ファイトソング 9話 感想|2年の時を経て運命の再会

ドラマ

 

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劇中でも言われていた「フリップ芸」…

あのシーンは真面目に見たら感情移入するんだろうし、

菊池風磨さんの、明るく振る舞いつつ儚げな

慎吾という人柄が滲み出た演技も良かったけれども…

かつてフリップ芸が使われた某ドラマを見ていた者からしたら

純粋に泣けなくてですね(苦笑)

すぐさま思い出してしまいましたよ、あの最終回を…何て事してくれたんだと…w

(分かる方は分かってくださるはず)

 

っていう雑談は置いといて。

2年後…ですね。

なぜ「数ヶ月後」ではなく「2年後」と期間を大きく空けたのかは、

大きく変わった日常を”日常”として捉えている花枝の様子を見ていれば、

苦しい現実を受け入れるまで・馴染むまでの時間だと思えば納得出来るんですが…

それと同時に、気になる部分もいくつかあるんですよね。

 

例えば、花枝(清原果耶)の「私、前よりも喋るようになったよね」という台詞。

これ、2年前までの花枝とさほどの変化を感じないのって、気のせいなんでしょうか?

以前も確か、毒舌も本音も交えつつ、

(特に芦田に対しては)長々とドライに喋るキャラだったはず。

別に変化が全くないと言っている訳じゃなく、

清原果耶さん自身が口元の動きや喋りをハキハキさせるように演技をされたり、

花枝が話している間に遮る者が出てこなかったりして、

「喋るようになった」風に見せているのは伝わるんですが…

根本的な性格は変わっていないというのか。

この違和感が生まれた原因は恐らく、

“ズバズバと喋るキャラ”だと印象づけた今までの描写にあるのだと思っています。

 

で、「喋るようになった」と、2年間の時間経過に付随してもう1つ言えるのは、

いくら後天性の聴覚障がいだったとしても、以前のような会話で、読唇術メインで

コミュニケーションが取れるのか?という事。

今の時代、手話を使わなくとも、音声アプリや筆談があれば行けるのかもしれませんが、

ろう者同士でも読唇術で話が通じるのかどうかはちょっと疑問。

せっかくインタビューのシーンがあったのですから、

聞こえなくなった時に努力したエピソード、

または失敗してしまったエピソードといった両者間の”小ネタ”を台詞に混ぜ込んだら

まだ自然に見えたのかもしれません。

 

あとは…花枝は一般人なのに顔も本名も公開されちゃうんだ…とか、

芦田(間宮祥太朗)に知られたくないのなら、

取材相手に匿名にしてもらう対処は出来たはずなのに…とか、

多少のご都合主義は目立っていたものの。

この段階で慎吾(菊池風磨)は正式に振られる事になってしまって、芦田が動いて…で、

最終回に向けての準備だと解釈しておけば良いのでしょう。

 

それにしても、耳が聞こえなくなった後も

暗い雰囲気をチラつかせなかったのは良かったですが、

そうなるとやっぱり、病気の設定を入れなくても

物語としては成立出来たのでは?とは思えて複雑です。

 

まぁ…何やかんや言いつつ、次回でおしまい。

エレベーターが故障して閉じ込められる展開は、もはや定番ですね(笑)

 

↓前回の雑感はこちら↓

 

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Source: りんころのひとりごと。

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