いろいろと遠回りしてきましたなぁ………。
トラコ(橋本愛)が3人の家庭教師になったのも、
要は、ほこりを叩けば問題が出てくる子供たちがいて、
銀行の頭取でもある利明(矢島健一)から大金を奪い取ろうとしていたから…なんでしょう。
そのために、奥さんの里美(鈴木保奈美)と、フリーライターである真希(美村里江)、
おまけに智代(板谷由夏)を利用した。
子供への指導は踏み台でしかなかった。これで合ってますよね?
今回は今までの全容が明かされる回となっていて、
トラコの目的や、3人の母親に近づいた意図が何だったのかを
ようやく知れたのは良かったです。
ただねぇ…そこに辿り着くまでの過程が長過ぎました。というか、ややこしかったです。
「先生がやってるのって、鼠小僧って事?」といった台詞がありましたけど、
それなら最初から「表の顔はちょっぴり変わった家庭教師」
「でも裏の顔は…悪事を働いて、違法行為をする人間からお金をゆすり取る詐欺師だった」
という”二面性”を漂わせる展開にしていれば、
迷走していると感じずに済んだんじゃないでしょうか。
そして、コスプレの設定も必要性が増したのでは?
とにかく…何を企んでいるのか、何に執念を向けているのかすらも分からない
ただ漠然とした”秘密”だけで、中盤まで延々と引っ張り続けたから、
前回からあまりにも違う雰囲気で困惑している訳で…(汗)
トラコを見送る3人からの、
抱きしめられたり、慰められたりしながら母親の愛情を受け取る流れも、
トラコの孤独を強調させて、悲しい気持ちにさせる意図があったのかもしれませんが、
今回のやり方も含めて、犯罪を犯している印象しかないので同情しづらかったです…。
何か”影”を思わせる表情を度々チラつかせていれば、また違っていたと思うんですけどね。
一捻りどころか二捻り、三捻りした結果、回を重ねるにつれて魅力的に映るであろう
主人公の描写の重ね方も、上手く行っていなかったような気がしています。
で…意外なのは、来週で最終回ではないんですよねぇ。
ここまで見てきたからには最後まで見届けますが、
多分もう、褒めた感想は出てこないと思います…(汗)
↑とある事情もあって、一応保険かけておきます^^;
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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