カイジ397話のネタバレ含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
マリオは母親に対して何も出来ていないと嘆いていました。
今なぜこの垂れ幕を見るに至ったのか。
それを考えると、これこそが「今動け」のサインだとマリオは考えます。
迎えてしまう歯車の逆回転。
まさかマリオが二年の間一緒に同じ釜の飯を食った人物・光山に見つかるとは思わなかったでしょう。
※カイジ和也編をもう一度読むことになりそうです。
今できることをしようとするマリオ
マリオはどう考えても「今母親を救いだせる訳がない」と理解しています。
完全に安全なところに通帳などを隠した後に母親を救い出すべき戻ることを考えました。
当然の帰結ではありますが、ここでカイジの話が脳裏をよぎります。
日本では一人に一人ずつ守護霊ってのがいて、それが「ここぞ」っ時には導いてくれるんだ。
-カイジ-
(カイジ397話)
こんなことになるとも知らずにボヤっとした啓発らしい言葉を発していたカイジです。
それ故に今なぜマリオとカイジと離れて一人歩きながら行き着いた先で母の日フェアの垂れ幕なのか。
まさかこんな事が導きと感じてマリオを動き出させるとは思いも寄りませんでした。
カイジの場合は天啓や僥倖とギャンブルでの勝利に導きが役立つことも多くありました。
マリオはこの偶然を導きだと考えて「今できることは何か」を考え出しました。
そして出た答えが「せめて便りを出そう」でした。
警戒心の強いマリオ
そう考えて母に無事を伝える意味でも便りを出そうと考えます。
しかし、浮かんだ足を掬われる様に魔が差してしまう状況を避けるべくマリオは思い直します。
信号待ちの先頭に立ちそうな愚を犯さずにすぐに気付いて後方に回り込みます。
基本的にマスク&帽子の上に一人で歩いているマリオ。
そのマリオが帝愛の放った債務者という刺客に発見される可能性は極めて低くはあります。
それでもゼロじゃない以上警戒するマリオ。
ここまで徹底していれば誰に見つかるはずもないと考えるのが妥当。
実際に読者として見ていても、魔が指した浮足立った行動を制御しているマリオに非はないと感じるところ。
光山に発見されてしまう
ただバレない様にと目を伏せて歩き続けるのもよくありません。
どんなめぐり合わせがあるか分からず、追手が来た時に逃げることも考えておく必要があります。
そうなると周囲を観察するためにキョロキョロした挙動になるのは仕方ありません。
そんな状況の中で起こってしまうのが魔の悪さというものでしょう。
もしここでキョロキョロをやめて目を伏せていればきっと何も起きませんでした。
マリオの警戒心故の行動が偶然を生みます。
すれ違っただけで、あああれはマリオ・・・とか無理!
債務者達には無理!
が、が、が、が。
本人に会ったことのある者なら別!
(カイジ397話)
一気に歯車が逆回転しそうなナレーション。
そしてすれ違った相手はずっと一緒にいた仲間だった光山。
ついに危険な偶然の遭遇によって順調に見えていたカイジたちの逃亡生活に歪みが生じることになりました。
カイジ397話はここまでとなります。
光山はマリオに声をかけるか
とんでもない裏切りの中で光山はマリオとチャンの命を見捨てた存在でもあります。
しかしこの出会いに対して隠れて帝愛に報告するようなこともしないように思えます。
ただ声をかけて「よお久しぶり」ともいかない現実。
だとすればどうするのか。
この光山の表情からマリオをつけるのではないかと推測。
そして現状を知った上で行動を示す様に思えてなりません。
もしカイジたちの住処、隠れ家までバレてしまうと非常に厄介なことになります。
カイジ398話から一変して順調だった逃亡劇に逆回転の歯車展開が進んでいくと予想されます。
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Source: マンガ好き.com
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