キングダム705話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
閼与の攻城戦に挑む王翦は飛信隊、桓騎軍を含めて後方に下がらせて温存しています。
田里弥は攻城戦が得意で戦術を繰り出しますが、趙側の兵士が異常な強さ。
桓騎の10万の首切りの親族が兵士となっているからでした。
閼与城で指揮を取るのは李牧に送り込まれた舜水樹。
そして門が開いて趙が攻勢に出て来ました。
現れたのは扈輒将軍の幹部であった残党の二人の将軍の騎馬隊。
龍白公と虎白公の部隊です。
その二つの部隊に攻城戦の指揮をしていた田里弥の本陣が狙い撃ちに合う展開となりました。
それではキングダム705話を考察していきます。
春秋戦国時代の最強武将
王翦の強さは史実にあり
桓騎軍も飛信隊も温存
今回の作戦は閼与を抜けて、西廻りで向かう桓騎軍と王翦軍が北で北東軍らと合流する作戦です。
閼与で戦力を使いすぎれば、後に起こる宜安での戦がまともに戦えなくなるでしょう。
作戦を遂行するためにも王翦軍は自軍のみで攻城戦に挑んでいます。
よって桓騎軍と飛信隊については外を取り囲み温存する戦いです。
信は「桓騎軍に攻城させればいいのではないか」と王翦がなぜ自軍を温存しないのか河了貂に問います。
そこは桓騎軍の攻城戦の弱さにあるとのこと。
確かに桓騎軍は理詰めではない戦いに奇策で挑んで勝利するタイプの軍と言えるでしょう。
よって合理的な動き、言ってみれば理詰めに近い攻城戦はあまり得意ではありません。
戦力の温存を考えるなら王翦軍で処理するのが最も効果的と考えてのものです。
あくまでも合理的な勝利を意識した戦略で、その攻城戦の指揮を取るのが田里弥となりました。
守りの将で最高峰
李牧は史実でも最強の武将
田里弥の攻城戦の戦術
キングダム705話では田里弥が閼与の攻城戦の指揮を取っています。
どうやら攻城戦にも長けた人物のようで特化した戦術を繰り出します。
しかしそれで終わるような城ではありませんでした。
一気に仕掛けた梯子によって城壁までたどり着きそうな王翦の田里弥軍。
ただ上にいた兵士は刺されながら死に際に落下して梯子の兵士もろとも落としていく作戦。
本来絶対に死ぬ落下という勇気のある行為はできるものではありません。
それを指揮するのが舜水樹でした。
ただこの作戦が遂行できるのには理由があります。
10万の虐殺の恨みを王翦軍が受ける
李牧からこの城に送られた舜水樹が出した作戦。
本来は壁の上で兵士が死んでいき、その死んだ兵士が足場を失わせて徐々に壁に敵が上ってきてしまいます。
今回の落下と同時に梯子を登る秦国兵を道連れにする作戦は壁際の足場を死体の山にしない意味でも重要なものとなっていました。
これが実践できる理由は桓騎の10万の大虐殺にあります。
この大虐殺にあった親族が兵士となって恨みを元に死に際に秦国兵を道連れにすべく壁から身を捧げて飛び降りているのでした。
決死の戦、まさに仇を討てるなら何でもするという気概を感じる状況にあるのです。
龍白公と虎白公で攻勢に転じる
更に舜水樹は防御のみで城を守ろうともしていません。
突然開いた門から騎馬隊が大量に出てきます。
この騎馬隊を指揮するのが扈輒将軍の幹部であった虎白公と龍白公です。
どちらも一時的に趙の軍総司令を引き受けるほどの実力を有していた扈輒の軍が抱える一大戦力。
これが門をくぐって王翦軍、つまりは攻城戦を仕掛けている田里弥軍に襲いかかることになりました。
状況を察した王翦は立ち上がって「これは良くない」と現状の厳しさを吐露。
龍白公と虎白公は門を出て目の前の兵を蹴散らすとすぐさま回り込んで攻城戦の指揮を取っていた田里弥の本陣へと横から強襲をかけていきます。
ここまでがキングダム705話となります。
この強襲を防ぐべく田里弥が仕掛ける策はあるのでしょうか。
一時的でも本陣が崩れてしまえば攻城戦そのものも一度撤退となる可能性があります。
時間をかけられない戦であり、尚且軍力も減らしたくない戦。
李牧が仕掛ける全体の罠の一つ目と言える閼与をどう攻略していくのでしょうか。
対策を誤れば田里弥がこの閼与城の攻城戦にて討ち死にという最悪の結果にもなりかねません。
秦国にとっての衝撃
昌平君は秦国を裏切る
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Source: マンガ好き.com
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