陽一を追ってきたみち。そこで感謝を伝えます。涙となったのは陽一ただ一人。気付くのが遅すぎました。
※あなたがしてくれなくてもの本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
みちが陽一に追いつきます。
そして無駄じゃなく、5年があったから強くなれたのだと感謝の言葉。
今の自分は陽一と過ごしたお陰というみちの大人びた女性の強さを感じさせます。
「私と結婚してくれてありがとう」
その一言は号泣してしまいそうになるものでしょう。
実際に陽一はこの言葉に耐えきれず涙を流してしまいました。
気付かずに涙の別れとなってしまった陽一に対して、前を向いて感謝を伝える別れになったみち。
レスという関係の悪化から別れた二つの分岐に何を思うのでしょうか。
それでは、あなたがしてくれなくても80話の考察をしていきます。
みちの感謝の言葉が刺さる
もし自分が離婚する立場で、しかも陽一側だったら。
カッコつけて飛び出して、一人泣いているところに現れるみち。
そのみちからは無駄じゃないという言葉にプラスして感謝までされます。
今の自分があるのは、とみちは陽一がいたから強くなれたのだと言います。
これを涙一つ流さずに伝えられるのが、今のみちの強さだと感じるところ。
そして、みちは陽一と過ごした思い出はずっと残り続けると。
何とも感動的というか、陽一側に立つと胸を引きちぎられそうな気持ちになりますね。
それこそ「別れないでくれ」と叫んでしまいそうな局面です。
俺が変わるから! とかね、かっこ悪くてもそのくらいしても良いほどに素敵な女性がみち。
気付かなかった陽一が悪い訳ですが、まさに失って初めて気付くという典型的なものとなりました。
私と結婚してくれてありがとう
胸を締め付けられる別れの回。
ある種の神回であろうと思います。
特にみちが笑顔とも取れる優しい表情で陽一に投げかける最後の感謝。
「私と結婚してくれてありがとう」
これは痛烈に響くものがあるでしょう。
奥底にある感情を肥大化させて、それを破裂させるに十分な一刺しです。
陽一もこの言葉で号泣しています。
それも当然のはずで、本来なら罵声と共に嫌な記憶に変わっていくようなことをしてしまったと気付いている陽一です。
感謝を伝えられるなんて、少しも思わなかったはず。
最後にカフェで出ていった時の「俺と結婚しなきゃよかったな」は本心でした。
別にみちに嫌がらせをしたかった訳でもなく、少しでも傷つけてやろうなんて気持ちは毛頭ありません。
本心からの謝罪、目を見て言えませんでしたが、本当に5年もの間ごめんという気持ちがあった訳です。
恨まれても仕方ないと陽一は思っていたでしょう。
それなのに「ありがとう」と優しく、今までに見せてくれたみちの顔で伝えてくれた。
今、陽一はどんな気持ちで過去を後悔しているのでしょうか。
本当は誰よりも愛していた
みちの前で号泣してしまう陽一。
謝ることしか出来ない陽一です。
それを見て、みちは陽一にもこの結婚で得たものがあると感じたのではないでしょうか。
今まで自分本位にしか生きられなかった陽一の中に人を想う重大な価値観の変化が生まれたのだと信じたいところです。
陽一の泣く姿を見て、少しだけ目元に涙を浮かべたみちが印象的でした。
本当は誰よりも愛していたみちを失った陽一。
そしてみちもまた、陽一のことを愛していたのだと分かる回となりました。
レス問題という、人には言えないけど本人たちの間に大きな溝を作ってしまう夫婦の間の障壁。
それが嫌いあった訳でもない二人の仲を引き裂いてしまいました。
改めて自分のパートナーに対して感じ入るところがある人もいるのではないかと思える部分です。
これって別に男性がしないというパターンだけでなく、女性側が夫を拒否することも多々あります。
もしかしたら“たかがレス”という感覚で大切な人を失ってしまわないか、今一度考えたくなる回でした。
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Source: マンガ好き.com
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