役者業の方は、今回は特に動きなし。
まぁでも、あの映画出演を機に本気で役者を目指したくなったからと言って、
そう簡単にチャンスをくれないのが現実ではあるんですよねぇ…。
それは塚本(要潤)も同じで。
夢を目指す者同士がひとつ屋根の下暮らす設定なら、
心折れかけ実家に帰りそうになった彼を説得して、
最後は互いに励ましの言葉を送って再奮起する…という展開には、残念ながらならなかった。
夢破れた男たちを見送り、空港チケットで役者の道へと拾われた諭(仲野太賀)は、
今度は結(伊藤沙莉)に拾われるんですね。
で…彼女の方も、彼が閉じこもった世界から自分を拾ってくれた、
自分を変えるきっかけを与えてくれた”恩人”に見えたのかもしれない。
前回に引き続き、次の者へと未来のバトンを託していく過程と、
必然だったとも言える2人の出会いを、微笑ましく見届けたお話でした。
多くは語らなくとも、いつ何時でも、
ある特定の曲を聴いている時だけなぜか辛そうな表情をする結の様子で
「ん?」と思わせ(あのDJシーンもミックスになる前は…でしたし)、
店内での会話で、その些細な引っかかりが
「ああ、きっと彼氏は束縛しい人なんだな」という確信に変わっていく
伊藤沙莉さんの演技が良かったです。
だからか、咄嗟に諭が「好き」と言ってしまったのも分かる気がしました。
どうすれば良いかよく分かんないけど、でも何か行動に起こしたい…
そんなパニック状態から来る火事場の馬鹿力ってやつですよねぇ。
涙の流し方も、二者二様で美しい。
伊藤沙莉さんは感情的にボロボロ流していくんですけど、
仲野太賀さんの涙は一粒がするん…と流れていくんですね。
2つの涙の対比が、今までストレスを溜め込んできた結と、
直感で行動に移しがちの諭の性格を表しているようで、そこも興味深く視聴しました。
「寒い」と呟くあの女性の存在も、場の緊張をちょっとでも解してくれる
良いアクセントになっていました。誰か上着着させてあげて(笑)
終盤の映像は、調べてみたらどうやら「電車男」だったようですね。
って事は、次回からお仕事の方は上り調子になる…?
それに反比例して、プライベート方面では
父・平造(風間杜夫)とのいざこざを…って感じでしょうか。
毎回思うんですけど、次回への繋げ方も煽り過ぎない程度に、
するする展開されていく話に対してナレーションでサクッと締める…
という作りになっているお陰で、純粋に次が気になってしまうんですよね。
桂三枝さんのモノマネ、見たいですw
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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