ジョジョ第6部2話のネタバレを掲載しています。2話では、徐倫が逮捕された理由が明らかになる。徐倫は彼氏であるロメオという男にハメられていた!?ジョジョ第6部2話の内容を知りたい方はこちらをご覧ください。
ジョジョ第6部2話のネタバレ
事故
西暦2011年10月28日午後5時32分。ウエストバームビーチ西、23号線、フロリダ州、U.S.A.。
助手席に座る徐倫が「ねえ名前なんだけどさあ〜、ロメオあんたのこと「ロッチュ〜」って呼んでもいい?」と聞くと、ロメオは「いいよーっ、ガラガラうがいしながらしゃべる時だけね」と返す。
徐倫が「なによォ〜、やなわけェー?」「いいじゃない、赤ちゃん言葉で呼びたいのよォオオオオオ」「飛んでるじゃない」と言うと、ロメオは「やだよォー、どこが飛んでんだよォー」「友達に聞かれたらどーするんだよ、やめてよォ」「ね、ノドがかわいた、ぼくにもクーラーBOXから何かとってくんない」と言うが、徐倫は「ダメよ、10%のカクテルドリンクだもん」と返す。徐倫が「でも、イチャついてるって感じがいいんだよねェ、心が通じてるって感じでェさ〜」「ママはあたしのことJOJOって呼んでんのよ、赤ちゃんの時から」と言うと、ロメオは「ねえ徐倫、言いにくいことなんだけど妙な噂聞いたんだ」「君昔暴走族に入ってた?学校でそう言うヤツがいるんだよ」と聞くが、徐倫は「え?」「全然知らなぁぁ〜い、なによそれェェーッ、ヤッダァーッ、スゴイ変」と返した。
ロメオが「車とかバイクとか盗んだことない?」と聞くと、徐倫は「あたしが盗み?飛んでるうーッ、クールだわあーッ」「あっ、思い出した」「そういえばあたしに似てるって人がマイアミの方にいるって言われたことあるわ」と言う。ロメオが「君腕にイレズミしてるね」と気づくと、徐倫は「これはアレよォーっ」「旅行に行った時旅の思い出で彫ったのよ、「勢い」ってヤツ!?」と焦りながら返した。
徐倫が「ねえ、そんな事よりロッチュう〜、あたしのことJOJOって呼んでみて」と言うと、ロメオが「ヤダよ、カッコ悪ィてェェェェ、それェーッ」と返し、そんなやり合いをしていると徐倫が何かに気づき、「ロメオォォーッ」と叫ぶも車が何かに激突してしまった。
そのまま車がガードレールにぶつかり停止すると徐倫が「ロメオッ、な、何がッ!?」と慌てるが、ロメオは「ヤ、ヤギだ」「黒っぽいヤギだったッ」「なんでヤギが道路に飛び出してくるんだッ、牧場の柵をちゃんと作れッ」と叫ぶ。が、徐倫は「ロ、ロメオ」「あああ〜、な、なんて事ッ」と叫ぶと、フロントガラスにメガネが突き刺さっているのを発見してしまう。
徐倫が車を降りると血塗れの男が木に吹っ飛ばされていた。
徐倫が「で、電話、しなくちゃッ、ロメ、オ」「救急車を、救急車を呼ぶのよ」と電話を取り出そうとするが、ロメオは「頼む徐倫、そんな事しないでくれ」「よく考えて」「電話なんて徐倫しないでくれ」と止めた。
徐倫が「な、なんの事?何言ってるの?」「早くあの人を助けないと」と言うが、ロメオは「彼は即死に決まってるじゃあないかッー」「メガネがフロントガラスに突き刺さっているんだぞッー」「いいかい徐倫、未来を考えてほしいんだ」「電話なんてや、やめてくれ」と必死に説得する。徐倫が「そ、そんな事」「まさか、に、逃げる気?」「ダ、ダメよ、そんな事考えちゃあダメだわ」「これは事故なのよ、それに逃げられるワケないわッ」「タイヤの跡だって残ってる」「あなたの車の塗料とか破片もおもいっきり飛び散ってるっ」と伝えるが、ロメオは「死体を別の場所に移せばいい、雨が焼香を消す」「ねえ徐倫、わかってるのかい?」「このまま僕が逮捕されたら2人の将来は終わるんだよ」「ぼくは大学の進学がすでに決定してる、それももちろん取り消される」「父や家族にも当然影響は行く」「君は黙ってるだけでいいんだ」「頼むよ、ぼくを好きだと言ったのはウソなのかい?」と説得を続け、徐倫は「愛してるに決まってるわ、でもこれは」と躊躇していた。
遠くから車が現れロメオが「車が来るぞッ」「み、見られたらおしまいだッ」「徐倫ーッ」「お、重い、て、手伝ってッ徐倫ッ」「やはりこの男はもう死んでいるぅ」「木からおろして車のトランクに隠すんだーッ」「誰が何をやっても彼はもう生き返らないんだッ、でもぼくらには未来がある」「頼む、助けてほしい、事故のために未来が」「徐倫ィィィィィィィーン」と必死に伝えると、徐倫はロメオを手伝うことを決める。
ロメオが「トランクを、トランクを開けるんだッー」と男の死体をトランクに隠すと「ありがとう、この車や後のことは君は何の心配もしなくていい、全てはぼくの責任なんだから」と伝え、なんとかその場はやり過ごしていった。
午後8時43分、11月2日。徐倫が轢き逃げ容疑で逮捕された。
