血の轍104話のネタバレを含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
審判の日が訪れます。
3月14日。
遂にこの日って感じですが、静一の中では崩壊に近い精神になっているでしょう。
ママが来るのか来ないのかしか考えていない気がします。
審判に向かう静一
車に乗せられて審判廷に入る静一です。
裁判所というよりはコの字になっている会議室という印象。
徐々に審判に関わる人物が入廷してきます。
入廷という言い方も厳か過ぎるほどの小さな会議室です。
そこに父親の姿。
静一に言葉をかけます。
「ママ。来たぞ」
静一の予想とは裏腹に本当にやってきました。
綺麗な横顔のママ
コツコツと足音を聴いている静一。
静一の左隣に座るのが父親。
そして右隣にはママが座ります。
その横顔はやつれている訳でもなく、悲壮感もなく、ただただ綺麗なものでした。

血の轍104話/押見修造先生/小学館
綺麗な横顔のママ
この横顔が何を意味しているのか気になります。
物凄く綺麗です。
息子が殺人の罪で審判にかけられようとしている母の姿とは到底思えません。
疲れた様子も無ければ、悲しんだ様子もありません。
父親は悲しみに満ちているような表情をしていますが、全く違います。
これが静一に見えているママの姿なのか、本当にママはこういう状況なのかも分かりません。
静一が見たいママが見えているだけなのでしょうか。
微笑むママ
父親はママに対して「静一に何か言ってやれば」と一言。
それに応じて表情をほころばせます。
あろう事か笑顔です。
ほほえみ。
なぜここで微笑みかけるのか。
静一にそう見えただけなのか。
それとも本当に笑いかけたのか。
何を意味しているのか全く不明のまま静一の審判は開始されることになります。
静一としてはママが気になって仕方ない状況。
この審判で何が巻き起ころうとしているのでしょうか。
血の轍104話はここで終了となります。
静一が何を発言するのか
ママを横において審判が始まります。
一体何を語るのか。
静一は翻したママの供述に対して決定打となる証拠を持っていました。
ただ本当に見たのかどうか。
もう静一には分からなくなっています。

血の轍7巻/押見修造先生/小学館
ママは本当にしげるを突き落としたのか
読者としても何が事実なのか分かりません。
見せている描写が静一の目線から見たものなのか第三者から見た真実なのか。
それが入り混じった描写も多く何も分からないのが血の轍の作風の特徴とも言えます。
状況次第ではママへの発言について何かを言い放つ可能性もあるでしょう。
ママが以前の様に想像しなかった爆弾発言で審判廷を混乱に陥れるのか。
何事もなくしげるの一件はすべて静一が被って事なきを得るのか。
次回の血の轍105話での審判の内容に注目です。
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Source: マンガ好き.com





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