修学旅行先が広島なのは珍しいなぁ。そして、高校2年じゃなくて3年の時に行くんですね。
西日本の方だと広島だったって人もいるのかしら…っていうのは置いといて(笑)
剛(間宮祥太朗)が修学旅行を満喫している一方で、
大丸(森本慎太郎)と伍代(神尾楓珠)も安藤(葵揚)と話をつけるために
こっそりと広島にやってくる…という設定にしている以上、仕方ないのかもしれませんが、
前半は両者のエピソードの切り替え頻度が多くて、ちょっと見づらかったかなぁ…?なんて。
短いペースで交互に見せてくるから、
どうしても話の進展よりも分離している感を強く覚えてしまうんですよね。
ああしたのも、同じ場所の同じ時間で、王道アオハルと喧嘩という正反対の要素が
同時に起こっているカオスさを表した意図もあったんでしょうけど…
個人的には、もう少しまとめて見せた方が、
展開のややこしさの解消に繋がるような気がしました。
そして、内容自体は…修学旅行ならではの例えで言うと、
前夜になってバタバタしながら荷物を詰めるように、
一気に最終章に向けて整えてきた感じですね。
特攻服が入れられているから、これで2人を助けに行けるね!とか、
保護者に電話する時に学校名言わないんだ(それを言ったら学年ごとの三者面談は…w)とか、
妙に都合の良い所もありましたが、基本的に元気でカラッとした雰囲気なので
コメディとして普通に楽しめています(笑)
剛が途中で修学旅行中である事を明かしていて、
それがきっかけでSNSで特定されてしまわないんだろうか…という不安もありましたが、
まさか猛(満島真之介)が学校に乗り込みに行くとはねぇ。
猛の言う「裏切り」は、嘘をつかれた以前に、
どうやら「喧嘩でテッペンを取らなくなる」事を指すらしい。
だからなのか、ラストのあの表情からは、剛がヤンキー=俺の愛すべき弟 だと信じたいという
鬼気迫るものが伝わってきました。
話が通じているのか通じていないのか分からない、いやどこかで気づいていそうな気もする
母と教師のアンジャッシュ風コントと合わせて、
剛の正体がバレそうなハラハラ感を別ベクトルで味わう内容になっていたと思います。
今回は最終章に迫ったのもあってか、みんなのアイドル・松の出番が比較的多め。
唯一の癒しでしたな…。
次回は家族と本格的に向き合う時が来るようで、
今回以上に松の存在を強く欲してしまう事になりそうです。
猛にとっての「裏切り」は、ある意味
「医者である親の子供も、医大に進学すべき」みたいな風習と同じとも言える訳で、
彼だけでなく、両親も無意識にそんな期待を寄せていたと思うと…
悲しいけれども、必ず通る道ではあるんでしょうね。
シリアスめいた次回予告には割とショック。
あんまり暗い方向に向かわない事を願います。
いろいろ言いつつ、何だかんだで
本作の人情味ある人物描写や雰囲気は好んで見ているので…。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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