ベガパンクの中に裏切り者がいるのがほぼ確定した状況。
それはセラフィムに命令できる威権順位で判明しました。
ベガパンクより上に五老星しかおらず、エッグヘッド島に五老星が現在いるはずもないので(サターン聖は黄猿と共に向かっていますが、これもセラフィム絡みでしょう)。
⇒サターン聖が向かう理由はセラフィムの最上位威権だから
よってエジソンが「戦闘を停止せよ」と発言してから、その後で再度戦闘を行うように指示したベガパンクがいるということになります。
しかもその時に「他の命令は受け付けるな」というような排除命令も出していると思われます。
リリスやシャカがセラフィムに襲われた時に「止めろ」を明言しています。
その時は受け入れなかったので、これも確定事項と言えるでしょう。
ちなみに「金輪際攻撃するな」という命令ではなく「停止」としたエジソンが怪しいとする説も多くあります。
今の状況からベガパンクを除けば、今の戦闘を止めることができるのは唯一五老星のみということになります。
(もしくは任務終了となるか)
一体どのベガパンクが裏切り者なのでしょうか。
爆破されたピタゴラス
まず最初に候補から抜け出しそうなのがピタゴラスでしょう。
ステラの捜索中に襲われて頭だけの状態になってしまっています。
この攻撃が戦闘を停止させて最初のセラフィムの攻撃であったと言えます。
ちなみにこの前段階として研究層の防衛システムが解除される流れと、もう一つ逆に外に出られないような状況になりました。
またピタゴラスの爆発以降ではカメコが破壊されて映像が切れています。
S-スネークが石化させたヨーク
ピタゴラスの死体というか壊れた胴体を見た後で頭だけのピタゴラス登場。
そこにいたサテライトはヨークとリリスでした。
リリスはバブル発生の銃を持っていて、何でも弾き返せるという話をしていました。
ヨークは現れたS-スネークが可愛くて頭を撫でるとメロメロの実の能力で石化。
さすがに裏切り者だった場合に最初に石化されて終わりという状況にはならない気がしてなりません。
勿論「私を石化させた後、一人になったところで復活させる」という命令を行っていれば、この限りではありません。
そういう疑いを消したとすればヨークは除外されるのかもしれません。
投獄されたステラ(ベガパンク本体)
疑いから外れるもう一人が投獄されているステラことベガパンクの本体です。
ボニーがニキュルームに入るところまでは赤ちゃんの姿で確認されていました。
そこから連れ去られて投獄。
今はエッグヘッド島に来ていたCP5と7と8と同じ牢獄に入っていることがワンピース1076話で判明しました。
逃げ出したい状況で投獄される意味はないと考えるなら本体も裏切り者ではないと言えそうです。
自分が捕まえて投獄したサイファーポールたちと一緒の場所に自ら入り込んでいくというミステリー小説ばりの謎状態になっているなら別ですが、そうでなければ本体は候補から外れるでしょう。
命令できたサテライトは2人
エジソンが「戦闘を停止せよ」と伝えた時、そこにいたのはリリスでした。
その後はステューシーを含め全員で一室に戻っているところ。
そう考えるとセラフィムを停止させてから、全員集合となるまでの間に新たな命令を出したと言えるでしょう。
そうでなければ同一のタイミングでピタゴラスが狙われるという事態にはならないはずです。
要するにセラフィムへの戦闘停止命令が出された時から全員集合までの間に接触できたベガパンクということになります。
これが本体ではないかと言われていましたが、投獄されているので違うでしょう。
今の流れを考えるとそこにいたエジソンとリリスが最有力になるとも言われています。
またエジソンは敢えて戦闘解除が可能な形で「停止」と言ったのではないかと疑われています。
自分を狙わせないという前提があればの話
どのベガパンクを推察する時に重要になるのが「自分を狙わせるかどうか」だろうと予想されます。
今の状況は自分自身が危険な状況になっている人物、具体的にはセラフィムの攻撃を喰らったベガパンクを除外しました。
ただ仮にベガパンクの一人が「自分たちは空白の歴史を知ったため死ぬべきだ」と考えたとします。
そうなると”知っているのは他のベガパンクと自分”ということになり「自分も死ぬべき」と考えるかもしれません。
もしそうだとすれば「どのベガパンクでも可能性アリ」という状況になるでしょう。
付け替えパーツとテセウスの船
アトラスは顔をルッチにやられて、その後で付け替えパーツで元に戻っています。
付け替えパーツの話を聞くと“テセウスの船”を思い出します。
マンガでもあり、ドラマ化もされていましたが元はギリシャ神話にあるパラドックスの話です。
船の骨組みの1つを新しいパーツに組み替えた時、それは同じ船と言えるのか。
多分ほとんどの人は同じと言うでしょう。
2つならどうか。
まだほとんどは同じと言うはずです。
そうやって繰り返して、気付けば全てが新しいパーツになっている。
こうなると”新しい船”と言えるかもしれません。
要するに元とは別物ということです。
人間で考えるとその怖さが際立ちます。
手がなくなって、そこをロボットにしたら元の自分か?
両手なら? 両足なら? 臓器なら? 脳なら?
やはり脳からは「別人」という発想になってくるのが人間かもしれませんが、それを考えていくと怖い部分もあります。
特にエッグヘッドではバーソロミュー・くまの記憶があります。
記憶を持つバーソロミュー・くまとは違う器があり、そこに入れた場合はどうなのでしょう。
それはバーソロミュー・くまでしょうか。
何となくエッグヘッド島はベガパンクを通して人類がいずれ行き着くであろう”肉体からの乖離や離脱、または解脱”という攻殻機動隊の出している命題に近いものを感じるところです。
境界線はどこなのかというのが分からないもの。
ギリシャ神話では更に古い部品を集めてまた新たに別の船を作った時にテセウスの船はどちらと言えるのかという命題も出しています。
深い問題ですが、取替可能なパーツが存在しているというベガパンクサテライトだけに「どこからどこまでがベガパンクなのか」というところに行き着く気がします。
シンプルに別途に存在しているベガパンクのパーツがセラフィムに命令したらどうなるのかも気になるところ。
敢えてパーツの話やステラ捜索の際にチョッパーのところにアトラスがいて”人工臓器”が示されたのも気になります。
それこそテセウスの船ではありませんが、ベガパンクのパーツを組み替えて、別のサテライトを作り出すことも出来るのではないかと思えてなりません。
もしかしたら全くの想像外、それこそ裏切り者は別途で作られた別のベガパンクという可能性も否定は出来ないでしょう。
また新しい情報が出次第、改めて記事を更新していきます。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント