世界の均衡を司っている三大勢力の一つ『海軍本部』
その海軍の中でも最高戦力に該当する大将。
緑牛という大将の名前が明らかになりました。
但しワノ国編にて勢力の一つである四皇が崩れました。
七武海もレヴェリーで廃止、すでに均衡は崩れています。
そんな中ですが緑牛の正体、悪魔の実と思想について考察していきます。
まず似た存在「藤虎」について
藤虎といえば”重力”を操ることのできる能力の持ち主。
また「重力刀(グラビトウ)」の持ち主でもあり、横方向への重力を変化させることも可能。
悪魔の実の名前は「ズシズシの実」であるとビブルカードにて明らかになりました。
海軍大将は色と能力がマッチ
今までの海軍大将をみていくと、
・赤犬(マグマグの実)
「マグマ」 = 「赤色」をイメージ。
「犬」モデル
・黄猿(ピカピカの実)
「光」 = 「黄色」をイメージ
「猿」モデル
・青雉(ヒエヒエの実)
「氷」 = 「青色」をイメージ。
「雉」モデル
悪魔の実の能力からその色をイメージすることはとっても簡単です。
ストーリーを読んでいてもすんなり入ってきます。
海軍大将『緑牛』についての予想
尾田栄一郎先生は時代劇ファンでもあるため海軍大将には「七人の侍」「用心棒」といった作品に主演した歴史的にも名優をモデルにしています。
”緑牛”は何にあたるのでしょうか。
色々と考えてしまいますがシルエットは出ています。
ワンピース90巻での登場になりますが、見る限りでは安易に想像できるシルエットではありませんでした。
またワンピース1052話ではワノ国に近づく緑牛が描かれていました。
背中から花を咲かせてプロペラのように上空を飛んでいた緑牛。
背中から出ていたのは蓮の花に似た雰囲気もありましたが、一体誰に似ていてどんな能力なのか。
食わずに生きていられることから植物系の能力であろうと言われています。
一時期は「おでんでは?」と言われていましたが完全に否定されました。
緑牛はどんな能力を持つのか
「緑」から想像できるものというと、
・植物 → 葉、草などが考えられます。
これは元より考察されていたところですが、食わずにいられるという描写から確実なものとなりました。
「ウソップ」はヘラクレスンとの修行で植物を味方にした技を多用するようになっています。
よってウソップが緑牛を倒す、または思想面から考えて協力するような展開が用意されている可能性もあるでしょう。
光合成能力はほぼ鉄板
植物系なので光合成が可能なのはほぼ確定でしょう。
問題はどんな植物なのか。
そもそも今まで植物系といえるような悪魔の実は存在していません。
そう考えると派生した植物名というよりは、モリモリの実(森)やクサクサの実などの大枠を捕らえた悪魔の実である可能性が高いでしょう。
まさに自然ってことでロギア系ということになるでしょう。
消えかけの説・緑牛がカビカビの実
もう一つ厄介な悪魔の実で緑を考えると「カビカビの実」が該当する説もありました。
同じく植物ですが、大森林や植物よりも厄介な存在に見えそうなカビ。
印象も迫力にも欠けますが、地味に能力の覚醒などによって強力な技も出てきそうな気がします。
ただカビというネガティブな要素を恐らく時代劇の誰かをモチーフにしたキャラにつけるというのは考えにくそうです。
やっぱりもっと華やかな実と考えれば壮大なイメージもある森林系&植物系ではないかと思えてなりません。
緑牛はクサクサの実でほぼ確実
ワンピース1052話での登場で背中から花を生やして飛んでいました。
これで確定的に「クサクサの実」であろうと思われます。
何となくクサクサだと「臭い」を連想させるのでショクショクとか別の呼び名ってこともあるかもしれませんが、大枠でクサクサの実が最有力と言えるでしょう。
クサなので数字で「9・3」が表されているのも何かしら意味があるのか。
ちなみに麦わらの一味としてはワンピース1051話でヤマトが乗船し、ゴムゴムの本当の名前がヒトヒトだったことから「数字の法則は何だったの?」という状況になっています。
イヌイヌは数字に出来ません。
そしてゴムゴムの隠された名前ヒトヒトの実はチョッパーとの被りです。
それでも考えたくなる数字系の悪魔の実です。
藤虎と緑牛はそもそもが海賊側である可能性が示唆されています。
緑牛は海賊の味方である可能性
興味深いSBSコーナーがあったことがONEPIECE好きの皆様なら覚えているはずです。
ワンピース76巻でのSBSです。
このP.148『P.N トサカ後輩』さんによる鋭い考察がありましたね。
尾田先生もビックリしていた様子です。
十二支が関係している
それは「十二支」に見立てた考察でした。
「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」
これをグルッと一回りできる円形にします。
・申 → 「黄猿」
・酉 → 「青雉」
・戌 → 「赤犬」
一方、
・牛 → 「緑牛」
・寅 → 「藤虎」
これは、ほぼ正反対の位置にあるということです。
「鬼門」「裏鬼門」と呼びます。
陰陽道にもよく登場する言葉となります。
ここから導かれるある逆の思想です。
黄猿や赤犬と本当に同じ思想の元で藤虎や緑牛がいるのかという点です。
鬼門・裏鬼門は正反対
「未申(ひつじさる)」この位置は「桃太郎」を意味していて、桃太郎は言ってみれば鬼退治をした「正義の味方」ということになります。
「正義の味方」 = 「海軍」
一方「艮(うしとら)」は”鬼門”を意味し、「鬼」といった意味合いを持ちます。
「鬼」=「海賊」
ここでは海賊のような考え・思想を持つことを意味していると考えられます。
つまり海軍にいながらも、いろんな考え方があり「海賊派」の考え方が「緑牛」「藤虎」に当てはまってくるのではないでしょうか?ということです。
かなり深い考察です。
十二支は植物の成長を司っていた
実は十二支というのは元々植物の成長を現すものでした。
緑牛・藤虎をみてみます。
「子(ね)」=「種。育つ準備ができた状態。」
「牛(うし)」=「土の中で成長し、紐のように伸びて春を待つ。」
「虎(とら)」=「芽を引き伸ばし、地上に新芽を出す。」
新しいものが誕生していくようなイメージがわきます。
一方で、黄猿・青雉・赤犬。
「申(さる)」=「てっぺん。陽気、陰気が交わる。」
「酉(とり)」=「収穫に作物を酒にする。」
「戌(いぬ)」=「蓄える作物を土中に埋めて守る。」
てっぺん(盛り、象徴)が終わり、植物は実を結び、衰退していったり、新たな芽になるイメージです。
緑牛・藤虎の登場によって、世界に変化が起こりそうですね!
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Source: マンガ好き.com
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