血の轍121話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
死のうとした精一ですが、そこで鳴る電話。
まさかの相手。
警察でした。
そしてママの行方、それが徘徊していて、載っていた連絡先にかけているというのです。
死のうとしていた精一ですが、ここでも幻影のママに止められる結果。
やはりここの解決無しに死ぬことも許されない精一でした。
それでは血の轍121話の考察です。
電話は戸塚北警察署から
高架の上から車の走り去るところを眺めていた精一。
家で首を吊ることが出来なかったので、ここは落ちて車に轢かれようというのでしょう。
車の運転手からすれば迷惑千万の行為です。
ちなみにこういったケースで誤って轢き殺してしまった場合に運転手が罪になることはあまりありません。
しかし人を轢いたという事実がPTSDに繋がってしまい、それ以降まともな生活が出来ない可能性もあります。
理解の無い会社とかだと解雇されてしまったり、左遷されてしまったりするので、どっちにしても「死ぬなら一人で死ね!」と怒る人がいるのも頷けるところでしょう。
そんな精一ですが、電話が鳴ってそれに出ると相手は「戸塚北警察署」と名乗ります。
ママは徘徊していた
高架からの飛び降りは止めて次は駅の改札へ。
同じく電車自殺も恐ろしいほどの人数に迷惑をかける行為です。
そこでまた電話がかかってきて内容を確認することになります。
どうやら田宮静子、つまりママが警察に保護されたというのです。
「徘徊してましてね」
この一言からも分かるように恐らく静子は認知症が進行していて何も分からなくなっているのではないかと予想。
精一は電車に向かって走り出します。
死ねない精一
全てを聞く前に死んでしまおうと電車に飛び込もうとします。
しかし幻影のママに後ろを掴まれて死ねず。
もう死ねません。
このママとの邂逅を済ませて、全てに折り合いをつけるまではどうしたって死ねるはずないでしょう。
「迎えに来て欲しい」
とんでもない一言を告げる警察。
どうやら持ち物から精一の連絡先があったみたいです。
これも父親が渡していたのではないかと考えられます。
家賃の滞納で追い出されていて、家もない状況。
認知症、自分を忘れている可能性もある住む家もないママ。
精一はどうするのか
もうそれは知っているママでは明らかにありません。
果たして精一はこの現実を受け入れることが出来るのでしょうか。
謝ってももらえません、多分それも覚えていないはず。
精一が誰なのかも分からない可能性があります。
そんな母親との邂逅。
精一とママの新しい終章に向かう一ページがどう刻まれるのかに注目です。
ある意味で精一は忘れてくれている方が良いと考えるかもしれません。
そして忘れてしまっている静子と共に過ごすことになるのでしょうか。
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Source: マンガ好き.com
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