六本木クラス 13話(最終回) 感想|土下座払い出来ない…それがリアル(泣)

ドラマ

 

 

前回から今回の途中まで、まるで別ドラマのようでしたねぇ。

店の経営がベースとなっていたはずだからさ…

龍河(早乙女太一)、流血するほど頭に強いダメージを負った割に

よくフラつかずに歩いてられるなぁ…とか、みんな一般人なのに喧嘩強くない…?とか、

(一応警察のいる世界線だったけど)人数多い警察たちよりも

葵(平手友梨奈)たちが先に来るのおかしくない?とかいろいろツッコミつつ、

あまりにも風変わりな展開に内心ポカーンとしながら見ておりました。

まさか30分以上、喧嘩のシーンを見せ続けられるとはね。

 

そんな中で、唯一私の心を掴んで離さなかったのは

「最終回」とだけ表示された下部分のテロップ。←そこ?w

切り替えミスった放送事故かな〜と最初は思っていたんですけど、

その次のテロップも「最終回」の文字だけ出ていたんで、

いや、なんか言って!と…もうじわじわ来てしょうがなかったです(笑)

「いよいよクライマックス突入!新の運命やいかに!?」「新がした決断とは…」みたいな

無難な煽り文句で良かったのに。

特に思い浮かばないなら、別に無理して入れる必要もなかったのに…ねw

 

まぁでも、全体的に言えば、人を「見る」「魅せる」ドラマとしては

そこそこ楽しめました。

冒頭でも書いた通り、本筋はあくまでも店の経営を描く物語なので、

料理教室に通って修行する様子もなく腕が上達!とか、

味が想像しづらい奇抜な創作料理であっという間に優勝!とか、

肝心のスキル的な意味合いでの”成長””変化”の部分は端折られた気がしなくはないんですが。

居場所のなかった、孤独を選ぶしかなかった人々が、

誰かと出会い、相手の人柄に大きな影響を受けていく事で、

やがて自分が自分らしくいられる場所を手に入れるようになるまでの葛藤を描く

若者群像劇としては、登場人物にも共感しやすく、丁寧な出来だったと思います。

 

未だに「テセウスの船」での迂闊なイメージが強いからか(笑)

人を受け入れる包容力はあっても、最終回にしてようやく葵が好きだと自覚するほど

恋愛には鈍感な役が、竹内涼真さんにしっくり来ていましたし。

そして何より、今までお見かけした作品だと、大きくてキリッとした目力が印象的な

役者さんとして記憶していた平手友梨奈さんは、本作で本当に良い役をもらえたなぁ…と。

その目力が本作では、人を魅惑していく子猫的なアイコンになっていて、

自分の戦い方も交わし方も知っている、だから堂々と自分らしく生きて行く…という

掴み所のない役柄を色付けしていったのではないかと考えてます。

 

長屋@香川照之さんに関してはね…

土下座させてくれなかったくだりがね…違う意味で切なかったですよ(泣)

土下座しても相手側の傷が和らいだり、何か変わったりする訳ではないというのは

現実世界でもビジネスでも一緒ですからねぇ。

だから、逆にあのシーンは核心を突いているようで、妙に刺さりました。

後半に突入してから役とシンクロするようになりましたけど、

徐々に痩せ細っていく様子を見る限り、恐らく世間の声に耐えながら

精神をすり減らされていた部分もあったのかなぁと思ってます。

香川さんはドラマ界では必要不可欠な方なので、

被害者の方に本当の意味で許しをもらえる日が来たら、また復活していただきたいですね。

 

何はともあれ、最後まで無事に放送していただいた事に感謝です。

 

 

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Source: りんころのひとりごと。

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