※8/22投稿の感想を読んで下さった方ならご存知かもしれませんが…
体調はまだ万全な状態とは言い切れないので、大事をとって
本日も簡単感想とさせていただきますm(_ _)m
私が数年いろんなドラマを見てきた中で、記憶に残り続けている台詞の1つに
「世の中は良い人と悪い人の2種類いる訳ではなく、
みんなちょっとずつ良い人で、ちょっとずつ悪い人なんだ」という台詞があるのですが、
今回はそれを思い起こさせるようなお話でした。
本作は今までにも、小原(織田裕二)を通して、
散々な扱いや批判を受けたとしても、仕事を全うするために
常に中立の立場を貫かねばならない苦悩が幾度となく描かれてきた訳ですが、
メッセージ性は今回が最も際立っていた気がします。
人間は案外多面的だから、先入観を挟まず、いろんな角度から”その人”を見るべき。
例えば…土山(波岡一喜)もイメージ通りの取り立て屋かと思いきや、
期日内に返済される予定の借金が返済されないので、債務者と同じく気の毒な立場ではあるし。
上野原(板谷由夏)も犬を単なる金稼ぎのアイテムとは見ておらず、
根底には犬を愛する心を持っていて、
その点では由比(ファーストサマーウイカ)と共通していたりする。
あとは…年齢差があるから恋愛には発展しないだろうと分かりつつも、
ついついそんな妄想をしてしまった小原の可愛らしい一面もですかね?(笑)
まぁ何にせよ、一見本筋と無縁そうな保護犬カフェでのくだりや
おじさんズによるコミカルなやり取りも絡めながら、
1つの結論へと無理なく持っていく展開には安心感を覚えます。
また、真面目で堅い描写になりがちな執行官のパートに対して、
遊び心をふんだんに取り入れた演出で柔らかさを加える事で
物語にメリハリを生ませていて、そこも見ていて純粋に楽しいのです。
そして…なるほどそういう見せ方か!と思わされたのは、
警察を登場させる意味を明確にしてきた所。
適材適所ってやつでしょうか。
執行官はどちらの味方もせず、案件を落着させる事に尽くす代わりに、
警察が公務執行妨害に繋がる悪事を働かないかどうかを見極める。
なぜ彼らが現場に駆り出されてきたかが、バトルも含めてすんなり入ってきました。
もし本作がテレビ朝日お馴染みの刑事モノだったら
シリーズ化も間違いなしなんでしょうけど…
あくまでもひかり(伊藤沙莉)の成長がベースで、案件自体は幅広くはないので…
あとはキャストのスケジュールを考慮すると、中々難しいのかな。
良いドラマほど時間が早く感じるもので、もし通常の話数通り全9話だとして、
残り2話で終わるとしたらちょっと寂しいですね。
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
コメント