ」と止める。崇原が「その前にお前が死ねば飛信隊はここで終わるんだぞ」と言うと、信は「んなことは分かってる」「だから、援護に回って助けろ、あとは俺がこいつをぶった斬る」と宣言する。
岳白公が「随分と隊内の情が厚いのだな、侵略者の分際で」「だがそうであろうな」「戦場での結束、友情、そういう快楽があるからこそ隊は成長する」「そう、快楽ですよ」「人間にとって戦争こそが最大の娯楽・快楽ですよ」「だから、私達は飽きずにやっているのでしょう、特に力ある者にとっては」「侵略戦争はたまらないでしょう?」「しかし、逆にその快楽に浸りきった者の息の根を止めることこそが、私にとっては最上の快楽なのですよ、飛信隊信」と論ずると、信は「やっぱりてめェにはがっかりだ、岳白」「人のこと侵略者っつー割にはお前から怒りを感じなかった」「お前はものすげェ強ェが、お前からは最初から何も感じなかった」「俺達が侵略者っつーのは否定しねェよ、正にその通りだ」「だが、お前みたいに能天気には戦ってねェよ」と返していく。
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人の営み
岳白公が「私のことを能天気と思うのは、お前がまだ若いから」「扈輒様と我々はお前がまだ見ていない景色を見てきた」「そこで扈輒様は戦争の痛みをその身に抱きとめ、私は戦いの狂喜も痛みも快楽も、人の営みと受け入れた」「人の世はただ、あるがままに」と告げると、信が「それじゃ何も変わらねェだろ」と斬りかかる。
岳白公が「おや、意外ですねその言葉」「まるで為政者のようだ」と返すと、信は「悪いかよ、お前ほど能天気じゃねェつったろーが」と叫ぶ。信は岳白公と親衛隊の連携にまたしてもやられてしまう。
岳白公が「意識の高い侵略者に殺されるのもただバカな侵略者に殺されるのも殺られる側は同じですよ」と告げると、信は「それも分かってる」と返す。岳白公が「だったら深く考えるだけ時間のムダですよ」と正論を突きつけると、信は「うるせェ」「そこを考えねェから能天気だっつってんだ」「そんな奴が武術極めてんじゃねェよ」「てめェはずれてんだよ、岳白」と言い放つ。岳白公が「豎子、この世にずれなどない」「間違いなく私も大いなる営みの一部だ」と告げると、信は「認めねェ」と叫ぶ。岳白公が「こういう場合、どちらが正しいかの決め方を知っていますか?」と問うと、信は「勝った方に決まってる」と返し、岳白公は「その通りです」と言う。
隙を見て岳白公が信に拳を叩き込む。
岳白公の親衛隊が「岳白様の動きは矛などの大物ではとらえられぬ」「剣に持ちかえた飛信隊信は正しい」「だが、それに対し岳白様は月刀を守りに徹し絶対防御とし、そこから拳闘術の攻撃をくり出す」「即ちあの形の岳白様とまともに戦り合うには同等の素手・肉弾戦の力が必要」「だが、そんな者はいるはずがない」「つまりは、岳白様に勝てる者などいないのだ」と考えていた。
信が「くそっ」「奴の剣術で守られたら俺の剣は奴に届かねェ」「かといって拳や蹴りじゃ勝ち目がねェし、勝つためにはやっぱりあの刀の守りを抜くしか」「でも、どうやって抜く」と考えていると、何かに気づき「奴の刀の防御は抜けねェ」「だったら」と岳白公に斬りかかり、そして岳白公の刀を自分の鎧にめり込ませる。
信が「まずはこいつの動きを止める」「そして」「尾平」と叫び、尾平が王騎の矛を信に投げていく。
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Source: サブかる
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