あなたがしてくれなくても56話のネタバレ考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
今回は新名楓の感情が変わっていくのが描かれます。
誠への最後の愛情が示させる回と言ってもいいかもしれません。
「自分を愛してくれた誠はもういない」
これに気付いていく楓になるので非常に悲しい展開とも言えます。
それではあなたがしてくれなくても56話の考察をしていきます。
愛のカタチと言う小説
楓の後輩の横井が愛のカタチという小説を読んでいます。
今その先生の元へ一緒に向かう途中。
どうやら主人公の「愛が不倫されて変化していく」様子を描いたもの。
横井は「不倫されたら別れる」と言い切っています。
楓も元々はそう思っていましたが、実際にされてみるとそうもいかない現実が分かるのでしょう。
しかも誠の場合は肉体的な不倫ではなく気持ちそのものを持っていった不倫です。
誠の不倫を「本気かもしれない」と楓は心の中では気付いていました。
そして思い切って誠に訊いてみた結果は残酷なもの。
未だに相手をかばうような態度を見せた誠との別居状態が続いてしまっています。
誠と一緒に過ごした場所
誠も楓が嫌いになった訳ではありません。
その証拠に美味しそなチョコを貰った時に楓にメッセージを打とうとしていました。
しかし打ち込んだ後に全部削除。
<俺と話してもいいと思ったら連絡して>
楓との最後のメッセージはこう伝えていました。
それなのに誠から送るのもおかしいと判断したのでしょう。
冷静すぎる思考の誠がここにいます。
仕事終わりに以前は誠と一緒に過ごした都会の喧騒の中の公園のような一角。
そこで誠に連絡を取る楓です。
ドラマの一風景という感じです。
現れた誠は少し距離を置いて話し始めます。
楓を愛してくれた誠はもういない
誠は楓が望んでもいない言葉を発します。
それは誠の優しさなのでしょう。
気が済むまでそうしてくれていいと。
一緒にいるのが嫌ならホテルにいてくれて、帰ってこなくても仕方ないと言います。
物凄く冷静です。
その冷静すぎる誠の態度に楓が怒ります。
血相変えて「帰ってきてくれ」って懇願するんじゃないの!?
何度も何度もホテルに来るんじゃないの!?
-楓-
(あなたがしてくれなくても56話)
このままいなくなってもいいのかと問い詰める楓。
その楓の前でもはっきりとは言わない誠。
どこかで誠としては楓との終焉を望んでいるのかもしれません。
それはまだ心理の表層にも出ていない可能性もありますが、心の中では終わった夫婦だと考えていることも十分にあります。
去っていく楓。
追いかけてくるかどうかが最後の望みだったと言えるでしょう。
しかし振り返るとそこには誰もいません。
「私を愛してる誠はもういない」
楓の心にあった僅かな期待も崩れて理解が追いつくことになりました。
レスの状態で放置した夫は心ごと別の女性に向かってしまい、今更変えられない状態にまで変化してしまっていたのです。
愛は怒りと憎しみに変わる
愛のカタチを書いた作家の岩原先生との打ち合わせ。
楓が面白かったと次回作に対しての原稿の感想を伝えています。
岩原先生の特徴は男女の愛憎劇の描き方が上手なところなのでしょう。
楓がお手洗いで立ち上がった時に横井が感想を伝えています。
そこに対しての岩原先生の言葉。
愛情が深いほど、その分傷ついてもがいて時間を置いて、その次に必ず来るの。
憎しみと怒りが。
-岩原先生-
(あなたがしてくれなくても56話)
楓の中で愛してくれた誠の姿が終わりを見せました。
これによって一気に楓の中で愛情が憎悪に変わっていくのでしょう。
離婚必至の状態になっていくのでしょうが、その前に誠やみちに対して何かしらの動きを見せる。
醜態といえるものを見せる楓に姿が変容していくことも十分に考えられます。
頭が良い楓が見せる怒りと憎しみの表現がどういったものになるのか。
みちと陽一の破綻にも大きく寄与しそうな予感がします。
以上があなたがしてくれなくても56話のネタバレを含む考察となります。
あなたは不倫をされた後、誠の態度を許せますか?
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント