【カイジ賭博堕天録24億脱出編】397話のネタバレ【友情ゲームの裏切り者光山が再登場】

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カイジ賭博堕天録24億脱出編397話のネタバレを掲載しています。397話では、マリオが母親への想いを抑えようとするがどうしても抑えられなくなってしまう。街をフラフラしていると、まさかの光山がマリオに気づいていく。カイジ賭博堕天録24億脱出編397話の内容を知りたい方はご覧ください。

カイジ賭博堕天録24億脱出編397話のネタバレ

魔が差す

マリオが「僕はなにもしてあげられない」「ダメ、ダメ、この気持ちはダメッ」「今はまだダメッ」「やりおおしてからだ、この預金作戦を」「金を安全な通帳にプールしおえて、通帳や印鑑を完全無欠なところに隠して、そしたら当座必要なお金を持って帰国」「救い出す、母ちゃんを」「あのゴミの海から、それは当然、必然、あたり前にする」「けど、それは今じゃない、今じゃないんだ、母ちゃん」「もう少し、もう少しだけ待っておくれ」と気持ちを抑えようとする。

マリオがカイジの「日本では一人に一人ずつ守護霊ってのがいて、それが「ここぞ」って時には導いてくれるんだ」という言葉を思い出しながら「あ、ああ」「これか」「あの時は「なるほど」とか言って、適当に話を合わせていたけど、今日の僕って寝坊して置いてけ堀をくらって、フと最寄りの駅を見ておきたくなってバスでトロトロ駅に向かって、フラフラ街をさまよっていたら垂幕、あの垂幕にぶちあたって突然突如何の前触れもなく駆られちまった」「ゴメン、ゴメン、母ちゃんって思い」「「これ」って空の上から見ている守護霊様が母ちゃんとオレを見ていて今やれ、今動けってオレに伝えてくれるのかも、母ちゃん弱ってるのかも」「そうだ、そう」「今はまだ帰れない」「けど、せめて「便り」を出そう」「そして、何かプレゼント」「母ちゃんを真に励ますことが出来るのはこの地球上で僕だけなんだから」「今までしなさ過ぎた、あまりに僕は」と考え出してしまう。

母へのプレゼントなどマリオは今この瞬間までまったく考えがいたっていなかった。が、今はその思いにつき動かされている。まるで何か見えない力に操られているかのように。これが、これこそがよくいう魔が差すというヤツか?


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あの光山なら

が、ここでちょっと防御。マリオは「バカバカバカ」「何してる?最前列はダメ」「どこに「帝愛」の犬、債務者がいるか分からない」「後ろ後ろ」「いついかなる時も目立たぬように、ひっそりひっそり」と身を隠す努力をしていた。

マリオのこの配慮、それ自体はグッド、正しい。注目を浴びさえしなければ、例のちらしを見た債務者がこの中に紛れていたとしても、基本気付かれることはない。マリオはマスクと帽子で防御、顔のほとんどを隠してる状態。ちらしをチラと見ただけの赤の他人には分かりようもない。

が、とはいえここは「帝愛」が注意喚起している銀行。銀行では危ない。布令を知っている債務者はここにいるかもと、どこかで予測している。となれば、マスクと帽子であることがまず怪しまれ、一度怪しまれればより注意深く観察され結果、看破される可能性が高い。が、こういう単なる街角、日常の場面では看破される可能性は皆無。ほぼほぼ皆無と言える。が、しかし、このシャットアウト、誰とも目を合わせたくないからするこの遮断。外界と自分を切り離すこのいうならアンテナ放棄。これはダメ。目を伏せるのはダメ、足元しか見えない。この視界はダメ。世の中、どこに蛇が潜んでいるか知れない。

マリオはさりげない形でまわりを観察。キョロキョロしなければいけなかったのだ。悪魔じみた巡り合わせ、偶然が時にこの世では起こる。起こりうるのだから。無論、チラシでちらと見た男の顔を瞬間すれ違っただけでああ、アイツだとは普通ならない、なりようもない。マリオは顔のほとんどを隠している。見えてない、なのにすれ違っただけでああ、あれはマリオとか無理、債務者達には無理。が、が、が、が、本人に会ったことのある者なら別。ましてや2年、同じ釜の飯を喰ってきた者なら、顔のほとんどが見えなくても目元、目元さえ見えれば背格好、歩き方、その人間が纏う雰囲気でピーンとくることもありうる。そう、七転八倒、地獄絵図のあのゲーム、友情確認ゲームで最後の最後に裏切ったあの光山なら。

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Source: サブかる

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