赤麗城という史実でも桓騎軍が落としたとされている場所。
ここを壁軍が受持ち攻めることになりました。
陥落は確定していますが、どういった形の攻略となるのでしょうか。
不気味な空気を纏う赤麗城。
すでに羌礼や羌瘣が気付いているように違和感があります。
やはり見る限り、敵がいないってことではないでしょうか。
それとも亡国の憂き目にある中で「普通過ぎる」というものかもしれません。
赤麗城には誰もいないのか
さすがにゼロってことはないのかもしれません。
しかし李牧はここで攻城戦を行って足止めしようと考えていない可能性はあります。
それよりも通過させた小城にこそ意味があったと考えていいのではないでしょうか。
勢いよく出張った壁ですが、肩透かしを食らって誰もいない城の攻略となるのかもしれません。
もしくは鄴攻めの時にあったように奪っても守れない城ってことで無意味な足止めを食らっただけという可能性もあります。
李牧の策だけに、そういった「普通では起こらないこと」が赤麗城で起こりそうな予感。
史実でも守り最強と称される李牧大将軍。
その国防をかけた守りの策が桓騎軍をどれだけ苦しめるのか。
斥候を討った理由
赤麗から宜安にかけて大仕掛けがあるからこそ、斥候を討ち続けた趙軍。
何が隠されているのか。
今まで無傷で進んでいることを河了貂は好都合と考えていました。
それ事態に大きな問題がある見て間違い無さそうです。
李牧は通常の知略の更に上を行く存在。
河了貂たちが好都合と思っているのなら、それこそまさに李牧の術中、策の中と考えていいでしょう。
無傷でここまで来たこと。
城にもし兵力が散らばって温存されていたらどうなるのか。
更に赤麗城も無抵抗、または小さな抵抗だけで陥落となれば。
そのまま宜安に向かうことになります。
それこそが李牧の狙いであるとも考えられるでしょう。
赤麗に兵があまり存在していないことを悟られないように斥候を殺していたのでしょうか。
それとも入念な準備があることを悟らせないためか。
すでに桓騎連合軍を包囲している
小城を完全に通過した桓騎連合軍。
これを無傷で進めてよかったと考えていましたが、もし集まって後方の退路を絶たれたらどうか。
史実では宜安も陥落することが確定しています。
その際に一人趙の武将が死ぬことになりますが、どこまで李牧の策としてキングダムで扱われるのかは不明。
赤麗で動きが止まった間に後方を宜安に行く途中の小城から集まった軍によって蓋をされた状態。
そして桓騎連合軍の退路を塞いだ上で宜安に向かうまでに包囲網を敷くのか。
ただ軍力が同じ時に包囲戦を仕掛けても一点突破で無残に散るだけです。
李牧がそんな策を使うとは思えません。
徹底して準備していたことを悟らせない
現状は趙が長い時間をかけて準備をしていたことが分かっていない秦国軍です。
このアドバンテージを持ちながら、深部へ向かってもらう必要がある李牧。
そう考えると違和感を持たれながらも赤麗では通常の攻城戦が行われるのかもしれません。
その「普通」というのが亡国の戦としては不気味であると羌礼や羌瘣は感じている可能性はあるでしょう。
要するに閼与で見られた決死の勢いがない、という状況です。
追い詰めた敵の強さというのは危険なものであることが孫子兵法でも語られています。
もし桓騎連合軍がここで退路も絶たれた危険な状況であると感じたら秦国軍の士気は突如驚異的に増す可能性があります。
そうならないように深部に入り込み「余裕での勝利」という油断をどこかに感じさせた状態で一気に李牧の罠によって全体を分離させ各個撃破していく戦略。
そう考えると赤麗はあまりに普通の攻城戦が行われて壁軍によって陥落させられるのだろうと予想。
油断を生み出して宜安の先で殲滅を予定する李牧
何も起こらずに宜安までを難なく進むという状況を秦国軍に与えるのがまず最初の李牧の策であるのかもしれません。
赤麗が普通に陥落、そして宜安ではそれなりの大きな抵抗で秦国勝利、安心とまでは行かずとも安堵の中で李牧の本筋である軍力が隣の肥下に隠されていて、一気に瓦解する秦国軍という流れかもしれません。
その時に無傷で進んだ小城が退路を絶っている状況となれば焦りは相当なもの。
そこで桓騎が討たれる結末となる可能性は高い。
本来は全滅でしょうが、そこに待ち続けた王翦が現れて飛信隊や楽華隊は逃げおおせるということになりそうです。
キングダム713話での赤麗の状況で李牧の策もある程度見えてくるかもしれません。
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Source: マンガ好き.com
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