ブルーピリオド54話の要約と注目ポイントをまとめています。54話の内容をサクッと知りたい方には非常にお役立ちになるはずです。前後の話も読めますので、ブルーピリオドの内容を振り返りたい方はご活用ください。
ブリーピリオド54話のネタバレ
前期の最終課題の講評
桑名たちの協力もあり、矢虎は一人では作成できないような作品を完成させた。
そして、前期の最終課題の講評が始まっていく。最初は藍沢の作品。
「罪悪感」という課題から「賽の河原」をテーマに制作。覚えのない罪と何度も他人に壊される無駄な努力が繰り返される三途の河原を表現したとのこと。他の講師が評価していく中、犬飼は「凡作とはこうも見やすく印象に残りにくいものですか」と評価を下した。
きねみの作品は「絵の持つ力強さ自体はさすがだな」と他講師に評価されるが、犬飼は「そうでしょうか、苦戦した跡が表現より前に出ているように見えますね」「いっそ中途半端に頭を使うよりテーマを自分の得意分野に寄せた方がよかったのでは?」と評価した。
以下他生徒たちの犬飼評。
- 鉢呂:良くも悪くも大人っぽい作品
- 柿ノ木坂:クオリティが作品レベルではない
- 世田介:テーマを深掘りするのが苦手なくせに頑固ですね
基本的に酷評ですねw
八雲は「残った側の罪」をテーマに制作。事件でも受験でも生き残ったり、続けられたり残された側が感じる罪悪感。ただそれを感じること自体が贅沢で、「罪悪感」って贅沢品だと思ったことを表現したとのこと。
犬飼は「そのテーマを扱うのが本当にその絵でいいんでしょうか?」と評価した。櫻井いわく、犬飼は自分にも他人にも妥協を許さないので、丁寧な講評だが容赦ない言葉選びで苦手とする生徒も多いらしい。そりゃそうだw
講評前の矢虎が櫻井から犬飼がノーマークスのことが嫌いと聞かされる。矢虎の作品は中を覗くと、覗いてる目が映るという作品だった。
覗き穴にカメラを仕掛け、それを背後のプロジェクターから壁に投影させるというシンプルな仕掛け。矢虎は「何かを見るとき「良い」「悪い」の判断をします」「人は覗き込む何かあるのではと、ただそこには事実しかない」「罪悪感は人の解釈が入るからこそ起こる事象です」と伝えた。
矢虎は「ある場所で共同生活をしました」とノーマークスで過ごしたことを話す。「俺の学びは誰からも肯定されるものじゃないかもしんない、でも誰からも否定されるのも絶対違う」「誰かにとって忌み嫌う場所でも、誰かにとっては唯一無二の場所で、それってどっちが正しいって話じゃなくて、どこを見てるかで感じ方が変わるんすよね」「俺は正しい方を選べない自分に罪悪感を覚えることがあります」「「罪」は人の解釈で、だけど罪の解釈は結局自分自身を映すのかなと」と説明した。
犬飼は「やればできるじゃないですか」と褒めた。
ノーマークスたらしめるもの
櫻井たちは犬飼からノーマークスがなくなる話を聞かされるが、犬飼は「ノーマークスはなくなりませんよ、フジキリオがいる限りね」と言う。ノーマークスをノーマークスたらしめているのはフジキリオであり、フジキリオのファンやパトロンが出資しいつでも復活するとのこと。さらに、「反権威主義組織は権威を証明する存在ですからいていただかなくては困るんですよ」と語った。
矢虎はフジの元に別れの挨拶に来ていた。フジは「新た強いノーマークスができたらいつでも遊びにきてくださいね」と伝え去っていった。
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Source: サブかる
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