髑髏の山で腰掛けて頭を顔を覆った政のもとに現れた信。
キングダム699話で桓騎の所業を結果的に不問とした政の決断。
これを知った上での信との対話になります。
信も黒羊の時のような暴れもなく、冷静に政の支えとして存在するものと思われます。
改めて信の存在の大きさを政は感じるのではないでしょうか。
信と政は共に進んでいくために支え合い、共に成長する関係と言えます。
また一つ絆を強くするでしょう。
そして危機を向かえた趙は李牧を呼び寄せるのかも注目です。
信が敗ける唯一の戦い
楚の項燕に大敗
政と信の会話
血の大業を引き受ける存在。
それが中華統一を目指せる王の条件と言えます。
山陽の戦いで廉頗が言っていた話が、ようやく繋がり始め、政に実際の苦悩を感じさせることになっています。
ここで信は中華統一が可能な王は政だけと信じています。
そしてそれが可能なのは「今の俺達の王様だ!」と確信していました。
この思いはずっと変わっていません。
特にこのキングダム23巻の時点から信は強く感じているところです。
しかしながら合従軍などの危機を乗り越えた政も、敵国に対して大きな恨みを持たれるという状況は経験していません。
これを一つ経験することで改めて強き王の登場が発生するものと思われます。
完璧ではない秦王嬴政の成長も描かれるのがキングダムの面白みと言えます。
信は山陽の戦で大きく成長した
輪虎(りんこ)は史実不在
信が政の支えとなり存在し続ける
一人では受け止め切れたか分からない状況。
そこに現れた真っ直ぐに政を信じて進む信。
これは蒙恬や王賁も同じなはずです。
今の年長者と呼べる将軍たちには政も「助けられている」点が多いはず。
さらに言えば、戦力などを考えて暴虐に対して対処するだけの余分な戦力はありません。
これは今の秦国を考えると已む無い状況と言えるでしょう。
新たに台頭してくる将軍が更に成長すれば、政は軍力でも力を借りるよりは「共に進む」ことが可能になるでしょう。
合従軍の時には政に支えられたと言える信でした。
特に麃公将軍が死んでしまった蕞の戦の道中ではかなり意気消沈しています。
それを支えたのは政でした。
今回は信の直線的な動きと、成長し続ける姿に政も勇気を貰い「共に政の思う中華統一の姿」の体現に向けての意志を強めるのではないかと予想されます。
李牧の復活はいつになるのか
軍総司令である扈輒が死んでしまいました。
これによって本営で指示が可能なのは無力な郭開のみとなっています。
今やっていることも全て李牧が言っていた策を焼き直して実施しているに過ぎませんでした。
こんな人物に国を任せていては、即座に滅んでしまうでしょう。
不測の事態には一切対応出来ない郭開。
それは郭開自身も分かっているはずです。
しかしながら、今趙を守り切れるような将軍が李牧や司馬尚を除いて存在しない事実があります。
どうしても李牧の呼び寄せは必須になるでしょう。
まさに背に腹は代えられない状況と言えますが、どういった依頼の出し方をするのかも見ものです。
史実の李牧はどんな功績か
李牧は史実でも最強の武将
史実での李牧登場は扈輒の死の翌年
史実で李牧が登用されるのは桓騎が扈輒を討ち、十万の首を刎ねた翌年となります。
要するに紀元前233年(始皇14年)になります。
この年に桓騎は平陽と武城を平定し、更に赤麗と宜安を攻め込んでいきます。
宜安では趙将を討つことになります。
そこで邯鄲が危機に瀕し、幽繆王が呼び出したのが雁門で戦っていた李牧を呼び寄せることになります。
実際の李牧の登用は幽繆王が行なったのですが、キングダムにおいては龐煖将軍の様子を変化させて李牧の功績とすることで悼襄王時代から主戦場での活躍を見せています。
史実で考えると李牧が復活するのは更に桓騎に苦しめられてから。
だとすれば、趙の将軍として郭開の元に呼び寄せられるのが李白などになる可能性もありそうです。
李白も「守りの将」として有名な人物でもあります。
合従軍戦では慶舎の元で働き、扈輒戦では城に配属されていました。
守戦の将であれば、今の情勢で一時的に本営に入ることも考えられるでしょう。
そして後に李牧を呼び寄せなければ滅びることを王や郭開に進言するのではないかとも思えます。
キングダムでも今桓騎との戦いが終わり、すぐに李牧呼び寄せがあるのかどうか。
この辺りのエピソードも別途で描かれることになりそうです。
※キングダム700話の信と政の会話はヤングジャンプを確認次第、改めてネタバレを含む考察を実施します。暫くお待ち下さい。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
Source: マンガ好き.com
コメント