徐倫の母親が「ジョジョ?」「何この騒ぎ、この人たちはいったい?」と心配するが、徐倫は「ママッ」「心配はいらない、大丈夫ッ」と返しながら連行されていった。取調室で「早いとこ罪を認めた方がいいぞ、証拠は確実にそろってきている」「おまえ酒を飲んでたな?」「発見された車の中からおまえの指紋がついたビンがみつかった」「だから、お前は車を運転しててあのヒッチハイカーが見えなかった」「空条徐倫、おまえ酒気おび運転は認めるな!?」「何とか言わんかーッ、コラァー」と問い詰められると、徐倫は「うるせェェェェェー、弁護士を呼べェェェーッ」とブチギレていく。
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司法取り引き
午前11時00分、11月8日。州立グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所。管理ジェイル、別名「水族館」。
弁護士が「ぼくの話を聞いてるのかい?徐倫」と言うと、徐倫は「ねえ、警察の留置所でさあ、あたしもらったペンダント投げ捨てたよねぇ?」「あれどこ行ったのかなあ?」と聞くも、弁護士は「さあ、よく覚えてないよ、ドブに落ちたんじゃあなかったかな」「徐倫、わたしは君のために言ってるんだ、このままだと裁判だけで半年はかかる」と返した。
徐倫が「ねぇ、ロメオはどうしてる?彼には会ってくれた?」と聞くと、弁護士は「ああ、会ったよ」「彼は事件当日自分の車が盗まれたと盗難届けを出している」「車内に君が飲んだ酒ビンがあったし、検察は「君」が彼の車を盗んで事故を起こして逃げたと思ってるんだ」と答え、徐倫は「なんてこった、飛びてェ〜」と頭を抱えていく。弁護士が「運転してたのは「彼」なのか?」と聞くが、徐倫は「それは言えないわ」と答える。
弁護士が「徐倫、君は「司法取り引き」って知ってるか?」「それは普通の裁判の費用と手間をはぶくための制度でね、とりあえず君が全ての罪を認めて取り引きをすれば「刑」はかなり軽くなるんだ」と伝えるが、徐倫は「なによ、とりあえずって」「あたしは「無実」なんだから刑なんてないんだよッ、クビにするぞ」と受け入れる気はなかった。弁護士が「まあ聞いて」「偶然この裁判の検事とわたしは大学時代の友人でね、「彼」の方から取り引きを持ちかけてきたんだ」「君が全てを認めれば死体を車で運んで他の場所に移したことは目をつぶると言っている」「そうすれば単なる窃盗と過失致死だ、普通交通事故は1〜2年の刑で執行猶予もつくだろう」「「執行猶予」、つまり君は刑務所に行かずに済むって事なんだよ、すぐにも出られる」と告げる。徐倫が「あたしは、無実でやれって言ってるんだ」と言うと、弁護士は「わかってる、だがそれが「取り引き」なんだよ」「もちろん決めるのは君だが」「もし裁判で有罪になったら確実に5年はブチ込まれる」「時間がないんだ徐倫、「取り引き」は裁判が始まるまでに決断しないといけない」と告げ、徐倫は決断を迫られていた。
裁判が行われ裁判長が「弁護側は「司法取り引き」の内容を全て認めますか?」「検察側はどうですか?」「被告人空条、あなたは全てを自分の意志で認めるのですね_」「何者かに強制されたり何らかの圧力で認めるのではありませんね?」と意志確認を取ると、「当法廷は被告、ジョリーン・空条が罪を全て認め、計画性のない犯行である事から情状酌量の余地を考慮に入れたいと思います」「しかしながら、まだ息のある被害者を証拠を隠すために車のトランクに押し込んで現場を動かし、沼地に捨て去って改めて殺害するという行為を当法廷は許すことはできません」と話し、徐倫は「息のある被害者?」「いったいなんのこと?ねえ?弁護士さん?」「あのじいさん何言ってんの?改めて「殺害」?」と聞いていない話に混乱していた。
そして裁判長は「当法廷は被告「ジョリーン・空条」を15年間「州立グリーン・ドルフィン・ストリート重警備刑務所」にて収容するものと確定する、以上」と判決を下し、徐倫は「何?ちょ、ちょっと待って、15年」「何よ今の、あいつ何言ってんの?」「息のあったって、すでにヒッチハイカーは」「ねぇ、弁護士さんッ!?」と事態を飲み込めずにいると、弁護士は「わたしは精一杯やった」「それではお元気で、空条徐倫」と去っていってしまう。
徐倫が「お、おい」「ま、待てッ、ど、どこ行くんだ!?」「何を、何言ってんだよ!?「15年」って何のこと」「は、話が違うッ」「待てって言ってるんだきさまああぁあーッ」と叫ぶが扉は閉まり、弁護士は消えてしまった。弁護士は「もう安心していい」「「刑」は確定したよ」「司法取り引きをしてるから彼女に控訴はできない」「そして、この件での捜査はもうない」「おめでとうロメオくん、」とロメオに伝えていた。
弁護士が「いや、君はついているさ」「彼女が君をかばってくれたんだからね」「それに、君の家が金持ちってところがまたツイてる」「あとで請求書をおくるよ」とロメオに伝えていた。
そんな日のことを思い出しながら徐倫の体は糸状に変化していく。
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Source: サブかる
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